像回転【ぞうかいてん】
●文字を回転
写植では長い間、活版のように回転した文字を印字することはできませんでしたが、一部の機種、特に新聞用写植機には「像回転」機能が搭載されています。
像回転プリズムによって、PAVO-KV・-KVBは5°刻み、PAVO-KYでは1°刻みで指定できます(PAVO-U、-KUは詳細不明)。
この機能とディスプレイ装置との組み合わせによって斜め組みや斜体の水平組み、円形組みが可能になりました。PAVO-KV・-KVBでは手動でレンズを回転させたり補助線(または円弧)を画面に表示させたりしながら送り量を計算して印字していく必要がありましたが、PAVO-KYでは全て自動化され、空印字もできるようになりました。
この機能により紙面のデザインの幅が広がり、主に雑誌や折り込み広告などで重宝されました。
●本機能の搭載状況
搭載 |
PAVO-KV、-KVB、-KY、-U、-KU、スピカテロップ、SK-3RY-M、MC型 |
非搭載(不明含む) |
上記以外の機種 |
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