亮月だより

2024.6.12(水) 1317 本物だけの特権

【日録】前回「床に物を置かない」と書いていましたが、まだ完全になくなった訳ではありませんでした。


富士フイルム X20で撮影(以下同じ)

 図書館から借りてきた絵本を床に直接置いているのです。
 本棚にしまうと自宅の本と混ざってしまい返し忘れてしまうので、敢えて分かりやすい場所に置いてあるのですが、借り物を床に置くのは次に借りる人に申し訳ないような気がして気になっていました。
 かと言って本棚を設置してしまうと部屋が狭くなり、本が際限なく増えてしまうので設置したくない。よく考えた末、図書館から借りた本だけをしまえる可搬型のマガジンラックを置くことにしました。
 前回の薄型本棚同様、市販品はどうしても生活感が出てしまい、天然木を主体とした我が家の雰囲気に合わないので、例によって「Creema」で相応しい作品を探してみました。すぐ見付かりました(→該当ページ)が納期は2ヶ月とのこと。価格も市販のものより高いのですが、家の雰囲気に合いデザインが古臭くなりようがないことと、我が子が大きくなっても家族皆んなで何十年も使えることを考え、思い切って発注しました。

 そうしてやって来た私達のマガジンラック。とても可愛らしく、部屋の隅にあっても全く違和感がありませんでした。作りも頑丈かつ丁寧で、本当に何十年も使えそうです。昔(昭和時代まで)の木製品はこんな感じだったと思います。時間を掛けて作ってくださった作家さんの良心を感じます。「パイン(松)は、子供さんの成長と共にもっと深みのあるいい風合いに変わっていくと思います。」とのこと。同じ時間を長く共にできるのは、本物だけに与えられた特権だと思います。
 我が子も喜んで絵本をここへしまってくれました。絵本を読まない年齢になっても、図書館に自分で通い、借りてきた本をここへしまってくれたらいいな。


2024.5.26(土) 1316 なければ自分で作ればいい

【日録】居間で気になっていることがありました。


富士フイルム X20で撮影(以下同じ)

 私の家では「床に物を置かない」という鉄則があるのですが、大量のスケッチブックと「らくがき教室」が我が子の物入れからはみ出し、部屋の隅の床が定位置(?)として置きっ放しになっているのです。特に「らくがき教室」はA4判よりも大きくどのような向きにしても本棚に入らないし厚みもあるため、置き場に困っていました。掃除機を掛ける度にこれらを一旦どかし、また元に戻す作業が必要で、色味も派手で目立つので、何とかならないかと1年近く思っていました。

 思い付いたのは、薄型の本棚を目立たない場所に設置することでした。
 しかし市販されている既製品では、必要な寸法かつ私の家に合う雰囲気のものは見付かりませんでした。「らくがき教室」が入らないか、生活感が思い切り出てしまうかの二択でした。手作り作品の通販サイト「Creema」も見てみると、デザインが素敵で寸法も合いそうな作品はありました(→該当作品)が、鉄製の横棒が高めの位置にあり、果たして本当に出し入れ可能なのかは判らず諦めました。

 仕方がないので、作品の構造を真似て自分で作ることにしました。

 幅90mm、長さ900mm(白松)・450mm(桂)の板材と木ねじ、面取り鉋をホームセンターで購入し、全ての材に面取りをして木ねじで組み立てました。 インパクトドライバーは元々所有していたものです。

 材料費4000円程度、1時間余りで完成しました。
 居間から見えにくい和室の出入口の脇に設置してみると、無垢の木の雰囲気がなかなかいい感じでした。

 床に置いてあったものを収納してみました。色味は派手なものの、棚に置いてあると保育園の風景のようでうまく馴染んだように思います。
 我が子に「今日からここにしまうよ」と教えると、「◯◯の棚を作ってもらった!」と、この棚をとても気に入ってくれて自分からここへ片付けてくれるようになりました。今までこんな事はしなかったのに。
 私達もすっきりしましたし、我が子も片付けの習慣を身に付けることができました。自作で何とかなるもんだなあと、新しい発見もありました。


2024.5.23(水) 1315 この花は何の花

【園芸部】自作の円形花壇に少しだけ動きがありました。


富士フイルム X20で撮影(以下同じ)

 花の季節は終わり、緑の季節が始まりました。よく見ると……

 3株植えたチェッカーベリー(→2022.1.3の記事参照)は1株だけ何とか生き残り、 若い芽を出しました。成長した大手毬の根元で、日陰なのが良いようです。

 こちらは植えた記憶がないものの、昨年葉を付けたまま越冬していたので気になりそのままにしてあった植物です。白く小さな花を沢山付け、1週間足らずで全て散ってしまいました。私の乏しい知識ではこの地域(岐阜県東濃地方)の固有種であるヒトツバタゴではなく、シマトネリコでもないと思われます。どなたかご存知の方いらっしゃいませんか? このまま生やしておいてよいものなのか、雑木なのかよく分かりません。幸い成長は遅いので、もう1年ぐらいは様子を見ようと思います。


2024.5.18(土) 1314 東芝洗濯機 AW-(KS)7D2の修理

【日録】我が家で使っている洗濯機の調子が悪くなってしまいました。
 東芝の「AW-KS7D2」という2014年製の家電量販店用モデル。通常の品番は「AW-7D2」というようです。インバータ制御のモーターによるダイレクトドライブで動作音は非常に静か。夜中に洗濯機を回しても気にならず気に入っています。
 しかしここ1ヶ月程度、洗濯は問題なくできるのですが、風呂水の給水ポンプから大きな異音がするようになってしまいました。

→20240518_before.mp3
(不快音に注意! SONY PCM-D100Roland CS-10EM、2分04秒、192bps、3.7MB、バイノーラル録音)

 早朝から洗濯機を回すので大きな音がするのは辛いものがありますし、洗濯機が苦しがっているような感じがして居たたまれません。
 かと言って、これだけの為に修理に出すのもどうかと思い(修理中は洗濯できなくなり、おそらく万単位の修理費を請求されるか、修理不能で返されるかのどちらかと思われる)、自力で修理することにしました。

 洗濯機の機種から風呂水ポンプの型番を特定し、取り寄せました。


富士フイルム X20で撮影(以下同じ)

「洗濯機用バスポンプ 420-45-113」です。送料込みで3830円でした。

 早速修理です。まず水栓ホースやコンセントを外し、洗濯機本体を作業のできる場所に引き出します。ついでに洗濯機パンも綺麗に掃除しました。

 本体の背面に廻り、奥のカバーを外します。背面から見て左側のアース端子を兼ねたねじと、

 右側にあるねじを外します。

 給水の穴などが嚙み合っているので、隙間を少しずつ広げるようにしてカバーを外します。

 中央にあるのが風呂水ポンプです。チューブが2本接続されており、黒いゴム系の接着剤で固定されているので、カッターで接続箇所を回し切りして外します。黒いモーターに繋がっている赤と灰色の線が電源を供給しているので、白いソケットを慎重に引き抜きます。

 風呂水ポンプを外しました。底面にある黒い貝柱のようなものは防振用のゴムで、接着されていないのでそのまま存置します。

 左が9年余り使用した個体、右が今回購入した個体です。当たり前ですが前者には経年による黒ずみがあります。

 新しい個体を元通りに接続し、チューブはゴム用の防水接着剤で水漏れしないように繋ぎました。

 洗濯機を元の位置に戻し、水栓ホースと電源を接続しました。さて、動作するでしょうか……。

→20240518_after.mp3
SONY PCM-D100Roland CS-10EM、1分27秒、192bps、2.6MB、バイノーラル録音)

 直った!! 会話も難しいぐらいの大きな音がなくなり、定常的な動作音だけになりました。洗濯機の購入当初はこういう音だったように記憶しています。
 とはいえ思ったよりも静かにはならず、玩具のような甲高い回転音とジリジリという定常音が聞こえます。ポンプに内蔵されているモーターが性能不足だと思います。非力なモーターをわざと採用し、繰り返し強い負荷を与えて故障させ、何も分からない消費者に本体ごと買い替えさせることを考えているのではないかと穿ってしまいます。また10年ぐらいしたらこの風呂水ポンプも故障することでしょう。
 洗濯機を元の位置に戻す際に脚の調整もしたら、洗濯中の音も以前より静かになりました。10年近く毎日使ってもまだ衰え知らずの洗濯機。こうして保守しながら大切に使っていきたいです。


2024.5.16(木) 1313 

【日録】作曲家のキダ・タロー氏が亡くなったとの報せを目にしました。
「だより」ではあまり訃報は取り上げないのですが、子供の頃からキダ氏の音楽に触れ、筒美京平氏とともに私の音楽観の根底にあり、大きな影響を受けているもので……。長い間あたたかな音楽を届けてくださって、本当にありがとうございました。


2024.5.14(月) 1312 あの日の思い出と同じように

【日録】家族と私の両親の休みを合わせ、名古屋市の東山動植物園へ行ってきました。

「私の両親が元気なうちに、我が子が小さいうちに、楽しい思い出を沢山作りたい」という考えでいます。
 そう強く思うに至ったにはきっかけがありました。
 今年の春先、私の家を訪れた父が「今日は何月何日か。何の為にここに来たか。」というようなことを何度も尋ねていました。表情もぼんやりしており、普段の口が達者で舌鋒鋭い父と全く違っていました。我が子とは普段通りに遊んでいましたが、車の運転も危うい為、母が運転してきていました。
 まさか、認知症になってしまったのではないのか……。
 私は母に父を医者に連れて行くよう強く勧めました。
 翌日父に会うと、普段の父に戻っていました。「◯時から◯︎時までの記憶が全くない。母ちゃん(私の母)に、その時どうだったと教えてもらっても心当たりがない。」父は一体どうなってしまったのか。
 何週間かして、医者の診断結果が出てきました。「脳は至って健康で、死ぬまでボケることはありません。一過性健忘です。50〜70代の人なら一度はなってもおかしくありません。再発はしません。」
 その結果を聞き、心から安心しました。
「ボケてしまったと思った。これから介護とかどうしようととても心配になった。まだ聞きたいことや話したいことが沢山あったのに、もう話もできないんじゃないかと、凄く後悔した。こんなことなら元気なうちに思い出を沢山作っておけばよかったと思ってた。何事がないことが判って本当に良かった。こんな思いをしなくていいように、これからはもっと父の話を聞きたいし、沢山話をしたい。父の若い頃の話、生き方の話、好きな音楽とかの話もしてほしい。皆んなで楽しい思い出を沢山作りたい。」……思いを打ち明け、両親や家人、我が子の前で泣いてしまいました。両親と家人は涙ぐみ、我が子は「泣かないで」と慰めてくれました。

 そういった大きな出来事があり、私達亮月家は掛け替えのない日々を積極的に過ごそうと決心したのです。その一環としての今日の動植物園行きがありました。


Nikon D800・AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR(以下同じ)

 実に10年振りの東山動植物園(→2014.3.21の記事参照)。その時同行した人と、その後生まれた我が子と、かつてここへ連れて来てくれた私の両親と。何とも感慨深いです。

 休日は物凄い人混みなので平日を選びました。程良い疎ら具合です。

 午前中なのにカンガルーは早くもへたっていました。脇腹を搔いただけなのに我が子は逃げる。

 早目に昼食にしました。

 5月の快晴の日が一年の中で一番好きです。

 キリンも出て来てくれましたが、我が子は大きな動物が苦手なようで、足早に去ってしまいました。アジアゾウもダメでした。
 我が子は園内の高架を走る「スカイビュートレイン」(モノレールの遊具)がずっと気になっており、その駅を目指すことにしました。

 植物園内にある国指定重要文化財名古屋市東山植物園温室前館。中に入って美しい建物と植物をじっくり観たかったのですが、我が子はおかまいなしにモノレールの駅へ走っていきました。
 モノレールに乗ると我が子は大喜び。冷房なし、車体やレールがガッタガタで大きく揺れ、速度が電力の制御によりガクンガクンと変化するような大味な乗り物ですが、そこに味わいがあって楽しかったようです。

 その後山の上にある遊園地で過ごしているうちに陽が傾いてきました。
 慌ただしかったものの充実した一日になりました。きっと我が子の幼い頃の記憶としてずっと残っていくことでしょう。私が両親に連れて行ってもらったあの日の思い出と同じように。


2024.5.11(土) 1311 鮮やかな季節へ

【園芸部】大型連休が明けると、庭のバラが咲き始めました。


Nikon D80・タムロン SP AF17-50mm F2.8 XR Di II・絞りf/2.8開放(以下同じ)

 赤と朱はまだですが、大きな花を付けてくれています。特に黄は虫の食害で殆ど枯れかけたもののこの春に勢いよく芽を伸ばし、ここまで復活しました。

 エリナカスケードは一見枯れたような色ですが、赤茶色の新芽を沢山付けました。この2年間余り成長しませんでしたが、時間をかけてこの環境に馴染んだようです。

 エリナカスケードと同時に植えたソヨゴも鮮やかな新緑を身に付けました。

 先日植えたサツマイモ(紅はるか)はあまり動きがありませんが、枯れてはいないようです。

 真っ赤なチェリーセージは相変わらず元気。

 サルビアも綺麗な紫の花を沢山咲かせています。

 サツマイモと同じ日に植え替えた紫陽花も、今の所は枯れずにいます。
 壁を這って傷めたため一掃した筈のアイビーは地面に生き残りがあったようで、少しずつ復活してきました。その場所なら生えてていいよ。

 柏葉紫陽花は購入した時には既に蕾を付けていました。消費者に「花が咲きそうだ」と期待させるための促成栽培だとは思いますが、無理に蕾を作らせず自然に任せればよいのでは。適期に調子が悪くなりそうで。

 額紫陽花も蕾付き。何とか相応しい時期までもってほしいです。

 初夏は空気がからっとして気候が良く、鮮やかな花が沢山咲くので好きです。こうして写真を撮りたくなります。晴れた日に植物を撮るなら、撮像素子がCCDのNikon D80(2006年)が一番いい色が出ます。購入から20年近く経ってしまいましたが、これを超える色を出すカメラになかなか出会えず、今でも愛用しています。写真の良し悪しはカメラの新旧で決まるものではないのかもしれません。


2024.4.29(月祝) 1310 期待の植え込み、今年こそ

【園芸部】毎年恒例、サツマイモの苗を植えました。


富士フイルム X20で撮影(以下同じ)

 植え付けは例年よりも1週間程早く、ホームセンターへ苗を買いに行くと品種も量も豊富にありました。亮月家で一番評判がよかった「紅はるか」にしました。畝起こしから植え付け完了まで約1時間弱。あとは秋の収穫を待つだけです。
 職場でサツマイモの苗を植えた話をしたら、「うちも毎年やってます」とか「アパート暮らしでもプランターならできますか」 など、同じことを考えている人が多くいました。手軽で失敗もなく確実に収穫が期待できるのが、誰にでも愛される理由なのでしょう。

 サツマイモ畑のすぐ横にある自作の円形花壇のオオデマリは薄黄緑から真っ白になり、愛らしさが更に増しました。ほんの2〜3週間程度で茶色くなってしまうのが惜しいです。毎日じっくり観察しています。

 モッコウバラも沢山の花が咲きました。甘い香りが辺り一杯に広がっています。

 写真は撮り忘れてしまいましたが、外壁沿いの花壇に植えた紫陽花(→2023.5.3の記事参照)は枯れてしまったので、代わりの紫陽花を植えました。白い花を咲かせる柏葉紫陽花と額紫陽花です。今回こそは枯れずに成長してくれると良いのですが。


2024.4.20(土) 1309 お庭の花だより

【園芸部】庭のオオデマリ(大手毬)が満開を迎えました。


富士フイルム X20で撮影(以下同じ)

 2年前の冬に植え(→2022.1.24の記事参照)、昨年の開花時期は1m弱の高さしかなかったのですが、この1年で大きく成長して幅・高さとも2m程度の中木になっていました。枝一杯に咲く何百輪の花……圧巻です。この場所を気に入ってくれてとても嬉しい。

 2年前に植えたエリナカスケード(→2023.2.25の記事参照)も小さな花を沢山咲かせ、遠くから見ると花柄のワンピースのようでした。

 左から、ホンコンエンシス(常緑ヤマボウシ)の赤い若芽、真っ白なイベリス、真っ赤なチェリーセージです。2020年の6月にこの花壇を造って(→2020.6.13の記事参照)4年近く。こんなに賑やかになりました。

 どこかから種が飛んで来たと思われるポピー……だと思ったらナガミヒナゲシなのですね。特定外来生物ではないにしても、要注意です。今の所余り増えていないので様子見しています。

 2年前に植えたモッコウバラ(→2022.4.30の記事参照)はすっかり馴染み、テラスの屋根を覆い始めています。物凄い生命力。白い蕾を沢山付け、満開が楽しみです。

 こうして見ると、何年か前に近い将来の姿を思い描きながら植えた植物達がそれに応えてくれて、私の“お庭”の世界観を形作ってくれているのは不思議でもあり、時の流れの速さも感じます。これからどのような世界が広がっていくのか、ますます楽しみです。


2024.4.17(水) 1308 必要があれば使う

【日録】新しい職場に変わって2週間余り。仕事の内容は勿論変わりましたが、他にも大きな変化がありました。
 業務連絡の手段として、チャットツールを使うことが決められていたのです。(海外から来た緑色のアレではない。)
 現場から写真を送るなどするため、出先でもそれを使うことになっており、即ちそれはスマートフォンにアプリケーションを入れて使うということでした。
 しかし私はスマートフォンを所有していません。3Gの折り畳み携帯電話を使い続けています。通話とメールしかせず、ネットは自宅か職場でできるからです。時間がなさすぎて、携帯端末でネットを見たりその他の機能を使う余裕がなく、スマートフォンにしても持て余してしまうということもあります。四六時中スマートフォンを手放さず画面を見ている人の時間が欲しい。切実です。また、あらゆる履歴が収集されてしまうのも嫌です。アプリケーションによっては電話帳に入っている他の人の情報も抜かれるなんて恐ろし過ぎる。
 そのような個人的状況でしたが、どうしてもスマートフォンを所有せざるを得ない状況に追い込まれた(?)ため、導入することにしました。とは言っても今使っている折り畳み携帯電話を機種変更するのではなく、業務用携帯として新しく契約しました。電話帳には何も入れず、Googleにもログインせず、アプリケーションもチャットツール以外はインストールしません。いつでも「トカゲの尻尾切り」ができるようにするためです。

 端末はSONYの「XPERIA 10 IV」。高性能機種である必要は全くないので、型落ちで電池が持つものを選びました。一足先にスマートフォン化した家人と同じシリーズでもあります。教え合えるのがいい。(後日譚:1回充電したら2週間持ちます。折り畳み携帯でも1週間がやっとなのに、凄い!)

 外での業務もあるので、耐衝撃ケースで覆いました。白が好きなのですが汚れそうなので、淡いベージュにしました。こういったシンプルな色彩のケースが殆どないのは何故だろう。世の中の人達は派手なものが好きなのか。

 レンズカバーを購入したら、怪しい説明書きが付いていました(笑)。

 ストラップは上質なものにしました。「伊賀くみひも」の濃紺と黒の組み合わせ。これも汚れが目立たないよう濃い色のものを選びました。

 絹による細かな織りと滑らかな手触りで首に掛けても擦れず、頑丈な作りで、一般的なストラップより長持ちしそうです。

 肝腎の回線は「ロケットモバイル」の「神プラン」にしました。高速通信なし(200kbps)ですが、SMS付きで月500円程度です。本来は遠隔監視などに使うプランらしいのですが、私は端末を業務連絡だけにしか使わないのでこれで十分です。

 こうしてスマートフォンを導入した訳ですが、拒否反応がある訳でもなく、すんなり馴染めました。元々興味はあって情報は追い掛けていましたが、本当に使い道がなくて使っていなかっただけなのです。どんなに世の中が進んでも思考停止で流されず、「必要があれば使う」という姿勢は大切にしたいです。


2024.3.31(日) 1307 これが本来の自分だ!

【日録】今日限りで今の職場を去り、新しい場所でお世話になることになりました。
 思えば、「焼け野原」に例えた心身で今の職場にやって来ました。経験や知識が活かせ、人間関係も良好で助け合う風土があったので、 そのお蔭で少しずつ少しずつ自分を取り戻していった4年間でした。焼け野原に花が咲いていくように。宵闇に灯りが点っていくように。
 多くの人のお世話になりながら次第に自信を取り戻し、何十年も放置し続けられた困難な仕事も進めることができました。「自分ってこんなにできたのか」と驚くこともありました。恐らくは自分の心が変わったから周りの人や出来事が変わったように感じたのだと思います。
 職場は気候的(夏冬ともエアコンが効かない)・音響的な環境(私にとってかなりうるさい)は良くなかった為しばしば体調不良ややる気の減退(疲れ過ぎ)に悩まされ、随分上司や同僚、部下に心配をかけてしまいました。それでも出来ることを精一杯やり続け、助けを頂きながら大過なくこの日を迎えることができました。

 仕事以外でも目に見えて良くなっていきました。
 4年前は休日に寝込むこともあり、家庭では余裕がなくてイライラし、子供の相手もうまくできない日が多くありました。 しかしそれも少しずつ解消していき、子供の成長もあってか自然体で無理なく振る舞えるようになり、心の余裕ややる気を取り戻していきました。そして穏やかな心が還ってきたように思います。

 これが本来の自分だ!

 そう言える自分がいます。本当に長かった。ここまで取り戻せるとは思っていなかった。むしろ病に罹る前よりも高みにいるような感覚さえあります。やる事の出来栄(ば)えと思慮の広さ・深さがかつてと全然違うのです。それは苦しい思いをしたあの3年間と、そこから立ち直った4年間の経験の賜物だと思います。嫌な思いをしたあの仕事にも、何度も夢に出るあの人にも、あたたかく前向きに接してくださった周りの人達にも、感謝しかありません。

 明日、4月1日からは新しい職場でお世話になります。
 かなり大きな計画を抱えた責任の重い仕事を担当すると聞いています。これまでとは全く異なる立場の業種です。今の私が堪えられるのか分かりません。それでも我武者羅にやってみるしかないのですが、不安の中でのスタートとなりそうです。
 これまでに得られた知識や経験を糧に、感謝を忘れず進んでいきたいです。


2024.3.24(日) 1306 突然の再会

【日録】我が子の絵本を借りに図書館へ行くと、何か見覚えがある気がしてその本を手に取りました。

 長野ヒデ子『とうさんかあさん』(石風社・2005年初版、2008年2版)です。
 しかしこの作品を読んだ記憶はありません。何が気になったのでしょうか。

 これはかつて私が制作したフォント「亮月ごちっくDB」!
 このフォントを公開したばかりの頃、デザイナーさんが見付けて使ってくださったのでしょう。背表紙だけかと思ったら……

 本文も全て「亮月ごちっくDB」でした。とても驚きました。20年近く経って“再会”を遂げることができ、何とも感慨深いです。
 公開当時は「石井ゴシック体」のような味のあるゴシック体がごく少なく、そのような書体を目指して制作したものです。あれから味のあるゴシック体のデジタルフォントは次々と発表され、「亮月ごちっく」の役割はすっかり終えたように思います。写植研究の他にあれこれ活動していた若い頃の思い出の一つが、こうして形として残っていることをとても嬉しく思います。


2024.3.14(木) 1305 黄と青

【園芸部】2月の終わりに咲き始めた庭の水仙が満開を迎えました。


富士フイルム X20で撮影(以下同じ)

 水仙は2年前に植えて以来(→2022.1.3の記事参照)、順調にその数を増やして大きくなっています。春の訪れを真っ先に教えてくれる、家族の一員のような存在になりました。

 常緑ヤマボウシ(ホンコンエンシス)の花壇。冬でも葉を付けたままで、花壇を作った当初(→2020.6.13の記事参照)と思うと随分賑やかになり、庭として落ち着いてきました。過去に何度か定点観測をしているので、その変化と発展具合を見ていると楽しいです。

 そんな花壇の中に、一輪だけムスカリが青紫色の顔を出していました。
 この花が満開になる頃、外は優しい温もりに包まれます。そして、出会いと別れの時も近付いてくるのです。


2024.3.10(日) 1304 身近なタイムスリップ

【日録】家族で明知鉄道を乗りに行きました。
 時間の関係でJRからの乗り継ぎができなかったので恵那駅まで車で行き、明知鉄道に乗り込みました。田園風景の中をひたすら上り坂で進む気動車。古い車輌はとても味がありました。


Nikon Z fc・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR(以下同じ)

 走行中に緊急事態発生! 家人がトイレを我慢しきれなくなりました。ちょうど目の前が車掌さんの座席だったので「車輌にトイレはありますか」と尋ねると、「トイレはないですね。子供さん?」「いえ、家人が……」「途中でトイレのある駅に停車します。乗られるまで待っていますから。」
 途中駅で無事家人はトイレを済ますことができました。車掌さんの温情に心から感謝。そして家人は「明知鉄道を止めた」と笑い話になりました。

 目的地は岩村駅。恵那市岩村町に用事や観光に行ったのではなく、「乗る為」に出掛けました。所謂“乗り鉄”ですか。

 岩村駅は開業当初で時間が止まっているかのような趣が魅力です。

 駅前広場には、駅に似合う恰好いい車が停まっていました。黒いハコスカ!

 お昼は駅前の「かわい」へ。名物肉つけそばが美味しかったです。

 映画に出てきそうな情緒溢れる風景。岩村の街全体に、長く生き続けてきたものへの尊敬の念が込もっているように感じました。いつまでもこのままであってほしいです。


2024.3.6(水) 1303 なんとかなーるなる

【日録】我が子がNHK『おかあさんといっしょ』の歌『なんなん、とかとか、なーるなる』に熱中していて、私も癖になってしまいました。
 この歌の魅力は、昭和時代の特撮物の主題歌のような熱い曲調に殆ど意味のない歌詞が乗り、お兄さんとお姉さんが魔法使いのような格好で怪しい振り付けを踊る所にあります。特にあつこお姉さんがサービス満点で、何とも惹き付けられてしまうのです。「なんとかなーるなる」と口ずさんでいると、じわじわと励まされてきます。
 そんな我が子が絵を描いてくれました。

 私と我が子、あつこお姉さんに魅了されるの図。何故か私達は猫らしい。
 我が子には、あつこファン同士という仲間意識があるようで、家人に私が窘められると私を庇います(笑)。いやぁそんな日が来ようとは。お互いあまりお熱を上げないように気を付けよう。


2024.3.1(金) 1302 母の決意

【日録】長年勤めてきた母が「もう仕事を辞めることにしたの。」と打ち明けました。
 聞くと、職場に他の部署から入ってきた人がおかしな人で、自分のやり方で仕事を進め、注意しても直さないし、逆ギレまでする始末で、サポートして出来たことなのに自分の手柄にするなど、多くの人に苦痛を与えているようでした。
 いつも穏やかで辛さを表に出さない母ですが、余程大変なようで「仕事のことはもういい。人事にも言わない。もうおかしな人は相手にしない。これからは楽しいことだけをする。」と強い口調で話しました。意思は固いようです。
 何十年も同じ職業で頑張ってきた母。これからの人生は、心穏やかに、母の好きなことだけをやって楽しく過ごしてほしいです。


2024.2.27(火) 1301 花達が教えてくれた春

【園芸部】居間から庭を眺めていると、黄色い点があることに気が付きました。

 花壇に一輪だけ、小さな水仙が花を咲かせていたのです。
 寒い冬でした。ずっとこの日を楽しみにしていました。

 クリスマスローズも節分明けぐらいから花を咲かせ始め、満開を迎えました。

 どんなに季節が厳しくとも、花は咲かせる時期を覚えている。
 暖かい季節がすぐそこまで来ていることを花達が教えてくれて嬉しくなりました。


2024.2.26(月) 1300 変態コンビ誕生?

【日録】以前、あつこお姉さんファンであることをうっかり(?)職場の朝礼で話してしまったところ、部下が「私も前からあつこお姉さんが気になっていました。」と打ち明けてくれました。2月11日の「あつりさとチョッピーの森」でも会場で居合わせ、同志が居ることを心強く思っていました。
 そんな中、3月20日に多治見市の催し(→PDF)の中であつこお姉さんが「パチパチリズムパーティー」に出演すると聞き、 私も部下も応募して回答を待っていました。
 昨日多治見市文化振興事業団から抽選結果の連絡がありましたが、残念ながら落選でした。1236席に対し5000人くらいの応募があったとのこと! 4倍の倍率では落ちても仕方がありませんが、すぐ近くに来ているのに見られないのはとても残念です。
 そのことを部下に話したところ、部下も落選したとのこと。二人で落胆していると、その様子を見ていた上司が「子供をダシにして君達が行きたかったんでしょ? 変態やな(笑)。」と。いやいやそうじゃないんですよ、家族で楽しみにしているんですよ、などと言い訳(?)するも時既に遅し。それでも冗談の後ろに子を持つ親の醍醐味と共感を感じて、ちょっと嬉しくなりました。


2024.2.11(月祝) 1299 お姉さんパワーよ再び

【日録】岐阜県瑞浪市文化センターで開催された「あつりさとチョッピーの森」(→公式X)を家族で鑑賞してきました。
 NHK「おかあさんといっしょ」の小野あつこさん上原りささんのコンビ。特にあつこお姉さんが好きでコンサートへ行くなどしており(→2023.6.4の記事参照)、また近くで公演してくれないものかとアンテナを張っていました。
 昨年12月、私が住む岐阜県東濃地方で公演があると知り、前売券発売開始の日に休みを取って前売券売場に並びました。朝8時、誰もいないかと思ったら10人ほどの列ができていて、漏れ伝わるところでは最初の人は7時には来ていたとのこと。熱心な人がいるものだと感心しながら、私も無事前から3列目のほぼ中央の席を確保することができました。お姉さん観放題……もとい我が子に間近で観せてやれることをとても嬉しく思いました。


※写真は一部画像処理してあります

 当日は開演時刻の40分ほど前に会場入りしました。辺りは親子連れでごった返しており、人気の高さを改めて実感しました。ライヴやコンサートといえば物販ということで販売所に行くと、Tシャツなど様々なグッズが並んでいました。「これ、いつ使うのだろう?」と生活者の冷静な視点から何も買わずに席へ向かおうとしたところ、家人が我が子の為にチョッピーの光る指環を購入していました。そうだった、ライヴでは皆んなでペンライトを持って演者に分かるように光らせて振るんだった! それが正しいファンの姿である。
 客席では開演が待ちきれず我が子がそわそわする。「あと何分で会えるよ!」と励ましながら士気を高めていると、予鈴が鳴っていよいよ開演。

 二度目のあつこお姉さんと初めてのりさお姉さん。圧倒的なパフォーマンス力に感激しました。優しさ溢れるあつこお姉さんとパワフルなりさお姉さんが視界いっぱいに迫る。客席にも降りてくれて、触れそうなほど近くに来てくれました(いえ、触っていません。)。中でも驚いたのはりさお姉さんの歌唱力。「体操のお姉さん」だと思い込んでいたので歌は歌わないと思っていたのですが、地声から裏声まで物凄いポテンシャルを発揮して、あつこお姉さんと見事なハーモニーを作り上げていました。
 更に驚いたのは、公演の終盤に撮影タイムがあったことです。知っていたら一番いい機材を持って行ったのに(笑)。鞄に入れてあったコンパクトデジタルカメラ「Canon PowerShot N」 で収めさせていただきました。私達の一列前に居た若い女性は一人で来ている様子で、あつこお姉さんと同じ髪型をしていたのですが、彼女は望遠レンズ付きのミラーレス一眼カメラできちんと撮影していました。さすが熱心な人は違う。ともあれ私達にとって今後至近距離から撮影する好機はないと思われ、とても良い記念になりました。

 公演が終わってからも多幸感と名残惜しさで立ち尽くしていました。そんな中で同じ部署の部下家族と遭遇。考えることは同じだったようです。何だか仲間意識が芽生えました。
 最後に等身大パネルの前で記念撮影。我が家にとって忘れられない良き一日になりました。


2024.2.3(土) 1298 寒い冬はもうすぐ終わり

【園芸部】庭の花壇に動きがありました。

 ムスカリが小さな芽を出していたのです。

 クリスマスローズももうすぐ花を咲かせそうです。

 生垣のエリナカスケードも赤い蕾を蓄えています。

 玉竜もいつの間にか群青色の実を結んでいました。奥ゆかしくて美しい。

 今日は節分でもありました。我が子と共に鬼のお面を被って豆をぶつけ合いました。ここまで来れば、寒い冬はもうすぐ終わりです。


2024.1.27(土) 1297 お粘土遊びで暖かく

【日録】先日の写植室の見学では電気ストーブを焚きましたが、なかなか室内の温度が上がりませんでした。冷気が下の方に溜まっている感じです。
 どこかに原因がある筈だと冷気の供給元を探してみると……ありました!

 写植室は土間コンクリート打ちの上に直接部屋があるので、居室よりも基礎の高さ分低くなっています。その基礎コンクリートの立ち上がりと土台との間に数ミリ程度の隙間があり、そこから冷気が吹き出していることが判りました。

 原因が判ればあとは対策するだけです。ホームセンターで外壁用のパテを買ってきました。

 これを粘土遊びの要領で細長く伸ばし……

 基礎と土台の間に埋め込みました。
 これで冷気の侵入はなくなりました。極端な冷えはなくなったように思います。
 ひとまず直接的な原因は解消できましたが、この露出している基礎コンクリートがかなり冷たく冷気の原因になっているように思いますし、夏は湿っぽいように思います。引き続き対策を続けていきたいです。


2024.1.21(日) 1296 若い人と通じ合えた

【亮月写植室】久し振りに、写植室へお客様がいらっしゃいました。
 東京の高校3年生で、新年度から美術系の大学へ進学されるというとても若い方でした。どうして写植に興味を持たれたか不思議でしたが、同行されたご両親のお仕事がデザイン関係で、幼い頃から書体などに馴染みがあったとのことでした。
 ご自身でも印刷物を制作する中で写研書体に魅せられ、作品にどうしても写研書体を使いたく、写植機を使わせてほしいということでした。
 機械を操作しながら写植機の原理を説明し、早速印字作業に入っていただきました。私のサイトでかなり予習されたようで、写植機の操作や採字(一寸ノ巾配列)をすぐ理解されました。

 6時間のご滞在の中で印画紙を2枚印字。滑らかな手つきはとても初めて写植機を触ったようには見えませんでした。若い人の覚えの早さに目を瞠りました。
 一方で私も写植機で印字することは久し振りでしたが、一寸ノ巾配列の感覚は忘れておらず、文字盤上の文字の位置を聞かれた時、『画引き索引帳』を使わなくてもおよその位置を伝えることができました。

 印字が終わってからは時間の限り語り合いました。写植の魅力、写研書体の素晴らしさなどなど……。中でもとても印象的だったのは、「亮月さんにお会いして、年齢に関係なく、書体について初めて通じ合えたと思いました。」という言葉でした。 写植が衰退して30年。写植のことをもっと知りたくて我武者羅にやってきた私もいつの間にか若者ではなくなり、次の世代へ引き継ぐ立場に入りつつあります。私がやってきたことが若い人にも理解されたと分かったことは、私にとってもこれからの活動の自信になりました。

 今回の出会いを作ってくれた写植機たちに心から感謝。


2024.1.5(金) 1295 今時の音を聴こう!

【日録】ヘッドフォンを追加購入しました。
 SONYの「MDR-MV1」です。
 ヘッドフォンはMDR-Z900(2000年)、MDR-CD900ST2009年6月16日)、AKG K7012012年1月19日)の3台を所有しているので、12年振り4台目ということになります。
 私は全ての音が平等に聞こえる(カクテルパーティー効果が起こらない)ので、音楽を聴くにはできるだけ高性能で分解能が高く原音に忠実な機材が必要です。音質が悪くて籠もったり変な癖があったりすると無理に聴き取ろうとして疲れてしまうからです。なのでヘッドフォンや録音再生機材はリスニング系ではなくモニター系のものばかり買い揃えてきました。
 今回MDR-MV1を選んだのは、モニター系のヘッドフォンでありながらこれまで使ってきたものと異なり「空間表現」を重視した設計ということでした。10年以上新しいヘッドフォンは導入していないので今時の音を知りたいと思っていましたし、持っているものと違う性質の機材なら追加する意義があると思ったのです。

 そうしてやってきた新しいヘッドフォン。思ったより小さく薄型で、今時のシンプルなパッケージでした。

 私達昭和世代が知っている「日本製」の作り込まれた上質なヘッドフォン。工作精度が高く、がたつきはありません。
 肝腎の音質はというと、CD900STの流れを汲むモニターヘッドフォンらしい硬質な音で、更にベースラインなど低域にくっきりとした輪郭を感じます。低音がただ鳴っているだけでなく、どのような楽器がどう音を発しているかが分かります。高域はCD900STのような刺さる音ではありませんが、音を聴き分けるのに十分な分解能があります。
 そしてこのヘッドフォンの売りである「空間表現」ですが……思ったよりも感じられませんでした。確かに広がりは感じますが、このヘッドフォンが対応しているという「360 Reality Audio」のサンプル音源を聴いても音が上下左右から聴こえてくる感じはしませんでした。私の耳がおかしいのか……?
 だからといって悪いヘッドフォンでは決してありません。私の需要を満たす高分解能で原音に忠実な音質ですし、軽い筐体にふかふかのベルベット調イヤーパッドは何時間でも装着していられるほど快適です。執筆現在(2024.4.25)も慣らし運転を兼ねて毎日のようにこのヘッドフォンで聴くほど気に入っています。良き音楽の相棒ができました。


2023.12.29(金) 1294 年賀状合理化作戦!

【日録】亮月家では、年賀状は冬季休暇に入ってから制作することにしています。休みに入らないと時間を取れないということもあります。
 本当はイラストを描いて絵柄にしたいのですが、何日もかけてようやく完成させられるくらい遅筆なので2014年版の年賀状を最後にイラスト年賀状は諦め、写真年賀状に切り替えました。それでもネタ出しやレイアウト、文字入れに悩む訳ですが……。
 もう一つの課題は宛名書きでした。絵柄は印刷なので、せめて宛名とコメントは手書きしたいと思ってきたのですが、宛名を書くだけでかなりの時間がかかり、どうしても投函が遅れてしまうのです。年々年賀状に費やせる時間は少なくなる一方だったので、思い切って合理化することにしました。
 とはいっても、宛名のデータベースを構築しラベルを差し込み印刷する(エクセル・ワードファイルを作成)という、30年前から誰もがやってきたことを導入しただけです。宛名書きから解放されるとこんなに楽だったのかと思いました。それでも私達にとっては大きな変化でした。
 年賀状のやり取りを取り止める人が少しずつ出てきました。それでも(義理ではなく)お互い楽しみにして送り合う人もまだいます。そういった繋がりを維持できるよう、これからも工夫していきたいです。


2023.12.23(土) 1293 やっぱり特別な日

【日録】毎年恒例、クリスマス会の日がやってきました。

 12月に入ったら、手作りリースとその余りで作った時計飾りを出しました。

 今日は私の両親も来てくれて、いつものようにケンタッキーフライドチキンを用意してくれました。
 子供の頃から(大人になっても)シャンメリーで乾杯しています。我が子にもその思い出がずっと残っていくのだろうな。

 私達は大きいホールケーキは食べきれないお年頃(謎)なので、みんなで分けて食べきれる小さい直径のものを用意しました。

 本人の代わりに家人がサンタさん宛のお手紙を書いた甲斐があって、我が子のもとにもやってきてくれました。
 毎年変わらないで訪れるこの日ですが、やっぱり特別な日です。我が子の思い出に残るよう、心を込めて。


2023.12.16(土) 1292 快適な冬のために

【日録】寒くなってきてから、何となく体調が良くない日々が続いていました。我が子は風邪でもないのに咳き込むので、つけ始めたエアコンに溜まった汚れを疑い、エアコン洗浄スプレーを購入して自分で清掃を試みました。しかし事態は悪化し、私はカビたものを食べた時のような症状(鼻の奥が痛くなり、微熱と倦怠感が現れる)が毎日続くようになってしまいました。我が子の咳も止まりません。
 もうどうしようもないので、電器店にエアコン清掃を依頼しました。2週間待ちだったので、エアコンはつけずに電気ファンヒーターで凌ぎました。12月上旬はまだ暖かかったので何とかなりました。

 そしてエアコン清掃の当日……

 カバーを全て撤去し、熱交換器のフィンと奥の送風ファンを露出させました。本体の周辺は汚れが飛び散らないようシートで養生していました。

 更に本体をシートで覆い、漏斗のような形にして排水を受けていました。
 この状態で塩素系洗剤を高圧洗浄機で隅々まで噴射します。10分程待って水を噴射すると……

 奥の送風ファンにカビがこびり付いていたようで、茶色い水と黒い粒々が沢山出てきました。……エアコンはやはりカビに侵されていたのです。恐ろしい。
 電器店の方によると、このエアコンの状態は10段階の3ぐらい(まだましな方)で、もっと真っ黒の液体が沢山出るのが普通(?)とのこと。 それでも症状が出ていたことを考えると、この状態で清掃を依頼してよかったです。

 2時間かけて内部も外部も新品の状態を取り戻しました。 費用は分解工賃も含めて約2万円。健康の為なら決して高くはないと思いました。
 エアコンを運転してみると全く匂いはなく、我が子の咳も私の症状も全く出なくなりました。体調が良いってこういう状態だったのか。倦怠感がいつまでも続くのは過労や精神的なものなのかと思っていました。そういえば夏場も何となく体調が悪い日が続いていたことを思い出しました。
 エアコン清掃スプレーは気休めにしかならないことが分かりました。こんなことなら早くエアコン清掃を依頼すればよかったです。
 おまけの効果として、エアコンの効きがかなり良くなりました。風量を1段階弱くしても設定した温度を維持できるような暖かさです。大袈裟かもしれませんが、服を1枚脱いでも寒くないぐらいです。これがこのエアコン本来の性能だったようです。快適な冬が過ごせそうです。


2023.12.11(月) 1291 マイクロ・バトンタッチ

【日録】マイクロ(マクロ)レンズ「AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED」(以下「AF-S 60mm」)を中古で購入しました。

 これまでもマイクロレンズはデジタル一眼レフを購入した当初から「Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D」(以下「Ai AF 60mm」)を所有していたのですが、全く同じ画角と開放F値のこのレンズを何故購入したかというと、ミラーレス一眼カメラ「Nikon Zf」導入を視野に入れていることと、逆光耐性を追求したかったからです。


Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D(左)とAF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

「Ai AF 60mm」はカメラボディ内蔵モーターでオートフォーカスを駆動するため、ZマウントであるNikon Zf+FTZではオートフォーカスができません。一方「AF-S 60mm」はレンズ側に超音波モーターが内蔵されているので、Nikon Zf+FTZでもオートフォーカスが可能です。また、「AF-S 60mm」はナノクリスタルコートが施されており逆光に強いことから、写植の文字盤撮影(背景から強い光を当てる)にも有効なのではないかと考えたのです。

 早速文字盤を試写してみました。被写体は石井細ゴシック体LG-KLのかな集合文字盤、カメラは「Nikon D800」、絞りf/11、1/250秒です。

 いずれのレンズも極めて優秀で、どちらかの写りが明らかに優っているという印象はありませんでした。「AF-S 60mm」は高速な超音波モーター内蔵ですが、撮影に使用した「D800」の内蔵モーターがとても強力で、「Ai AF 60mm」でも同等の速さで合焦しました。つまりD800で使う分には、どちらのレンズでもオートフォーカスの速さの面で差はないということです。

 等倍で比較すると、「Ai AF 60mm」の方が僅かに赤く縁取りされたように見えます(色収差)。文字盤のカラー写真を高解像度で撮影する際に差が出てくると思います。もうしばらく試写を続けてみて問題がなければ、文字盤撮影で縁取りが出にくい「AF-S 60mm」に切り替えていこうと思います。

 実は12月9日の時点で入手していて、こっそり撮影に使用していました。結果は当日の写真の通り、きりりと鮮明なのにぼけはとろりとしていて、遠景も接写もこなせる素晴らしいレンズでした。


2023.12.9(土) 1290 家族で再び行けるなんて

【日録】今日は20℃を超えるようなとても暖かい一日だったので、少し足を伸ばして隣県へ行ってきました。

 まずは昼食のため、愛知県小牧市の「ぼだい樹」へ数年振りに行きました。かつて愛知県へ遊びに行く時、“拠点”としてよく通(かよ)ったお店です。


Nikon D800・AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED(以下同じ)

 本日のランチの牡蠣グラタン。牡蠣やチーズ、牛乳の味が濃厚でとても美味しかった。こんなに美味しいものは久し振りに食べたと思いました。子供が生まれる前は頻繁に美味しいカフェ巡りをしていたなぁ。そんなお店に我が子を連れて入れるようになったのは感慨深いです。

 紅茶に砂時計が付いてくるのもとても久し振りでした。お庭で摘んだというハーブの豊かな香り。テラス付きのログハウスの雰囲気も相俟って、しばし時間を忘れて寛ぎました。

 続いては小牧市営の公園「市民四季の森」です。ここも随分久し振りでした。

 とても広い園内。バラ園に展望台に遊具に動物村。我が子は疲れ果てるまで喜んで駆け回りました。

 落ち着いた雰囲気のカフェで美味しい料理を頂き、広い公園で我が子と目一杯遊ぶ。とても良い一日を過ごせました。


2023.12.8(金) 1289 新車気分を取り戻す

【日録】新車で購入して10年経過した私の愛車。まだ5万km余りしか走っておらず、あと10年は乗るつもりです。
 まずは車本来の性能を取り戻すことにしました。先日車検を通す際に必要な部品交換を行なった上、スラッジナイザーというエンジン内部を丸ごと洗浄する施工をしてもらいました。結果、アクセルの安定感が増し、エンジンの回転音が小さくなり、新車の時のようにギアチェンジのタイミングを図るためオーディオの音量を絞るぐらいになりました。

 続いては外観の復元です。
 いつも維持管理をお願いしている自動車整備工場に相談したところ、劣化した部位の再塗装・凹みの板金塗装・削れの復元など車全体で25万円かかるとのこと! さすがにそれは勿体ないと思ったところ、「研磨するとここまでは光沢が出ますよ」と車体の一部を研磨して効果を示してくださいました。車全体の研磨でワックス掛け込みで数万円とのこと。凹みや削れは目を瞑り、全体がピカピカになるなら安いと思い、依頼しました。

 10年間の青空駐車で光沢を失った愛車のボンネット。

 研磨から帰ってきた愛車は、新車の輝きを取り戻していました!
 飛び石の痕や深い傷は取れなかったものの、じっくり見なければ全身つやつやで、10年経過した車には見えません。工場の方によると、塗装の上に汚れが蓄積していたようで、塗装そのものは充分残っていたとのこと。

 これからの10年を再び新車の気分で乗れるのはとても嬉しいです。きちんと維持管理すれば応えてくれる。これは車に限ったことではありません。これからも私を支えてくれる物に敬意を払い、大切に使っていきたいです。


2023.12.6(水) 1288 掃除を全力で拒否する浴室と戦う!

【日録】浴室のことでずっと気になっていることがありました。

 洗い場に付いているのがこの水栓(ハウステック クリンすっきり水栓。製造元はTOTOか)なのですが、白いカバーが被せてあって、時折中から黒いものがぽろぽろと出てくるのです。カビの発生を疑い、掃除をするためカバーを外そうとしてもどこかに引っ掛かっているようで外せません。どうにもならず家を建てた工務店に問い合わせ、メーカーからPDFを取り寄せました。

ハウステック クリンすっきり水栓カバーの外し方

 裏側からねじで3箇所固定されていることが判りました。
 蛇口を下から覗き込むと3つのプラスねじが見付かったので全て外し、ようやく白いカバーを外せました。カバーの中身は……


※写真は画像処理してあります

 ギャー!! 予想通り配管の裏から表までカビだらけ!! しかも海苔状に厚みがある(泣)!
 すぐにカビキラーを噴射し10分ほど待ちました。水洗いするとカビは殆ど取れたので、洗剤とスポンジで磨き上げました。

 見事に新品の輝きを取り戻しました。
 白いカバーは後ろの配管を見せないようにするためのものなのでしょうが、ねじ止めして簡単に外せないようにしなくてもいいじゃないか……。まるで維持管理を全力で拒否しているかのようです。設計者を心から呪います。こまめに掃除してカビが生えないようにしたいので、カバーは全て撤去しました。お湯側の配管は給湯器の設定温度以上の熱湯は出ないので、安全性も考慮した上での判断です。

 更にもう一つ浴室内で気になるものがありました。

 壁面の透明な棚です。シャンプーの瓶などを置くためのものです。

 背面は複雑な形状をしていて、白いカバー(またか)と透明な本体との間に隙間があり、ここに水分が溜まるので、カビだらけになっていました。子供が水遊びで触ったり水を溜めたりするので、これも分解清掃することにしました。
 白いカバーは手では取れず、マイナスドライバーで抉ってようやく取れました。恐るべき非メンテナンス性……簡単に手で取れるようにしてくれれば、もしくは最初からカバーなんて付けなくていいのに。設計者を心から(以下同文)。

 白いカバーも本体もカビキラーを噴射。やっと綺麗になりました。勿論白いカバーは撤去しました。

 この浴室に関しては以前も清掃のしにくさを指摘しています(→2023.6.19の記事参照)。これらのことから私が感じたのは、ハウステック社は目先の美観のことだけを考え、その後何十年も使われることを全く考えていないのではないかということです。設計者も、決裁権者も、自分でお風呂掃除をしたことがない人達ばかりなのでしょう。自分の家を自分で掃除するのは当たり前なのに、それを敢えて困難にし、拒否するような商品を送り出すなんて、本当に残念です。
 自宅建築の際は、工務店の取引先の都合でこのメーカーを選ぶしかなかったのですが、 選べるのだったら維持管理のしやすさを最優先によく検討したと思います。これから新築やリフォームを検討されている方にハウステック社の製品はお勧めしません。


2023.11.29(水) 1287 休日にやりたいこと

【園芸部】休暇を取って、ずっとやりたいと思っていたことを順番に実行しました。
 午前。たまった資源ごみをセンターへ持ち込む。ホームセンターで資材等を買い込む。帰宅し、先日自力で塗り直した外壁の気になる部分を削って滑らかにする。反対に凹んでいる部分を再塗装する。自宅脇の紫陽花花壇に土を補充する。自作円形花壇に生えてしまった巨大雑草(1.5m!)の伐採・抜根がしぶとく手こずる。抜根したら土の中の水仙やムスカリの球根が出てきてしまったので全部出し、土を補充して球根を綺麗に植え直す。
 午後。円形花壇周りに雑草防止の固まる土を敷き均す。余っていた土山をサツマイモ畑跡にばら撒いて平らにする。先日収穫したサツマイモの蔓を細かく刻んでごみ袋に入れる(大4袋)。もう一つの円形花壇にクリスマスローズを2株植える。愛車のフロントガラスにできてしまった水垢の鱗を研磨するが、暗くなってきて途中で時間切れ。
 昼食以外はずーっと動いていました。休みだからゆっくり過ごしたいというよりは、 普段やりたくてもできないことが物凄く溜まっていて常に我慢している状態なので、一人の休日に一気にやる(やらざるを得ない)というのが私の過ごし方です。お正月休みも、帰省先でだらだら過ごすのはとても勿体ないと内心思っていて、許されるならずっと一人で作業していたいぐらいです。2年前の年末は年賀状が書けないほど心身の調子が悪くなり、帰省せずに数日間一人で過ごさせてもらいましたが、毎日全力で作業に取り組んですっかり調子を取り戻しました(その成果の一つが『写研』記事目録)。私は絶えず何か作業をすることで結果を残し、生きる実感を得ているのかもしれません。


2023.11.25(土) 1286 フィルム色の思い出・3

【日録】以前修理した「ミノルタハイマチックF」(→2023.9.18の記事参照)の試写も兼ねて9月下旬から11月上旬にかけて撮影したフィルムが現像から上がってきました。
 フィルム代も現像代もここ数年で急激に高額になってきて、フィルムは一本2000円超、現像代1000円、同時プリント2000円、CD-R化は1700円程度かかります。一齣当たりの総費用は200円ぐらいです。そのため勿体なくて闇雲に撮れず、殆どが二度と撮影できない人物の写真になってしまいます。
 その中でも公開できる写真を挙げてみます。11月3日に訪れた「ぎふワールド・ローズガーデン」のものです。


ミノルタハイマチックF・MARIX 400D(以下同じ)

 優秀なレンズで隅々まで鮮明、露出も適正で、50年前のコンパクトカメラと思えないような綺麗な写真が撮れました。確かにフィルムっぽさはありますが、「オリンパスペンS3.5」で撮った写真のような露出の乱れからくるレトロ風味はあまり感じませんでした。現代に十分通じる画質です。このカメラ、ピントを合わせてシャッターボタンを押すだけなんですよ。1970年代初頭にして既にプログラムAEはほぼ完成していた……素晴らしい。
 半世紀前に思い出を残していただろう瀕死のカメラは息を吹き返し、別の思い出を刻み始めました。私はまず写真を撮るのが好きで、次に機械としてのカメラが好きですが、カメラ、特にフィルム時代のものはそれを使っていた人の物語を感じて情緒的なものが宿っているように思います。乗り物や建物、道具など、古い物が手入れされながら現役であり続ける姿も私は大好きです。それを体現させることができ、とても嬉しく思います。
 今度は私がこのカメラで物語を紡ぐ番です。良き思い出を残していきたいです。


2023.11.23(木祝) 1285 晩秋の彩り

【日録】買い物など家事の必要がない、週の中休みは貴重なものです。
 岐阜県土岐市の「陶史の森」へ行ってきました。


Canon PowerShot N・トイカメラ風モード(以下同じ)

 植えられた楓は黄色から朱色へとやわらかく紅葉していました。

 溜池には大きな鯉が何十匹もいて、堤防を歩くとついてきました。でも餌はやらない(笑)。

 見上げると、メタセコイアに午後の陽の光が当たって、橙色に輝いていました。

 いわし雲(巻積雲)とメタセコイアの影絵。

 我が子は始め動物のいる場所へ行きましたが、山羊の大きな声(志村けんさんみたいな「ウワァ〜」という声色)に怯えて反対側へ。小川の飛び石をとても気に入り、私が手伝ってぎりぎり飛び越えられるスリルを何度も味わっていました。日が傾き切って寒くなってくるまで……。
 この公園はかつて私が子供の頃何度も通(かよ)った場所です。こうして我が子の思い出の一つとして引き継がれたことを嬉しく思います。


2023.11.15(水) 1284 精密な地図パズル!

【日録】10月24日に購入したばかりの世界地図パズル熱が冷めやらぬ中、我が子は世界の国とともに県内の自治体名にも興味を持ったようで、その名称や位置を説明するのに苦労していました。
「岐阜県のパズルが欲しい」と我が子。そんなマニアックなものは市販されていないだろうと思っていました。しかしネット上をよく調べてみたら、小栗信太郎さん(古社工芸)という地図パズル作家さんがいることを知りました。
 小栗さんは都道府県のみならず、各市町村や外国、時代別のパズルをオーダーメイドで販売しているとのこと。勿論岐阜県もありましたし、私が住んでいる街のパズルもありました。岐阜県のパズルを早速注文しました。

 1週間ほどで届いたパズルはおよそA4サイズで、厚さ数ミリのMDF材のようなものがレーザーカッターで精密にくり抜かれてピースになっています。とても精巧な造りです。自分の住んでいる所に改めて愛着を感じられるような、良い仕事です。

 一番小さなピースは米粒にも満たない程で、それなのに小さな字で自治体名が書かれていました。素晴らしい仕事です。

 では肝腎の我が子はというと、パズルが届くなり食い入るように熱中し、3回ほど手助けしながら完成させるとすっかり自治体の位置を覚えてしまいました。自治体名は漢字表記なのに読んでしまっているようです。
 以来県内の自治体について質問責めです。私は地理が好きだったので答えられますが、毎日毎日訊かれると辛いものがあります(笑)。子供はこうして沢山質問をして物事を学ぶといいます。母は私もそうだったと話していました。我が子も多くのことを知って大きくなっていってほしいです。


2023.11.5(日) 1283 大人にも良いもの

【日録】果てしなく続く名曲発掘の旅。
 テレビは子供番組以外殆ど見なくなり、通勤中のラジオから聞こえてくる新しい音楽はどれもぱっとせず、ごく限られた時間でネットを閲覧しても「これだ!」という音楽に巡り合うことはありません。
 そんな中で気が付いたのは、子供番組で流れる音楽の質の高さでした。
 大人よりもずっと耳が良く感受性も高い子供達の為に作られた音楽は、流行や売り上げといった“大人の事情”を考慮する必要がない為、音楽の本質をのびのびと追求できるのではないかと思います。どの作品も人間の感覚に直接届くもので、かといって決して子供騙しではなく丁寧で緻密で、心が前向きになったり温かくなったりする作品が多く、大人の耳や心にも良いものです。

 そんな中で私が最近気に入った作品をいくつかここに書いておきます。

坂田めぐみ『2つのゆびわ』(2016年・→YouTube ※冒頭に広告あり
 NHKみんなのうたの再放送枠(2023年10〜11月の教育テレビ月曜6:35枠)で発掘。21世紀に作られたのが奇跡のような、しみじみとした牧歌的な作品。こういう音楽が今の世の中に流れていてほしいと強く思います。サビの♪「2つの」の「の」の寂しさを感じるA→C#7(I→III7)のコード感が大好きで泣きそうになります。放映される齣撮りアニメーションもほんわかして可愛らしい。再放送枠で観られるうちに是非観てみてください。

・横山だいすけ・三谷たくみ『はじめて はじめまして』(2008年・→YouTube ※音質悪し
「おかあさんといっしょ」のたくみお姉さんのデビュー曲。可愛らしい歌声が大好きです。序盤の軽快で明るい雰囲気が徐々に高まっていき、♪「はなれられないしんゆうだ」で最大に盛り上がる。そして「あえてよかったね」で叙情的な演奏に包まれ、「うたいましょう」の後に来るA→F#m(I→VIm)のふわっとしたストリングスにこの上なく感動し、毎回涙が出そうになります(またか)。作曲した福田和禾子氏の優しさが滲み出るような素晴らしい曲だと思います。

・花田ゆういちろう・ながたまや『きみのえがお』(2023年)
「おかあさんといっしょ」2023年7月の歌。4ビートの明るい曲調で、笑顔をテーマにした歌詞もあって聴いていると爽やかで前向きな気持ちになってきます。ポップスの視点では何のことはない聴き慣れた感じがするのですが、でもこういう明るさだけで構成された日本のポップスって絶滅してしまったのかとここ数年来思っているのです。子供番組に音楽制作者の良心が残っていて良かったと心から思います。オリジナルをネット上で視聴できないのがとても残念です。

・『夢の中でダンス』(2007年・→YouTube
 オールディーズ風味の懐かしい感じがする歌詞と曲は坂田修さん(おさむお兄さん)のお家芸。池毅氏の編曲がその良さを引き出しています。 いつまでもその世界に浸っていたいような、布団の中のようなあたたかさを感じます。きっと幼い頃に聴いたら、大人になって思い出してとても懐かしい気持ちになるんだろうな。

 4曲に共通するものがあるような気がします。「亮月さんってこういう音楽が好きなんだなぁ」ときっと思うと思います。新しいとか古いとか、大人向けとか子供向けとか関係なく、牧歌的で情緒があって、前向きで溌剌とした音楽が大好きなのです。


2023.11.3(金祝) 1282 dynabookはなぜ重い?

【日録】唯一所有しているWindowsノートパソコンである東芝dynabook B35の動作がどうにも遅く、何とかならないかと思っていました。家人が仕事でたまに使用するので貸し出すのですが、ハードディスクがアクセスしっぱなしで何をするにも時間がかかる状態でした。
 どうせならと、購入時にWindows7へダウングレードしてあったOSからWindows8をクリーンインストール。しかし動作は鈍いままで変わりません。
 何もインストールしていないのにこの状態なのはおかしいので、あれこれ調べてみると、東芝がプリインストールした常駐ソフトが常に負荷をかけている状態とのこと。「TOSHIBA」と名の付くものは利用停止やスタートアップから外しました。これでかなり動作が機敏になりました。
 ついでなので、ハードウェアの面からも改善を試みました。

 このコンピュータに搭載できる上限の16GBメモリを調達しました。シリコンパワー社製。これで3000円しないとは……いい時代になったものです。

 早速B35の裏蓋を開けます。プラスねじで二十数箇所止まっているだけです。

 開腹写真。中央にあるのがメモリソケットです。

 4GBのメモリが標準搭載されていました。このメモリを引き抜き……

 先の16GB分のメモリを二つのソケットに差し込み、増設完了。

 今回のメモリ増設の結果、劇的に何か変わった訳ではありませんでしたが、もたつきは少なくなったように感じます。

 当面このコンピュータで重い作業をする予定はありませんが、 今度は内蔵ハードディスクのソリッドステート化をしてみたいです。


2023.11.3(金祝) 1281 夏秋同居

【日録】可児市の「ぎふワールド・ローズガーデン」へ行ってきました。
 11月とは思えないほどの暑さで、半袖で行動しました。


Nikon D80・タムロンSP AF17-50mm F/2.8 XR Di II(以下同じ)

 そんな中でも薔薇達は満開で迎えてくれました。

 薔薇が満開の一方で……

 コスモス畑も一面満開でした。

 我が子はお花には目もくれず、遊具や噴水に夢中でした。
 この公園は有料だからか落ち着いていて、余裕を持って行動できます。勿論美しい植物も素敵です。何度も訪れる、お気に入りの公園です。

 今回は「晴天」と「花」という条件から、Nikon D80(2006年購入)を久し振りに連れ出しました。空の青さや植物の緑、花の透明感はCCD搭載機であるD80でしかうまく撮れません。レンズは長らく父に貸したらカビだらけになって帰ってきて修理に出したタムロンのSP AF17-50mm F/2.8 XR Di II。色の出方が独特で、濃厚に撮れる印象があります。どちらもかなり古い機材ですが、最適な選択だったようで古さを感じさせない綺麗な写真を残してくれました。


2023.10.24(火) 1280 世界を知る

【日録】我が子のためにパズルを購入しました。

くもんの世界地図パズル」です。
 以前日本地図パズルを親戚から譲り受けて以来、我が子はそのパズルばかりやって都道府県名とその位置を覚えてしまいました。どうやら世界の国にも興味を持っているようで、世界地図がパズルになったものを探していました。しかし近隣の店頭には全くなく、大型店舗(ショッピングモール)にも置いておらず、ネットでこの商品を見付けました。
 地方別に色分けされ、国名がピースに書かれただけのシンプルな構成。厚みのある樹脂製の筐体とピース。これなら長く遊べそうだと思いました。

 宅配便で届くと我が子は開梱前から大はしゃぎで、中身を開けると食い入るようにパズルに取り組んでいました。何回かは大人が手伝わないと完成させられませんでしたが、数日でピースの位置を覚えてしまい、国名も殆ど言えるようになってしまいました。「アンティグア・バーブーダ」などマニアックな国も!
 今でも世界地図に嵌まり込んでおり、「○○国は△△国の隣にある」など急速に世界地理の知識を吸収しています。小さい子の覚えの早さには目を瞠るものがあります。得意なものが偏ってしまわないよう色々なものに触れさせたいと思っていますが、今の我が子は地図がブームのようです。


2023.10.21(土) 1279 土と共に生きる

【園芸部】毎年恒例、芋掘り大会の日がやって来ました。

 畝からはみ出して芋の葉っぱだらけになった畑の……

 蔓を全て鎌で刈り取り、掘り出す準備をしました。母も早く来て私と二人で作業しました(父は我が子の遊び相手)。
 午前中にこの準備を済ませた頃、妹家族も来てくれました。
 全員揃ってケンタッキーフライドチキンの昼食後、いよいよ芋掘り大会開催です。

 我が子が手で掘ると、赤紫色のサツマイモが沢山出てきました。今年はその意味がよく分かったのか、宝探しのように自分から進んで掘っていました。

 いとこと一緒に蔓を引っ張って芋を掘り出したり、人工芝で遊んだり。久し振りに会ったのに、相通ずるものがあったようでずっと一緒でした。

 大小合わせて30個ぐらい穫れました。今年の品種は「紅あずま」。例年より早目に収穫したので、大きさが料理に使うのに丁度良いくらいでした。掘った芋は日向で乾燥させます。

 家に入って一休み。母がバナナケーキを作って持って来てくれました。
 皆んなで集まって、お昼御飯を食べて、芋を掘って、おやつを食べて、遊ぶだけの一日。大袈裟なことはしていないのに、特別で豊かな時間を過ごせたと思います。

 現在の家に引っ越してから毎年サツマイモを育てています。私がそういうの(園芸や庭作り)が好きだというものありますが、我が子に土と共に生きる感覚を養ってほしいという思いもあります。居間から一番よく見える場所に畑を作り、苗を植えるところからその成長の一部始終まで毎日見せてきました。野菜は土で育てて時間をかけて収穫する。その仕組みと大変さ、喜びを感じてもらえたと思います。


2023.10.7(土) 1278 親であることの醍醐味

【日録】我が子の運動会の応援に行ってきました。

 これまでは厳しい入場制限がかけられており、家人が一人で応援に行っていたのですが、今年度からは解除されて私や私の両親も参加することができました。私や両親にとっては30年以上振りの運動会です。そして私にとって、応援する立場での参加は初めてでした。
 自宅では甘えてしまうので自分から進んで何かする様子はなかなか見ることができません。走ったり踊ったりという演目を先生の助けを借りずに自分でやっていく姿に驚きました。踊りの演目では振り付けをほぼ完璧に最後までやり通し、成長した我が子の姿に感動しました。記憶力や自分で生きる力が着実に備わっているようで、道半ばではあれどここまで育ててきてよかったと思いました。
 子供の頃は、運動会といえばお祭りのような特別な楽しさと開放感があり、親が来て少し照れ臭くも嬉しかったのですが、年月を経て反対の立場になった今、運動会には人の親であることの醍醐味が凝縮されていることを実感しました。私の両親も、かつてきっと同じ気持ちで私を見ていたことでしょう。繰り返す歴史の感慨深さ。運動会が終わってからもその幸福感に浸っていました。

 さて、運動会と言えばやはり撮影です。本気の装備で臨みました。

 写真撮影用としてNikon D800に明るい望遠ズームレンズのAiAF Zoom-Nikkor ED 80-200mm f/2.8Sを装着、動画撮影用としてNikon Z fcに手振れ補正が効くAF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRを装着して2台態勢としました。2.2kg+1.05kg=3.25kg。写真と動画の2台持ちで考えうる最重量装備です。
 運動会の会場には多くの親御さんが詰め掛けていました。撮影機材は、多くの人はスマートフォンやタブレット端末で、動画はデジタルビデオカメラ(肩に担ぐものではなく掌に乗る程度のもの)を使う人も少なくなく、ミラーレス一眼カメラに小型の標準ズームレンズという人もちらほらいました。 ごつい一眼レフに“パズーの大砲”を装着し、更にもう一台ミラーレス一眼カメラに大きなズームレンズを付けてて2台ともぶら下げているような変態は私しかいませんでした(笑)。一生物の記録は二度とないからきちんとした機材で記録しようと思うのは私だけなのかなぁ。いや、だって我が子の二度とない思い出は鮮明に残したいじゃないですか。どんなにしんどい思いをしても、我が子の為なら最高の装備で臨むものだと思っています。
 カメラ2台で撮影者は私一人(家人は一眼(レフ)カメラを使いこなせない)。写真も動画も撮りたい。ということで、左手にZ fc、右手にD800を持って同時に撮影しました。 Z fcはやや広角気味にして被写体が外れるのを予防しつつレンズを下から支えて録画しっぱなしにしつつ、2キロ強のD800と80-200mmを右手だけで握りながらシャッターボタンを押しました。右手がどうかなるかと心配しましたが案外平気でした。勿論そんな大変態は他にはいない訳で、近くにいた小さな子がずっとこちらを気にしていました。
 結果、動画も写真も良く撮れていました。動画はあまり画面を見ずに撮っていたので部分的に揺れて画角から外れていることもありましたが、さすが動画も得意なミラーレス一眼カメラ、映画のようにぼけがなだらかで綺麗な映像でした。これは撮像素子の小さなビデオカメラではそのようには撮れません。写真も片手で撮った割に“当たり”が多く、我が子の生き生きとした姿を鮮明に残すことができました。

 かつて私が保育園児の時、機械好きの伯父が高価なベータマックスの肩掛け式ビデオデッキとビデオカメラを購入し、それで私達従兄弟の運動会を撮影してくれました。40年近く前のその映像は今でも残っています。思いの外高画質で、観ると当時の記憶が鮮明に蘇ります。まだ小さかった自分、元気だったおばあちゃん、今の私よりも若い両親、憧れだった担任の先生……。
 大切な時間を残すとはそういう意味だということを伯父は口にはしなかったものの、こうして教えてくれました。私が高規格な機材で固めているのは間違いなく伯父の影響です。私も実践する中で過去に撮影した写真や映像を観ると、あの頃の伯父がどんな気持ちでカメラに収めたかがよく分かります。私も何十年後の我が子のために、これからもずっと残し続けていきたいです。


2023.9.30(土) 1277 「石川県が来た!」

【日録】我が子の為にパズルを譲り受けました。

学研のパズル 日本列島」です。
 我が子はまだ都道府県を学ぶ年齢ではありませんが、親戚宅にあったこのパズルを見て興味を示し、前所有者ももう使わないからということで頂戴しました。しかし「石川県」のピースが欠品で、47都道府県を埋めることができず、我が子はそれを気にしているようでした。
 新品は1000円もしないで売られています。しかし「ちょっと壊れたから新品を買えばいい」というのは玩具に限らず家電などにも当て嵌まりますが物を無駄にする前世紀的な(大量生産・大量消費・大量廃棄という)考え方であり、子供の教育にも良くありません。「石川県」だけ買えば機能するのだからそれ(修理・補充)を目指すべきです。限られた資源でまだ使えるものを再び使えるようにするのが現代の価値観です。

 よって、学研(株式会社学研ステイフル)に「石川県のピースだけ購入することはできますか」と問い合わせてみました。
 翌日には返信があり、「ピース代金80円+送料140円を振り込んでください」とのこと。学研が良心ある企業でよかった!  子供の教育に携わる立場として斯くあってほしい姿です。
 我が子に「学研に石川県のピースを頼んだでね」と伝えたところ、「いつ届くの?」と毎日楽しみにしていました。

 注文から1週間ほどして、本当に石川県のピース「だけ」が届きました。
 我が子は「学研から石川県が来た!」ととても喜んでくれました。早速47都道府県をパズルに嵌めてはバラしを繰り返していました(ピースを待つ1週間程で都道府県の位置と名称、名産品を覚えてしまった!)。
 壊れても修理してまた使えるようにできること、何かを頼んだら時間がかかること、勿論お金もかかること。手間も時間もかかりましたが、一部始終を子供に見せたことで、物を大切にすることを幼心に理解してもらえたと思います。


2023.9.20(水) 1276 若返ったカメラ

【日録】修理に出したもう1台のカメラはNikon NewFM2です。
 一眼レフで写真を撮り始めた2007年に友人から譲り受けました(→2007.4.7の記事参照。かなり遡っても「だより」に記事が遺っていることに我ながら驚く)。以来唯一のフィルム一眼レフとして、フィルム撮影の主力として長年使ってきました。小型で精悍なブラックボディがとても恰好良く、純機械式のフルマニュアル式で、五感で感じながら確実に動作する所がとても気に入っています。
 しかし先日久し振りに撮影に使ったところ、突然フィルム巻き上げレバーが捥げてばねが飛び、慌てて元に戻したものの多重露出レバーが戻らなくなり、うまく撮影できなくなってしまいました。友人が所有した時代も含め二十数年は全くメンテナンスしていなかったので、積年の不調がとうとう現れたのでしょう。

 修理に出したカメラは1ヶ月半ほどで返ってきました。

 友人も私も大切に使ってきたとはいえ手垢まみれだったようで、徹底的に磨き込まれてしっとりとした輝きを取り戻していました。ファインダーに堆積していた黒い埃も取り除かれて視界がクリアになり、巻き上げレバーをはじめ各種動作も滑らかかつ機敏になり、カメラがかなり若返った気がしました。その感覚が身体を通じて実感として感じられるのは快感といってよいでしょう。機械式の大きな魅力はここにあります。
 製造から40年経過してもデザインは古臭くならず、メンテナンスさえすればなお現役であり続ける……懐古趣味では決してなく、長く愛されることに勝るものはありません。全ての工業製品は斯くあってほしいと思います。

カメラ修理工房ミノハ」様、本当にありがとうございました!

 ところで2023年9月20日、Nikonから新しいカメラが発表されました。
Nikon Zf」!!
 まさにNewFM2のデジタル版といった外観で、しかもブラックボディ、画像センサーは35mmフルサイズ判を搭載、そして「Df」のように妥協をせず最新の機能と性能を備え、上質な作り込みという私にとって完璧なデジタルカメラです。既にフィルム一眼レフを模した外観の「Z fc」(2021年・→2021.10.16の記事参照)は所有しておりその軽快さやカメラらしい外観が気に入っているのですが、同じく所有しているフルサイズ判デジタル一眼レフカメラの「D800」(2012年・亮月だより未収録)のような“本物感”に乏しく、Z fcは本気撮りには使用していません。その為未だにD800をメインのカメラとして使用し続けています。反対に考えれば、質が高いので長年満足して使用できる訳でもありますが。
 手に入れればきっと末長く大切に使うでしょうから、次の本格的なカメラとして必ず購入します!(宣言)




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