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意を決して會議室(以下「部室」)に入ってみました。
(※写真はぼかし処理をしてあります)
入口側から奥(北東)を撮影。天井まで続く大窓を擁し、天井は台形状にせり上がった白いテックス(軟質繊維板)張り。4基の特注丸型燈具が吊り下げられ、実に清楚な趣です。
10人弱の観光客が入れ替わり立ち替わり。若い男性のグループが大半でした。部室には番組で登場した備品がほぼそのままの位置に配置され、楽器を始めとした所縁の品が展示されています。入室して中を見た瞬間一歩後退するほど濃い! 公共の、しかも貴重な旧建築がこんなことに……。
(※写真はぼかし処理をしてあります)
一旦奥まで進んで入口側(南西)を撮影。
番組よりも部屋の幅が広いような気がしますが、配置はそのままです。
冷静にレポートしていますが、当日は雨上がりの晴天で室内は猛烈に蒸し暑く、かつ部室の雰囲気を満喫して感慨に浸っていたので頭はぼんやり、熱中症(二つの意味で)を恐れながらの見学でした。
唯達が使用している楽器……と扇風機の実物。楽器はともかくとして三洋電機の古い扇風機まで探し出して寄贈する信仰心に脱帽。作中では羽根が吹っ飛び故障(だからお化けの天冠を着けている)、実機もメーカーから使用中止要請が出ているため、この部屋で実際に稼働していたのは業務用の大型扇風機でした。
そして HTT と言えばお茶の時間! ということで、メンバーがいつも座っている席にはお茶セットとお菓子のサンプルが用意されていました。
窓際の長椅子にはメンバー達の上履きが。作中と同じように学年毎に色分けされた爪先や記名に彼女達の存在を感じさせるようないい演出です。中央の澪の上履きだけ茶ばんでいて物凄く使用感があるのは何故? 熱心な澪ファンがじっくり履き込んで(自粛)?
北西の大窓。日が長い夏の午後の訪問だったので、まだ夕陽が差し込んで放課後の雰囲気になるまでには時間がありました。
古い YAMAHA 製のオルガンもありました。楽譜は『ふわふわ時間』。
奥の窓際はスッポンモドキの「トンちゃん」の水槽の定位置……の代わりに、ガメラのフィギュアが入った小さな虫籠が置いてありました(笑)。虫籠には「TON CHAN」とイラスト付きで書いてあるから大丈夫!
その横には劇場版で唯の顔に貼られた「ヨーロッパ」に澪の髪が描き加えられたものも。窓からはけいおん!仕様に装飾された軽自動車が停まっているのが見えました。ふえぇ……ここ濃過ぎるよぉ……。
横辷り出し窓に使われている銀色のクレセント錠のようなものが良いとか言っている場合ではなくなってきました。
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