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私も子供のころから、書体に関しては興味やこだわりがあったものですから、書体を大切にしてほしいという気持ちは強くあります。 さて、亮月さんもすでにご存じだったでしょうか。 先日、「フォントブック和文基本書体編」という本が刊行されました。(詳細は、この書名で検索すると出てくると思います。) デザイナーの祖父江慎さんが監修されただけあって、たいへん充実した内容になっています。 特徴的なのが、漢字とかなを区分けしている点。本の前半が漢字の見本ページ、後半がかなの見本ページという構成で、ひとつの書体について、漢字とかながそれぞれ掲載されているため、文字のデザインが、より分かりやすくなっています。また、大日本印刷や凸版印刷の書体まで掲載されているのも貴重です。 大きさは、縦19センチ×横14センチ、厚みはなんと6センチ(1,056ページ)というボリュームです。これで定価3,150円なので、お得ではないでしょうか。 一般の方にも、ぜひおすすめしたい一冊です。
No.353 DATE:2008/05/25(Sun) 18:25 |