亮月写植室

いねむりアナログ・ナール

 写研の丸ゴシック体「ナール」は1972年に誕生しました。「タイポス」に続く斬新な書体ということで爆発的な人気を博し、1970年代から1980年代にかけて印刷業界を席巻しました。
 しかしながら、一番細いナールはデジタルフォント化が全くされていません。電算写植機用のフォントにもなっておらず、手動写植機用の文字盤だけに残されているのです。
 今日も部屋の片隅で出番を待ちながら、少しずつ埃をかぶっていくガラスの文字盤。そんなナールの気持ちを想像しながら歌にしてみました。

→『いねむりアナログ・ナール』MP3データ(2.9MB、2分06秒、ステレオ、192kbps)
うた:初音ミク(VOCALOID3)
※著作権は亮月製作所にあります。作者に無断で転載しないでください


★フロップデザインさん主催の「フォントの歌コンテスト」応募作品です。「ライト賞」を頂きました! →春のフォント祭2015受賞者結果発表(下3分の1辺り)


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