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●2008年賀状『扉の先に』/湯川潮音
新年との変わり目を「扉」に見立て、それを開けようとしているところから、光の音符が飛び出しているという縁起のよい(?)絵にしました。
人物は当初「初音ミク」を描くつもりでしたが、「誰にでも送れるもの」を基準に毎年作っているので採用を見送り、湯川潮音さんのつもりで描きました。でもどうしても似ませんでした……。
服装はミニアルバム『雪のワルツ』ジャケット写真から引用。実際には小さくて不鮮明な写真なので半分は想像で描きました。
絵柄がなかなか決まらず、作画も彩色も“実物”に似せたかったことや年賀状が届く中での制作だったので非常に苦しみました。練習としても日常から絵を描いておきたいものです。
5年振りのフル「手動写植」による年賀状。
文字は全て写植屋さんに打っていただいた写植の印画紙を合成。構図が決まった段階であらかじめ発注しておきました。
せっかくの写植ということで、絵柄に合うように、斜体や斜め組、「ボカッシイ」「記号BA-89」(月マーク)など写植らしいものを使いました。組版のプロならではの細やかな処理が行き届いた気持ちいい印画紙でした。
2007.12.31〜2008.1.3
漫画原稿用紙・2H/HB鉛筆・コピックスケッチ・三菱Uni色鉛筆
ボカッシイG・ゴナM・石井太ゴシック体・記号BA-89ほか(写植印画紙)
写植の印字:駒井靖夫(プロスタディオ)
→イラスト制作部・2008年
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