級数比例装置【きゅうすうひれいそうち】
●ベタ組みを容易に
写植機での組版では、一文字印字したら次の文字を印字するための印字位置の送り動作が必要です。
本文組版の基本であるベタ組みの場合、印字後次の印字に備えて文字のQ数と同じだけの歯数を送る必要があるのですが、旧来の手動写植機ではQ数を変更するたびに手動で歯送り量を設定し直す必要がありました。
1958年発表のSK-4Eでこれを初めて自動化し、任意の主レンズを選ぶとそれと同じ字送り歯数が連動して与えられるようになりました。PAVO型ではPAVO-8以外の全ての機種に採用されています。
現在ではオペレータが意識することはないごく当たり前の機能ですが、写植機の操作の省力化に大いに貢献しています。
●本機能の搭載状況
搭載 |
PAVO-8、-J、-U以外のPAVO型、SPICA-AH、SK-4E |
未搭載(不明含む) |
上記以外 |
→写真植字機機能総覧
→写植とは
→メインページ
|