SK-3R 1957年

●写植の多書体時代の申し子。
 文字枠の「中枠交換方式」により書体交換の煩わしさから開放。

SK-3R写真

スタンダード35変形レンズ4JQレンズ1〜3ルビ±99H送りQ数連動ベタ送り欧文自動送りインチ送り1/32em単位送り字づら検出1H送り送り1・2キー1/16em送りキー1/4歯送りキー割付計算座標記憶欧文ベースライン自動調整くり返し印字折り返し印字水平組円組・斜組像回転スポット罫線線長補正斜線・円・楕円点示板ダイヤルインジケータLED表示なし印字キーキー入力

●書体交換を簡単に

 写植書体が充実するにつれて数書体を同時に使うことが多くなりました。本機はそういった書体事情を考慮し、SK-3を基にして文字盤を書体ごとに交換できるようにした「中枠交換方式」を採用した機種です。
 これまでの写植機では、印字する書体を変えるには小さな文字盤を1枚1枚交換しなければなりませんでしたが、本機は文字枠の中に文字盤15枚を一度に交換できる中枠を装備することでその煩わしさを解消しました。中枠を文字枠の左右に装備し、中央5枚は記号や英数字等の文字盤を装着できるようにしてあります。
 面倒だった書体の交換がすぐにできるようになった他、中枠で固定することによって印字した文字の寄り引きがなくなった(並びが改善された)といいます。

●その他の機能、仕様

寸法  
質量  
所要床面積  
機械内容 主レンズ 主レンズ20本(7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、18、20、24、28、32、38、44、50、62Q)※56、70、90、100Qは拡大レンズ併用
変形レンズ 3種(No.1〜3)
文字枠収容文字盤 中枠交換方式
スタンダード文字盤 35枚
収容感材寸法  
ファインダー
点示板
電源、光源 タングステンランプ
環境条件  
価格  

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