亮月写植室

使用写植機

菅沼タイプライター全景

菅沼タイプライターの盤面活字菅沼タイプライター印字機構

菅沼タイプライター見出し盤

菅沼タイプライター
12号-3000D型

1975年10月製

 ある司法書士事務所で使われていたと思われる事務用の和文タイプライター。平成16年まで現役だったようで本体は殆ど傷みがなく、全ての機能が動作し、多くの附属品が付いていました。
 頑丈な造りでほぼ全てが金属でできており、質量は30kg以上あります。一人で持ち運ぶには盤面活字を外さないと重すぎて危険です。
 菅沼タイプライターは両手式の印字レバー「ユニバーサルキー」が特徴で使い易く、これによる左右対称の美しい意匠も魅力です。
 盤面活字は配列こそ菅沼独自の特殊なものですが、活字には互換性があり、他社(日本タイプライター等)のものも使用可能です。
 大量の文字を打つことを想定して設計されてあるだけあり、確実で滑らかな使用感です。
 本機は電源を必要としない完全な機械式で、打ちたい時に打ちたい位置へすぐ打てるという大きな長所があります。保守も油を注すなど物理的な対処法で可能なため、無理な使い方をしなければ今後も長く使用できると思います。

 

パンライター全景

パンライター見出し盤パンライターの横顔

パンライター盤面活字と操作レバー

PLUS パンライター

1976〜1983頃製

 横打ち・ベタ組み専用の簡易な和文タイプライター。質量は10kgほどで、両手で抱えて楽に持ち運べます。
 官公庁の備品が用途廃止されたものが中古屋へ流れたようで、年式の割に綺麗な外装でした。但し盤面の活字はバラバラに外れ、動作がうまくいかなかったので修理に出しました。
 とにかく取り回しが良いのが本機の特徴です。盤面活字の配列は音読みの五十音で、菅沼以上に気楽に文字を打てます。
 本機はPLUS社から発売されていたものですが、日本タイプライター社の同型機が最も普及し、グリコ・森永事件にも使用されました。本機もそれと同じ書体(細丸ゴジック体横打)を搭載しています。


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