SPICA-AH
1986年11月製
関東のあるお店で現役を退き眠っていた卓上型手動写植機を譲って頂きました。
電子制御されたSPICA型の最終機種で、字づら検出や空印字が可能などPAVO型と同等の性能を有しています。
前所有者様によると大量に文字を打つような使用環境ではなかったため、フラッシュランプは力強く発光、印画紙への印字具合は現役そのものです。
字づら検出の9/16emと13/16emが不調である以外は完全に動作し、大切に使われてきたため附属品はフル装備、外観も25年の歳月を感じさせない若々しい状態です。
2013年から2023年4月まで法人様へ貸し出し、展覧会での写植体験や業としての印字にご活用いただきました。傷や汚れなど使用感は出てしまったものの、機械としての調子は良好です。
→写植とは「SPICA-AH」 |