シャッター〈shutter〉
●カメラのように光線を遮断
写真植字は写真の原理を用いて印字するため、写真植字機にはカメラと同じような仕組みが使われています。
写真植字機にも「シャッター」があります。印字しない時は光源からの光を遮断しておき、印字する時だけ光を通して感材を感光させます。つまりは、カメラと同様にシャッターを切ることで文字の撮影をするのです。
シャッターは写植機本体の見えない部分に組み込まれており、印字キー(主レバー)やシャッターボタンを押すことで切れます。
印字の度に動作しなければならないので、一日に何千文字も印字する写植機のシャッターには相当な耐久性が求められます。そのためカメラ用のシャッターのような複雑な機構ではなく、印字の際に切り欠きのある円盤が回転して一瞬だけ光を通す、ロータリー式が採用されています。
SK-3RY のシャッターユニット
中央下にある銀色の四角が光が通る部分。切り欠きがある黒っぽい円盤が回転することで、一瞬だけ光を通し、印画紙を感光させる。
※シャッターの原理が分かる写真が全くないため、やむを得ず古いネットオークションの画像を拝借しております。撮影者の方はご連絡ください。
●シャッターの搭載状況
搭載
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下記以外(SK型、PAVO型は全て搭載) |
非搭載
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SPICA型全機種
(フラッシュランプのためシャッター不要) |
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