モリサワ書体コード簡易解読表


 モリサワ書体には、「見出明朝体MA31」「中ゴシック体BBB1」のように、書体名のあとにアルファベットと数字の組み合わせによる記号が付されているものがあります。

 最近のモリサワ書体や写研・リョービの書体コードであれば、アルファベットの羅列からでも書体の名称やウェイト(文字の太さ)を推定することができますが、上記の書体名やウェイトを記号から類推することは難しいと思います。

 そこで亮月製作所では、モリサワの書体コードからおおよその法則性を見いだし、解読のための表を作成しました。モリサワの写植機を利用する機会はごく少ないかと思いますが、よろしければご活用ください。

※モリサワの書体コード付与の法則性には例外が多くあり、当てはまらない場合があります。個人による調査結果であり、モリサワによる正式なルールを示すものではありません。解読表は参考程度とお考えください。

記号1

記号2

記号3

数字

用途

書体の種類

ウェイト

ウェイト?
(百の位以上)
かな種類?
(十の位の3)

M
見出(or 特太)

A
明朝

(なし)
中以上

1

B
ゴシック

B

31

BD
丸ゴシック

BB
(明朝・ゴシックのみ)

101

I
不明(教科書・楷書のみ)

CA
教科書

C

131

CB
楷書

201

E
隷書

H
特太(ゴシックのみ)

231

F
宋朝

U
特太(ゴシックのみ)

301

新聞用書体

331

501

1001

1031

(他にも多数あり)

●書体コード解読の例

・AC1
 A(明朝)C(細)1 →細明朝体

・BBB1
 B(ゴシック)BB(中)1 →中ゴシック体

・MCBK1
 M(特太)CB(楷書)K(?)1 →特太楷書体

・MBH101
 M(見出)B(ゴシック)H(特太)101 →特太見出ゴシック体



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