●概要
写真植字はイギリスで研究が始まりましたが、日本ではこれがきっかけとなり石井茂吉・森澤信夫両氏によって1924年に写真植字機(写真装置)が特許出願されました。 実用機を発表するまでにはレンズと文字盤の精度向上がネックとなり、4年の歳月を要しました。 その後堅実に改良が繰り返され、大手印刷会社や軍に納入されましたが普及には至らず、一般的に写真植字が使用されるのは戦後になってからでした。 優美な曲線を描くフレームとシンプルな装備が外見の特徴です。
●おもな共通仕様
・6.5×10.5cmの小型文字盤を装着(試作機除く) ・電動装置なし ・主レバー ・ファインダーなし(MC型除く) ・点示装置(タイトル専用機除く)
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