●概要
戦後暫くは石井茂吉氏と森澤信夫氏が協同して写真植字機を生産していましたが、森澤氏が独自に写真植字機を開発・販売するようになったことを受け、石井氏も新設計の機種「SK型」を開発しました。 印字精度と操作性の向上が重点に置かれ、活版印刷に取って代わるべく矢継ぎ早に新機種が発表されました。 石井式ではフレームだった筐体を机状にしたことで重厚な印象に変わった機械式の写植機です。 写真植字機研究所〈Shashinshokujiki Kenkyusho〉の頭文字を取って名付けられました。
●おもな共通仕様
・小型文字盤を装着(スタンダード文字盤) ・文字盤をマグネットで固定 ・非電動送り(SK-T1除く) ・主レバー(SK-T1除く) ・ダイヤルインジケータ(SK-1、-T1除く) ・点示板または点示筒
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