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１ 17の水平線 吉元由美／BREAKFAST CLUB／ミッキー吉野
２ 永遠の少年［こども］たち 吉元由美／桐ヶ谷仁／きしもとひろし
３ 風の回転木馬〜J.D.サリンジャーに捧ぐ〜 吉元由美／柴矢俊彦／きしもとひろし
４ なんて素敵にジャパネスク 吉元由美／久保田洋司／戸田誠司
５ 花景色・花化粧 吉元由美／松本晃彦／きしもとひろし
６ 硝子の翼 吉元由美／亀井登志夫／ミッキー吉野
７ 富田靖子的連想遊戯
富田さんが和歌山の山奥や海辺で過ごす夏休みを描いた作品。外国人の男の子（デビット君というらしい）と出会い、山村や廃校、海辺でゆったりと。いつの間にか富田さん達と一緒に過ごしているような気持ちになります。観ていると気分は爽やか、とても落ち着く。映像美に溢れていて全編絵になる光景が続く秀逸な作品です。
そしてなんといっても富田さんのありのままの様子を観られるのがよいです。特に「富田小学校」で朝歯を磨いたり顔を洗ったりする場面は、普段もこうしてるんだろうなあと思う程さり気なくて何だか嬉しくなります。
終盤に収録されている『富田靖子的連想遊戯』は17歳当時の彼女の素顔を知ることができる貴重なコメンタリー。スタッフに与えられた言葉について答えていくQ&A方式。「ラブソングよりも、自分の歌いたいものがはっきりしてきたから、それを歌いたい。スタッフさんをいっぱい困らせたい」というような話がとても印象的でした。たしかに、次のアルバム『OCTAVE』は人生の応援歌的なものが増えましたよね。
BGMに使われている『あさき夢みし』の収録曲も粒揃い。眼と耳でいっぺんに受け止めるのが大変なぐらい良く出来た映像作品だと思います。
ジャケットは表裏ともシンプルな構成で古くささを感じさせず個人的にとても好印象。アルバム『少女譜』にもこのビデオの時に撮影されたと思われる写真が使われていますが、ビデオジャケットとともによく撮れていて好きです。（マニアックですが、『少女譜』のジャケット写真よりも『富田靖子的休日。』のチラシ内側の同じ構図の写真の方が可愛らしいと思います・笑）
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