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このころ、『スレイヤーズ』という作品をいたく気に入り、今以上に作品や人に影響を受けやすかった筆者はすっかりスレイヤーズ漬けになってしまった。そしてそれはすぐにイラストとして現れた。 2枚目(ch26・27)は所属していた演劇部の芝居の役のイメージイラストである。芝居は特撮のパロディーだったのだが、こんな*※◎☆(これ以上はとても書けませんっ!)。“イカ男”は実際にスルメを装着しており、舞台に近い席の観客から「くさい!」という声が聞こえてきたことをはっきりと覚えている。芝居が終わった後のイカ男の衣装が楽屋をスルメ臭で覆う事件が起きたため、その衣装はしばらく出入り禁止になったのであった。 3枚目(ch33)は1枚目と同じキャラクター。大分それらしくなった気がする。本当は「カメラ目線」にしたかったのだが、どうしてもできなかったので「何かに気付いた時」の絵になってしまった。“リナ”は少し変わった髪型をしているのだが、それを描いているうちに、髪の毛の曲線を描くことが喜びになっていた。そしてそれは今でも変わらない。 4枚目(ch34)は「チャチャダンス」時代最後のイラスト。集大成と言うには大袈裟すぎるが、このイラストは「今の自分に描ける一番可愛い女の子を描いてみよう」という無謀かつ恥ずかしい試みで描かれたものだったと思う。どうしたらいい表情になるかとか、どうしたら色鉛筆で立体感が出せるかとか、3ヶ月かけて悩みに悩んだ。服装は知り合いのものをこそっと拝借した(すみません。でも時効ですよね)。若さ故の過ち(?)として、許してやっていただきたい。 「チャチャダンス」後期は、そのころの空気を閉じ込めたような、記憶がにおいたつような雰囲気を放っている(私には)。下手くそで恥ずかしい内容のものばかりだが、絵を見れば沢山のことがはっきりと思い出せる、そんな絵を描いていてよかったと今では思っている。 * * |
* ch34 |
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