印字キー印字キー【いんじキー】


印字キー写真

●機械式レバーからスイッチへ

 電子制御式の写真植字機に装備されている大きなレバー状の印字用スイッチです。

 従来の機械式の写植機では「主レバー」がこの役割を担っており、主レバーを押し下げると文字枠が固定され、シャッターが切れて印画紙上に文字が感光するようになっていました。これらの動作は機械的に連動しており、ある程度操作には重さがありました。
 その後SK-3系列の機種ではシャッター作動と文字枠の固定がマグネット式になり(マイクロスイッチと電磁石)、主レバーの操作が軽くなりました。

 1969年にPAVO型が発表されてからも主レバーが搭載されていましたが、1973年発表のPAVO-Kからは現在の機種と同じ「印字キー」方式になりました。
 従来の主レバーが丸い突起を手で包むように持っていたのに対し、印字キーではその上に手の腹を軽く載せるようになっています。少し押し下げると半押し(文字枠固定)、更に下まで押し下げるとシャッターが切れて印字、文字枠固定が外れて指定された歯数が送られます。
 主レバーを握るときは不意に印字動作に入らないよう腕を浮かすような感じで保持していましたが、印字キー方式では写植機に向かう際に右手を印字キーの上に乗せておけばよくなり、一連の動作が全て電気的な接続によって行われるのでいっそう疲れにくくなりました。

【管理人のコメント】印字キーを操作すると、「チャッ」「カポン」という小気味よい音とともに写植機の動作する振動が伝わってきてたいへん気持ちがよいです。右手が印字キーに載っている感覚が忘れられない元オペレータさんは多いのではないでしょうか。

●本機能の搭載状況
搭載 下記以外のPAVO型、SPICA-AP、-APU、-AH、テロメイヤーTG
非搭載 PAVO-8、-J、上記以外のSPICA型、SK型以前の機種


→写真植字機機能総覧
→写植とは

→メインページ