●機械式写真植字機のベストセラー
SK型の集大成、実質的な最終機種となりました。
本機はSK-3Rを基にしており、主レンズに80Qを追加して100Qでの変形を可能にしました。
機械式手動写植機としては非常に完成度が高く、1969年にPAVO型が発表されるまで長くベストセラーの座を誇ったといいます。PAVO発表後も暫くの間は本機が併売されていました(1974年以降は未確認)。
派生機種として地図組版専用のSK-3RY-M(主レンズ4〜62Q、最小送り単位0.5H、像回転プリズム付き、150万円:1974.1.1現在)とポイント送りの本文用SK-3RY-P(145万円:同上)が存在しました。
●その他の機能、仕様
・オーバーラップ機構
・空送りレバー装置
・像反転装置
・爪外しマグネットペダル
・光源電圧降下用ペダル
寸法 |
幅1300×奥行920×高さ1490mm |
質量 |
335kg |
所要床面積 |
1950×1450mm |
機械内容 |
主レンズ |
20本(7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、18、20、24、28、32、38、44、50、62、80Q)※56、70、90、100Qは拡大レンズ併用 |
変形レンズ |
3種(No.1〜3)×8形状 合計24形状 |
文字枠収容文字盤 |
中枠交換方式
スタンダード文字盤 35枚 |
収容感材寸法 |
260×320mm |
ファインダー |
有 |
点示板 |
有 |
電源、光源 |
タングステンランプ |
環境条件 |
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価格 |
130万円(1974.1.1現在) |
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