●ばねからパルスモーターへ
SPICA-A(1973年)をさらに進化させ、SPICA型で初めて電子制御化したのが本機です。
従来は機械式(ばねによるエスケープ式)だった送りをパルスモーター化し、印字の操作は従来の主レバーから印字キーに置き換えられたので動作が静かで力が要らなくなりました。動作は全てスイッチやボタンの操作によって行われます。
任意歯送りは1〜99Hまで拡大、罫線や地紋等の自動連続印字、自動復帰・改行、縦横各3箇所の記憶機能、操作ミスはブザーとランプで警告するなど、機械式では困難だった機能が多数追加されました。
●その他の機能、仕様
寸法 |
幅1400×奥行600×高さ1100mm |
質量 |
160kg(電源筐体、キャビネットケーブルを含む) |
所要床面積 |
幅1850×奥行1100mm |
機械内容 |
主レンズ |
20本(7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、18、20、24、28、32、38、44、50、56、62Q)すべてターレットに収容 |
変形レンズ |
3種(No.1、No.2、No.3)×8形状 合計24形状 |
文字枠収容文字盤 |
メインプレート2枚、サブプレート3枚 |
収容感材寸法 |
254×305mm(印字範囲は最大250×285mm) |
ファインダー |
なし |
点示板 |
白色フィルムによる点示筒 |
電源、光源 |
AC 100V±10% 50Hzまたは60Hz 消費電力250VA(最大)、ストロボフラッシュ |
環境条件 |
動作温度範囲5〜35℃ 動作湿度範囲20〜80% |
価格 |
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