題字:亮月ごちっく、亮月ごちっくDB
まずは原字をスキャナで取り込みます(スキャニング)。設定はグレイスケール 8bit、解像度は 480dpi です。取り込んだ後で補正を行い、作業のしやすい色調にします。 随分大雑把な気がするかも知れませんが、 今後の作業で煮詰めて*いくためこれで充分なのです。 * 次はピクセルデータ(画素の集まりのデータ)をベクトルデータ(曲線のデータ)へ変換する「トレース」の作業です。これは自動的に行うこともできますが、大抵は意図しない結果(かなりでたらめ)になってしまいますので、全文字手作業で行っています。具体的には、Photoshop
の「パスツール」を使い、下の図のように輪郭に沿って曲線を描いていきます。 原字の画像データを200%に拡大表示して作業しています。 画素が足りなかったり、鉛筆が薄かったりする部分は 勘と経験(そんなものはない。)でトレースしていきます。 「亮月ごちっく」は、この時に鋭い角や直線がないようにしています。 この作業は、微調整も含めて一文字20分程度かかります。 * この作業を「あ」から「ん」までひたすら繰り返します。面倒なことではありますが、慣れれば単純作業です。筆者の場合、好きな音楽をかけながら無心になってデジタイズを進めています。ただし、画面を凝視するため、1日に数文字もこの作業をすると目がとても疲れます。そのため、かなりの日数を要します。 → 3 修整 へ 2004.6.13 |