題字:亮月ごちっく、亮月ごちっくDB


4 フォント化(その1)

 修整が終わったら、いよいよ「フォント化」です。フォントは輪郭のデータだけあっても作ることは出来ません。フォントとして使うために“フォント作成ソフト”で書体の容れ物を作り、そこへ一文字ずつ登録していきます。亮月製作所ではまず「Macromedia Fontographer」を使って1バイトフォント*にしています。

*1バイトフォント
 
欧文書体などに用いられる、最大256文字まで登録できるデジタルフォント。収録する文字は必ずしも英数字でなければならないのではなく、仮名や記号を収録する書体制作者もいる(筆者含む)。


Macromedia Fontographer の画面。
この時点で字形を整えることはあまりありませんが、
文字の位置や角度、太さを調整することはよくあります。

 修整のときと同じように、フォント化するときは文字の数だけ登録の作業を繰り返します。


Fontographer に登録されている文字たち。
上図では、アルファベットを登録すべきところに仮名を便宜上登録しています。


左から、Fontographer のデータ(書体の容れ物を作った状態)、
完成したアウトラインフォント、画面表示用ビットマップフォント

 こうして「亮月ごちっく」は1バイトフォントになりました。



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2005.5.2

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