亮月だより

●過去だより101〜150

漢字の壁  No: 150  05/02/19 Sat 00:18:51

和文書体を作っていると、必ず直面する壁があります。
“漢字の壁”。
幾多の日曜書体デザイナーがここで倒れていったのです(違うと思う)。
仮名書体を作るのは割と楽みたい(でも、私は苦しい)ですが
漢字となると写植の文字盤でも最低約2900文字を作らねばなりません。

ゆうべ(17日)、制作中の書体の組見本に使う漢字数文字の
原字(下描き)が作りたくてたまらなくなり、
好きな音楽をかけながら作ってしまいました(これがまた、とても好きな時間なのです)。
か、漢字って、病み付きになりますね〜(私だけか)。
仮名より単純な要素でできているので、文字のバランスや隙間の加減がしやすい気がするのです。
書道をやっていた事がこんなところで役に立つとは……。
って、まずは仮名部分のフォント化が先ですね。がんばります。


ハルモニオデオン  No: 149 05/02/17 Thu 23:00:20

●症状は快方へ向かっています。
というよりは、病院に向かった時には峠を越えていました。
2年前に大風邪をひいた時も、元気になってから医者にかかった気が……。
でもほら、病院に行く自分に浸りたいときもあるじゃないですか(ないか)。
ともかくも、自分の自己治癒能力を馬鹿にしてました。
まだまだ若い!(と言ってる時点であまり若くはない気もするが・笑)

●遊佐未森さんのアルバム『ハルモニオデオン』(1989年)。
中古屋さんで新品同様の初回版を見つけて運命を感じてしまったので(笑)、今回は躊躇わず買いました。
ブックレットに載っている小説(!)にあった、
「生まれるずっと前から知っているメロディ」ということば。
私が初めて彼女の歌を聴いた時に感じたことそのものでした。
遊佐歴1ヶ月という私ですが、感想文が原稿用紙3枚は書けそうですので、この辺にしておきますか。


ナゾの痛み  No: 148 05/02/14 Mon 22:16:15

背中から腰にかけて、ナゾの痛みが走っています。
たぶん先日、重い家具を持ち上げたのが原因だと思いますが、
行動のたびに歯を食いしばらねばならないほどのがビシッと……。
椅子に座る姿勢が一番辛くて集中できないので、明日は病院に行ってきます。

普通に座って絵や文章や手紙を書(描)いたり、本を読んだりできることが
どんなにありがたいことか、文字どおり痛感しています。
でも病院に行くには、どうしても車の席に座らなきゃならないんだよね。うう。
早く普通に椅子に座っていられるようになりたいです。


嬉しいったらない  No: 147 05/02/13 Sun 21:36:29

昨日は友と遊びましたが、今日は一人でゆるりと。
名古屋に買い物に行ってきました。
製作所(自室)の床が抜けるのを恐れて(笑)重〜いオーディオラックを売却したので、
よく使うカセットデッキとCDプレイヤーを座卓の上に一時的に置いているのですが、
いつまでもそのままにしておく訳にもいかないので小さな台を買いに行きました。
せっかくなので、自分が頭の中に思い描いているものを探しに。
昨日もアニキ氏とちょっと探したのですが田舎にはなかったので(?)
教えてもらった店とかLOFTやハンズとかへ。
ありました、ありました。
ちょっと高かったのですが注文しました。ついでに便箋や封筒も買って。
手紙は決して廃れた文化ではないと思うのですが、やっぱり種類が少ないなあ。
家具もそうでしたが、自分の好みのものを探すのはとても楽しくもあり、とても大変でもあります。
だからこそ見つけたときは嬉しいったらない(嬉しくてたまらないの意)ですよね♪
……仕事も落ち着いて、春も近付いて、物欲がふつふつと……。


開放感!  No: 146  05/02/11 Fri 00:10:56

●仕事が一段落したということで、開放感に満ちあふれた一日でした♪
しかも明日から三連休なのですよね。嬉しいなあ〜!
そんな訳で最高に盛り上がった打ち上げの飲み会から
帰ってきたところなのです。ただいまなのです(?)。

●職場の方から、ひと足早いチョコレートを頂きました☆(※義理です)
私には縁のない行事だと思っていたのですが……ιι
「お仕事お疲れ様でした」であっても、気持ちのこもった何かを頂くことは
とても嬉しいものですよね。ありがとうございました。

●今更ですが、更新のお知らせです。
「リンク」の「書体関係」に、写研時代から好きだった書体デザイナーである
中村征宏さんの「中村書体室」御中と、
いつかリンクさせて頂こうとひそかに思っていた可愛らしいフォントサイト
「あくび印」御中を追加しました(留言板のお返事ありがとうございました!)。
どちらも書体づくりに積極的な方で、私の書体制作魂(?)が揺さぶられます。
原字(書体のデザインの元になる下描き)は完成していますので、
今のデザインの仕事が終わったらまた取り組みたいと思っています。
ほんとは今すぐ取りかかりたいのですが、人から頼まれた事はきちんとしておかないとね。

私信:「よっさいと」の4B3さん、私も(?)リンクさせて頂いてよろしいですか?
   リンクのタイミングを逃してしまったもので……。マヌケですみません。


謎の名前・謎の書体  No: 145  05/02/08 Tue 22:13:20

●夢を見ると、自分が誰かや何かになりきっている事がありますよね。
例えば人になりきっている時、その人の名前って覚えていますか?
私には二人の名前の記憶があります。
「望月花耶」と、「亘瀬春恵」。二人とも実在しない人です。
私の創造力を超えるネーミングなので、何かの暗示かもと思って
起きたらすぐ日記に書き留めるようにしています。
もし本当にこの名前の人がいたら、会ってみたいですね〜。

●書体のはなし・出張編をば。
名古屋市の地下鉄の車内広告で、「あくび印」御中のフォントの
「あくびん」と「くれよん」が使われているのを発見しました。
同じ地方の者として、ひそかに嬉しくなってしまいました♪

テレビ番組『サザエさん』のスタッフ等の字幕が、モリサワの「新ゴ」から
得体の知れない(私が名前を知らないだけ)ゴシック体※になっていました。
デザインは写研の「ゴナ」の明らかな真似ですが、骨格は直線的なのです。
新ゴは、ゴナと比較せず単体で見ればよくまとまっていると思うのですが
今回の書体は単体で見ても上手なデザインとは思えません。
2002年辺りからテレビの字幕で割とよく見るようになったのですが、何だか気持ち悪いです……。
『サザエさん』の字幕書体は、2000年辺り(すぐに数字が思い出せない)までは
長らく写研の「石井太ゴシック体」でしたが、
突然「新ゴ」に変わった、という経緯があります。
現行の次は、どんな書体が使われるんでしょうかねえ〜。

※上記の書体の名前をご存知の方はこっそり教えてくださると嬉しいです。
 →2006.1.11加筆:「FG角ゴシック体Ca」と判明しました。


どんな時代にも待ってる。  No: 144 05/02/06 Sun 21:44:06

●昨日の午後は10年来の友人と会い、昼食ののち自室に来てもらい
使わなくなったオーディオラックの解体を手伝ってもらいました(売却の為)。
人を実家の部屋に呼んだのは7年ぶりなのですが、友人曰く
「整然としすぎてどこからツッコめばいいか分からん。ツッコミ所が多すぎる」と。
「部屋は主の鏡」と言いますが(特に私が)、私の部屋に限って当てはまらない気がします。いやホントに。
あ、でもツッコミ所は確かに多いかも……(?)。
その後はカラオケで、歌謡曲から去年の歌まで、年齢不明な選曲で目一杯歌いました♪
いろいろとありがとう、友人。

●今日の午前は休日出勤で、午後はどうしても名古屋に行きたくなり名曲発掘の旅でした。

・昔テレビで聴いてとても感動した斉藤由貴さん『卒業』(1985)のEPレコード。
・ラジオ録音のテープしかなかった三重野瞳さん『瞳にDiamond』(1994)の
 シングルCDをようやくきちんと買う(中古だけど)。
・ジャケット写真がいいな〜と思った遊佐未森さんのシングルCD『GRACE』(1992)が
 2週間前と同じ中古屋の同じ棚にぽつんとあったので。
・ジャズ+昭和歌謡ということで注目してて前々からCDを買ってた
 奥村愛子さんのマキシシングル『冬の光』(2005.1.26)へ
 遂に筒美京平先生が曲を提供ということで(めっちゃうれしい)。

……えー、いつもこんな感じで買っております。
歌との出会い方はいろいろですが、どんな時代にも私が好きになるだろう歌が
たくさん待っているということです。
以前はもっとせまいせまーい範囲で買っていたのですが
一つの時代やジャンルだけに詳しいよりは、色々な音楽を楽しむ方が
もっとたくさんの素敵な作品を“発掘”できると思うのです。
私が写植や書体だけじゃなくていろいろやってみているのも
色んな事を知りたくて、色んな人に会いたいと思ってるからだったりして。
うまくいくかは分かりませんけどね……(^^;

●久々に亮月製作所の本業の仕事(冊子のデザイン)が入りましたので
更新はちょっと減るかも知れません。おたよりは“投函”しますけど、すみませぬ。


23.4  No: 143 05/02/04 Fri 21:38:13

三重野瞳さんのアルバム『23.4』(1999年)を聴いています。
新居昭乃さんプロデュースということで、期待通りの作風でした。
雰囲気はちょっとダークですが、やはり新居節(?)。
独特な世界観やコード進行などが三重野さんの持ち味とうまく溶け込んでいました。
やっぱり『ガリレオの夜』が一番好きです。
新居さんが歌っているかのような錯覚に陥るほど“濃い”です。

調べてみると、彼女のデビュー曲『瞳にDiamond』(1994)は保刈久明さん作曲なのでした。
曲を聴くとすっごく意外な気がするんですけど、保刈さんとしては異色なのか、私が無知なのか……?
ともあれ、また好きな物事同士の繋がりを感じたのでありました。


節目  No: 142  05/02/03 Thu 21:57:12

節分です。明日から暦では春なのです。
ずいぶん陽が長くなってきて、なんだか心が弾みます。
我が家では豆まきをし、柊の枝に挿した玄関口のいわしの頭を取り替えました。
豆は2階の奥の部屋(私の自室)から順に階段へとまき、1階も同じように奥から玄関へと。
最後は玄関のドアを開けて、外を目がけて豆を投げます。
やはり祖父からの伝統「鬼の目ン玉ぶっつぶせ!」(笑・去年参照)と叫んでおしまいです。

律儀にこういった年中行事を行っている家庭ってどのくらいあるのでしょうか?
私は、生活にメリハリや節目ができて好きなので、
きっと結婚して子供が出来ても続けると思いますね。
ただ生きるんじゃなくて、流れていく時間を味わっていきたいのです。


不思議な白い夜  No: 141 05/02/01 Tue 22:23:11

ご無沙汰しておりました。
はい、元気でやっておりますのでご心配なく。

こちらでは夕方辺りから雪が降り続いており、外は一面真っ白になってしまいました。
普段も静かな街なのですが、今日は街全体が寒さで黙ってしまったような雰囲気です。
なのに白夜のように明るいのです。
そんな不思議な夜は、寒さも忘れて外の雪景色に見入ってしまうのでした。
各地で大雪・凍結のようですね。くれぐれもお気を付けください……。

最近は残業続きですが、今日は危険を察知して仕事を切り上げ、日のあるうちに帰ってきました。
昨日はAmazonで注文した三重野瞳さんのアルバム『23.4』と
友人が送ってくれた本が届き(本当にありがとう)、
そして今日は、去年『SWING GIRLS』のロケ地巡りでお世話になった
タクシーの運転手さんから米沢の絵はがきが届きました。
仕事で心身共に疲弊している中で人の優しさやぬくもりを手にすると、とてもうれしい。
またあしたもがんばります。


統一感  No: 140 05/01/27 Thu 22:33:50

このサイトの各見出しを「ナールD」に置き換え始めました。
「おたよりコーナー」「桂光亮月について」などを手始めに。
写植ファンサイトなのに、写植を使ってないとは何事だ、と(誰も言っていない)。

亮月製作所は、もともと“個人サークル”(意味は分かる人に分かればよいです・笑)として1998年8月に設立しました。
そして翌年、書体で亮月らしさ(統一感)を出せたらと思い
写研の「ナールD」をロゴに使い、制定書体(※)にした、という経緯があり、
(※会社などのイメージとして統一的に使う書体……Appleならヒラギノ書体、とか)
色々な作品にナールDを積極的に使ってきました。
そんな中で、不特定多数の人が見るサイトにだけ使わないのはおかしいかな、と思いまして。

ある歌手のCDのジャケットには特定の書体が使われているとか、
京都はビルの高さを制限し、看板の色も抑えているなどの
自分が自分であるためのポリシーや統一感がある物事や人に心惹かれてしまいます。
やりすぎは逆効果ですが、「あ、やっぱり○○のだ」という安心感が
うちのサイトにもあっていいんじゃないかなあ、と思ったのでした。


寝言のはなし  No: 139 05/01/24 Mon 23:37:38

夜も更けてまいりました。眠いです。瞼が重いです。

眠いついでに、唐突ですが寝言の話を……。
大分前の話ですけど、私は寝言ではっきりと
「ふがふが!」
と言ったらしいです(両親の証言)。
ドラクエのおじいさんですか(笑)。
寝ている時に呂律の回った寝言を言う人っているのでしょうか?

それでは、おやすみなさい……。ふがふが。


きょうもおつかれさまでした。  No: 138  05/01/21 Fri 22:09:28

熱めのお風呂に入浴剤
じっくり入って出たならば
体はほんのりももいろに
冷蔵庫から取り出すは
今日も生乳ヨオグルト
スプーン山盛りほおばると
しあわせ時間がはじまった
そろそろ睡魔がやってきて
まぶたは次第におもくなる

というのが私の夜の日常です。


ガリレオの夜  No: 137  05/01/20 Thu 20:43:08

今日は大寒、こちらでは日中雪が降りました。
くれぐれも、体を冷やされることのないよう。

昨晩、制作中の書体の片仮名の原字作業が終わりました。長かったです……。
好きな音楽を聴きながら文字を描くことは好きな時間のうちのひとつなのです。
最近のBGMは、写植屋さんに貰ったはしだのりひこさんのMDをば。
『花嫁』(♪花嫁は〜 夜汽車〜に乗って〜)とか、震えるほど曲が美しいんですよね。
『帰ってきたヨッパライ』の路線も好きなんですけどね(笑)。

話題が30年ぐらい飛びますが。
最近、三重野瞳さんの歌が気になります。
知ったのは11年前、『瞳にDiamond』という歌が気に入って
ラジオから録音したものを何度も聴いていました。(中学生だったのでCDは買えなかった)
その後も割と好きだったのですが、CDは買わずラジオから録音する程度でした。
最近ラジオでたまたま聴いた『ガリレオの夜』という歌がよかったのですが、
この曲が収録されている彼女のアルバム『23.4』とか『10歳』、すごく“来そう”な予感がします。
11年目の本気です(?)。買ってしまおうっと。


冬は何を飲む?  No: 136 05/01/18 Tue 22:30:37

「おたよりコーナー」で、あたたかい飲み物の話題が出たので、こちらでも。
好きな冬の飲み物はいろいろあります。

まずはホットカルピス。
カルピスといえば夏の夜なのですが(by 白鳥由里さん……って分かる人にしか分からんか)
爽やかな味わいも温めるとやわらかく変わります。
雪の降り積む外を眺めながら飲むのが好きなのです。

コンビニやキオスクで売っている「ほっとレモン」(同じく、カルピス食品工業)も好きです。
この類の飲み物はいろんな会社から発売されてますが(商品名も同じだったりする)、
カルピス社のほっとレモンが一番好きです。
寒い街を歩き回って帰りに駅で買って飲むと
体の芯までしみとおって疲れをじわりじわりと取ってくれます。
ちょっと甘めなので好みが分かれますが、口当たりがよくてお気に入りです。

家ではやっぱり紅茶(ただし、詳しくない)かココアですね。コーヒーは口に残るのであまり飲みません。
夏と違って、渇きを癒すために飲むんじゃなくて、
飲むことで安らげる冬の飲み物が好きです。

あ、番外編として“苺ミルク”も大好きです♪
(苺をコップに入れ、よくつぶして砂糖と牛乳を加えた淡いピンク色の飲み物)

冬は、どんなものをお飲みになりますか?


偶然の一致?  No: 134  05/01/16 Sun 18:37:24

昨日は午前に10年来の友人と会い、午後は名古屋へ。
中古屋巡りをしてCDを買い込み、知り合いの写植屋さんと会ってきました。
一人で買い物も楽しいですけど、やっぱり誰かと居る時間も好きです。
私が薦めた訳ではないのに友人が菅野よう子さんにはまってたり、
写植屋さんにお会いしたいとメールを送った時、あちらでは私の年賀状を見ていたりとか……
懇意にしていただいている人とは、そういった偶然がよくあります。
元々昔は知らない人同士だったのに、知り合ってみればこういう事が起こるなんて。
何だか不思議な縁を感じて嬉しくなってしまいますね♪

今日は自作書体の原字(書体の下図)づくりと
部屋の棚の整理、本やCDの売却で暮れていきました。
「また読まない(聴かない)であろうものは売ればいい」と分かっていても、
ちょっと中身をあらためてみて懐かしんでしまい、処分に踏ん切りがつかなくなってしまったり。
でも売った後で後悔したことはないので、これでいいのかな。
(※別に、読んだり聴いたりしたらすぐ飽きるって訳じゃないですよ〜。)

昨日のMUSIC FAIR……やっぱりスウィングガールズは1曲だけの登場でしたが、
テレビでの最後の活躍を観ることが出来てよかったです。


ミュージックフェア  No: 133  05/01/15 Sat 09:22:45

今日の『MUSIC FAIR 21』(フジテレビ系列・18:00〜30)で
私の好きな SWING GIRLS が最後の演奏を披露するようです。
映画音楽という括りみたいですのでガールズがメインではありませんが
見たこと・聴いたことがない方、ぜひ番組の彼女達を見てみてください。


断機の綴  No: 132  05/01/14 Fri 19:52:47

どうしても忘れられない、ひとつの話があります。

『断機の綴』(だんきのつづり)。
川島織物という会社のおはなしなのですが、その名の通り織物製品で有名な会社です。
着物や舞台の緞帳など、美術性の高いものを作っているようです。

日露戦争(だったと思う)の当時、ある大きな織物を製作中でしたが
糸の染料はヨーロッパ産だったため輸入できなくなってしまいました。
国産の染料で代用できるということでしたが色褪せしやすく、
後世に残す作品として恥ずかしいものは作りたくないということで
製作中の作品を社長が涙を流しながらはさみで織り機から切り離したというのです。

その切り離された織物が『断機の綴』で、会社の製品への想いの象徴として
今でも大切に保存してあるそうです。
その話を聴いたのが小学生高学年の時でした。
そのため話の内容は実際と違うかも知れませんが、
企業として、また職人・美術家として確固とした信念を持ち
もの(作品)づくりに臨む姿勢に心打たれました。

……今でもこの話をたまに思い出すのですが、会社だけでなく
信念を持ち自分を大切にして生きている人って素敵だと思うんです。
(自己中心的ということではなくて、自分を裏切らないという意味)
そういう人や作品に憧れてしまいますし、なりたいと思うのです。なんて。


名曲発掘  No: 131  05/01/13 Thu 18:02:28

中古屋で久々の“名曲発掘”をして、素敵な作品に巡り会えました♪

中古の本やCDを買った時に、前の持ち主に思いを馳せることってありませんか?
前持ってた人は、私がお気に入りにするよりずっと前から
この作品や歌手を知ってたんだな、と何だか羨ましくなります。
そして、どんな人だったんだろう、今はもういいお父さん・お母さんなんだろうか、
どうして手放したんだろう?……と勝手に想像してみたりして。
ちょっとせつない、かな。


静かに降る雪  No: 130  05/01/11 Tue 22:31:06

今日、こちらでは雪が降りました。
そちらはいかがでしたでしょうか。
こちらは細雪でも牡丹雪でもない、静かに降って積もらない雪でした。
それがきまぐれに降ったり止んだりを繰り返していました。

ちょうど昨日、車のタイヤを履き替えたばかりでちょっと嬉しかったです。
普段は鈍い(と思われる)私の勘ですが、稀に的中するのです(稀じゃあまり意味ないけど……)。
当たった時はすごいのです(?)。


ありがとうの三連休  No: 129  05/01/10 Mon 22:24:21

三連休は、とても充実していました。

8日は友人に会って色々な所に行き、9日はCDプレイヤー、レコードプレイヤーの売却と部屋の掃除。
今日は自分の車のタイヤの履き替えを店でやってもらい、中古屋でCDと本を処分して部屋の棚の整理。
「ありがとう」という言葉をたくさん使った三日間でした。
「今日はとても楽しかったよ、またね!」のありがとう。
「長い時間お世話になりました。お疲れ様でした」のありがとう。
「代わりにやってくださって助かりました」のありがとう。
「昔好きだったものにさようなら」のありがとう。
同じ「ありがとう」でも、込められた思いや意味はさまざまで、なんとも不思議なものです。
ありがとうの三連休なのでした。

……売却した本やCDは、もちろんかつて気に入って買ったものなのですが、
スペースが限られている以上どうしても手放さなければならないものもあります。
今回は高校生時代に買ったものが多かったのですが、やはり10年近く経てば人間も変わってしまう。
中には数年見聞きしてなかったものもありました。今の自分だったら買わない、と思うような。
逆に、最近買ったものについて「もっと昔に買ってたらなー」と思うものも多々ありますが
買ったとしても多分当時の自分には理解できなかったでしょう。
そういう自分がもどかしいんですけど、やっぱり、
自分にとって一番よい時期に出会っているような気がするんですね。
早くに出会えてなくても、今出会えているのなら遅すぎることはない、と。
逆に別れがあったものについては、十分に自分へ何かもたらしてくれて、縁を全うしたのではないかと。
でも出来ることなら、棚の中身も人間関係もずっと漸増でいきたいなあ、と思うのでした。
そのために、もっと大きな“棚”のある人間にならなくっちゃ。


音楽の原風景  No: 128  05/01/09 Sun 00:38:00

夜になるとほぼ毎日音楽をかけています。
以前はラジオでしたが、最近はCDが多いです。(だからかCDプレイヤーが絶不調で買い替える羽目に……。)
私の好きな音楽はふたつに大別できます。
歌謡曲、つまり昔の流行歌と、新居昭乃さんや菅野よう子さんをはじめとする
(言葉ではうまく説明できないけれど)ある傾向を持った独特な音楽です。

私はぎりぎり1970年代生まれなので、原風景は1980年代にあります。
歌謡曲好きなのは両親が「ザ・ベストテン」とかの音楽番組を欠かさず観てたからだと思います。たぶん。
そして無意識のうちに筒美京平氏の作品をよく聴いていたのでしょう。
また、YMOとかC-C-B(懐かしい!)みたいなデジタルチックな曲にも
郷愁を感じるのも音楽番組の影響だと思います。ピコピコいうやつ。

新居昭乃さんなどは声優の白鳥由里さんのアルバム『キャラメルポップ』がきっかけでした。
いい歌だなと思って作詞作曲家を見たら、彼女達だったのです。
もう10年くらい前の事になってしまいました……。
10年経てば本物なのです(←は?)。

このふたつの流れは全く違うものだと思っていたのですが、
筒美京平氏と岩里祐穂さんとが榊原郁恵さんで繋がってたり(二人とも彼女に楽曲を提供している)、
村上ユカさんは細野晴臣さんの曲をカバーしてたりと
案外いろいろ辿れてあなどれません(?)。

学生時代は頻繁に中古屋に通っては“名曲発掘”に勤しんでいたのですが
今は車がないと行けないくらい遠くにしか店がないのでご無沙汰です。
車って意外と不便なんですよ〜。
眠くても面倒でも自分で運転しなきゃならないし、いちいち駐車場にしまわなきゃならないし、他人のペースに気を遣いまくるし。
……駅前に大きい書店とCD店があって、近くに住めたらいいのになあ、と思うのでありました。
でも、住むなら静かな所がよかったりして……。うう、どちらもは無理ですねιι


香を包む梅の花。  No: 127 05/01/06 Thu 19:55:05

咲くまでは香を包む梅の花

何かが起こる兆しを感じているときや、何かを内に秘めているときもまた、
ぱっと顕われてからと同じくらい豊かな時間が過ごせる気がします。
この句は3日に新聞で見つけ、なんだかよかったのでここに投函しました。
調べてみると、愛知県内のある短歌会の方の作で、

友の誘いに心華やぐ

と続きます。何かが起こる期待感、というのがよくわかります。
暦では寒に入りましたが、早くも次の季節が待ち遠しくなってしまいました。
でも冬ならではの事もありますので、今をじっくり味わいたいです。
あ、私は一首詠んだりしませんので、念のため……。

昨日新年のご挨拶を投函したのですが、何かの拍子に消してしまったようですね。
改めて、今年もよろしくお願いいたします。


今年もありがとうございました  No: 126 04/12/30 Thu 11:48:51

ようやく年末らしい気分になってきました。遅いですが。
したい事が多すぎて、全く時間が足りません。暦に関係なく突っ走ります!

さて、2004年の総括とまいりましょうか。
えー
忘れられない一年になりました。自分でも予想だにしなかったような。
遠くにも随分行きましたし、絶対会える筈がないと思っていた人ともお会いすることができました。
サイトでも、随分多くの方に書き込みやメールを頂いて……。
不思議なものです。自分と全く繋がりのなかった物事や人が目の前に現れる感覚。
そしてそこから世界が広がっていく。音叉が共鳴するかのように。
今年はしたいとずっと思っているだけだった事をさせて戴いた、という感があります。
おそらくこれまでで最も充実した年だったと思います。

昨日の投函にも書きましたが、「どうしよう、どうしよう」と悪い方向にばかり考えて、
「このまま仕事と多少の趣味をやって一生が終わるのか」と
言い知れぬ閉塞感に苛まれていた去年までが嘘のような一年でした。
何でも、前向きに考えて実行する事が大切だとようやくにして分かりました。
それが、自分本位であってはならないのが前提だという事も。
分かるまでに24年かかった事は、他の人よりずっと遅かったかも知れませんが、
遅くても、分からないよりは分かった方がよっぽどいいと思うのです。
思えば2003年までの24年間は心の底まで晴れやかになる事なんてありませんでした。
大袈裟な言い方ですが、2004年は“自分元年”だったのではないかと思います。
この新しい原点に立つまでの長い苦しみや悲しみのお陰であることも忘れてはなりません。
本当に「おかげさま」です。感謝なしでは生きられません。
今年出会った全ての物事人に……誠にありがとうございました(管理人、深く一礼)。
2005年も変わらずよろしくお願いいたします。よい年にしましょう!

 写植ファンサイト「亮月製作所」管理人・桂光亮月 拝


体感スウィングガールズ・完結編 No: 125  04/12/29 Wed 00:38:52

28日、台場の「ホテル日航東京」で催された
「SWING GIRLS First & Last Concert」に行ってきました。
彼女らの生演奏を体験する、という最終的な夢が叶いました……。
映画本編に輪をかけてパワーに溢れた演奏で、この上なく感動しました
(おそらく、涙を流しながら笑顔だったと思う)。
演奏と演奏との間にあった監督やガールズの言葉が、また。
明るく楽しく締めくくるつもりだったようですが、
樹里っぺ(上野樹里嬢)が手紙を読んでいて泣いてしまった時には
思わずもらい泣きし、自分もガールズの一員だったような錯覚に。
こんなに思い入れていたのか、と自分でも驚きました。だから自分も楽器を始めたわけだけど。
演奏を聴いていると自然に“スウィング”していて、最後にはオールスタンディング。
映画で観た光景がここにあり、さらに感動しました。
作り手と演者と観客がここまで一体になれた作品を私は知りません。

開演前に隣の席のオニイサンに声をかけてみたらたちまち意気投合、
幕間にガールズ談義で盛り上がっていました。
神奈川から来たというオニイサン、どうもありがとう。
一人で東京まで行ったのですが、短い時間でも好きなものを共有できる人がいて嬉しかったです。
以前だったら声をかけることもできなかったことでしょう。
どうしようどうしようと思うぐらいだったら、こちらから積極的に動く!
……なんて、去年の自分にはできませんでした。満を持して今日があった気がします。
前向きで清々しい気持ちになって帰ってきました。

ジャズを演奏する楽しさや大勢で何かをやり遂げる素晴らしさ、
人とのあたたかい繋がりなど、たくさんのことをもたらしてくれたSWING GIRLS。
私にとって2004年最高の作品でした。どうもありがとう。

SWING GIRLS を体感する旅も、これでおしまいです。
これからは、自分が人をスウィングさせる番なのです。ジャズやるべ!


我がよき友よ  No: 124  04/12/27 Mon 21:55:35

昨日は大学時代の友人と遊んで、夜は忘年会でした。
学生時代並みに全力で遊んで完全燃焼。そして今日は筋肉痛(もう若くはないか)。
カラオケのレパートリーがぐっと増えていて我ながら驚いたり。
いや〜、やっぱり友人と会うのが一番です。
抱えていた重いものを全部放り出して、充実感を持って帰る。
お酒が入っていたこともありますが、幸せな気分で帰ってきました。ありがとう友人。

たまたま書店で見かけて、表紙と帯の説明で買ってしまった
『日だまりのピニュ』(こがわみさき作)という漫画。
読みかけですけど、とてもすきになりました。読後はやさしい気持ちになります。
お薦めして買う方がいるかわかりませんが、よかったら読んでみてください。
こんな表紙です↓ 「君らしい」と友人が言いそう……。

http://gangan.square-enix.co.jp/comics/up_image/200412247.jpg


手の平返し  No: 123 04/12/23 Thu 00:09:54

3日前は下のような心境でしたが、年賀状制作に着手しました。
「無理」という言葉はやってみてから言うものでした。失礼いたしました。
やる前から諦めるな! 自分! ……と。
やってみて、結果として送達が遅れてしまったらゴメンナサイ。
案出しはほぼ完了、残るはイラスト制作と印字と宛名・コメントの手書きです(←殆どやん)。
作品として絵を描くのは10月末以来ですので、ちょっと心配ではあります。
まあ、絵は描き手の鏡であるとすれば、それ相応の絵にはなるでしょうね。

確実に去年描いた絵とは違うものになっている筈です(?)。
そしてあなたの“絵”がかなり変わったことを私は知っています(誰に話しているのだ)。


通常運転したいけど  No: 122  04/12/20 Mon 23:16:08

気が付けば12月20日です。
今年もあと十日ちょっと!? と改めてびっくりしました。
年末という気が全くしてないんですよ。
もう1ヶ月くらいないと一年が締め括れないような、そんな気分。
むしろ、通常運転を続けたいです(暦上無理だけど)。
年賀状も例年なら12月頭に案出しが終わり、25日頃に制作が終わって
30日頃に宛名と文を書き終わって投函していますが、今年はかなりピンチです。
年末という気分がないのでなんかやる気が出ないんですよね〜。いまだに案も含めて白紙なんです。
元旦配達は絶望的です(と、宣言しておく)。多分 大 幅 に(←ゆっくり読む)遅れますので、覚悟しておいてくださいね(?)。


一段落  No: 121 04/12/18 Sat 21:51:46

●怒濤の如き仕事の波がようやく収まりました。
11月から3週末連続の旅行、その次の週(先週)は土日とも休日出勤、そして今日も休日出勤でした。
我ながらダイナミックな1ヶ月でありました。よく動いたわ〜。
明日は1ヶ月ぶりの“普通の”休日です。ゆっくり休みます。
「おたよりコーナー」でアニキ氏の言うように、年賀状書かなかんなあ(書かなきゃなあ)。

●映画『SWING GIRLS』のDVDが早くも2005年3月25日に発売されるとのことで……予約しちゃいました。
映画は1月まで放映しているようなのでかなりハイペースな気もしますが、
心置きなく作品を観られるようになるのはやっぱり嬉しいです。
ガールズ達を生で観られるコンサートも28日に行ってきます。夕方の東京某所(←すぐわかる)。楽しみだなあ……。


うたの引力実験室  No: 120 04/12/14 Tue 21:26:33

●昨晩は窓から双子座流星群を眺めていました。
1〜4つの流れ星が見えました。(確実に一つは観たけど、それ以外は自信がない)
願いごとはこの際いいのです。一つでも観られたことが有難いのですから。

●えー、昨日のぎりぎりに祝ってくれた友人のAさん(昨日の同期とは別人)、
あと掲示板のム〜さん、どうもありがとうございます。
誕生日当日にそうである事を書くのは野暮だと思ったのですが、やってしまいましたιι
「祝って欲しいオーラ」が出てましたかね、すみません……。でも嬉しかったです。

●「桂光亮月について」を更新しました。
更新内容から、ひとつ。
友人から頂戴した“チャカと昆虫採集”のアルバム『うたの引力実験室』。
歌謡曲や童謡などをカバーしたライヴ作品なのですが、
布団にくるまって電球を灯したようなあたたかいアルバムでした。
収録されている『ひまわり娘』や『バスストップ』……などなど、
ぐっと感動してしまいました。原曲を大切にして歌っているのがよくわかるのです。
いつかはライヴに行ってみたいです。
歌詞カードの冒頭には文章が添えられていました。(※要約)
……この世にはものすごい数の人がいるのに、どうして私はこの人と出逢ったのだろう。
会場では普段会うことなどないはずの人が同じ空間をわかち合っている。
同じドレミファソラシドの組み合わせなのに、どうして特別な何かを感じてしまう曲があったりするのだろう。
そこにはきっと何か引力の様なものがあると私は信じている……と。
自分が思ってきたことをうまく言葉にしてくれたような文で、こちらにも感動してしまいました。
これもまた、“引力”なのでしょうね。ありがとう、友人。

(先週あたりからNTT西日本のコマーシャルで、このアルバムの収録曲『Happy Talk』が流れています)


「四半世紀」  No: 119 04/12/13 Mon 23:16:01

感はなく、それでも確実にやって来たのである。
随分長い時間を過ごしたようでありながら、社会的にはまだまだ半人前だが、
これから自分の言動への責任は徐々に重くなっていくことだろう。
若いから、と甘えていられなくなる。かといって熟成はされていない。
人の手を引き、周りに恥をかかせない人間になっていかねばならない。
今の自分には重く思えるが、それが世の中というものだと思う。
そんな気がする。

祝ってくれた家族と同期のAさん、どうもありがとう。とても嬉しかった。

今夜は双子座流星群をみてみましょう。風邪に気をつけて。


やるときゃやる!  No: 118 04/12/11 Sat 21:28:31

●仕事の話はあまり書かないのですが……
今日も仕事でした。明日もです。始業は平日と同じです。
来週土曜日までこの状態が続きますのよ(?)。つまり18日も仕事です。
先週末には片付くと思われた仕事が突然増え、
普段の倍ぐらいの密度で仕事をやらねばならなくなってしまいフル回転であります。
かなり消耗しますが、嫌じゃないし有難く仕事を任せられていると思えば、ね。やるときゃやりますよ。
いちいち愚痴ってたら余計やる気が出ませんから。前向きにいきます。
あと一週間がんばるぞ、おー!(管理人、半ばヤケクソ)

●この時期は山茶花の花が綺麗で見とれてしまいます。
去年までは花の名前と姿が一致しなかったのですが……やっと覚えました。
景色を見るのが趣味みたいなものですが、気がつくと山茶花を探しています。
「山茶花み〜っけ!」とはさすがに言いませんが(?)、
彩りの少ない冬に紅や桃色の花が沢山咲いているのを見ると嬉しくなってしまうのです。
ただし、椿と混同してはいけませぬ。


星を見上げて  No: 117 04/12/08 Wed 22:30:37

最近、帰宅して車から降りると星空が綺麗で嬉しいです。
ちいさなちいさな星まで見えるんですよ。
もちろん、冬の大三角も、すばるも。
それは、田舎ゆえに空気が澄んでいて空が暗いお陰なのですが……。
物事は表裏一体なのであります(ちょっと違うか)。


びっくり三連続  No: 116 04/12/07 Tue 21:51:50

久し振りの投函になってしまいました……。

●4・5日は異常気象の中、職場の旅行に行ってきました。
心から楽しんだ2日間でした。ありがとうございました。

●旅行から帰ってきて愛機「りお」(iBook)を点け、亮月サイトを見ると、
カウンターの数字が妙に多く表示されていました。
何だろうと思ったら、なな何と、私が密かに尊敬する
書体デザイナーの佐藤豊さんが発行していらっしゃるメールマガジンに
うちのサイトが紹介されていたのです(私も購読しています)。
ここのような零細サイトが取り上げられるとは、正直びっくりしました。
一日のアクセス数が普段のひと桁違いになったのは
「すずとこんぺいとう」御中でうちの新作書体が紹介されて以来2回目であります。
メルマガを見ていらっしゃった方、「おたよりコーナー」に書き込んでくださった方、
そして佐藤豊さん、こんな所からですが深く感謝しております。ありがとうございました!
「写植ファンサイト」を運営してきて本当によかったです。

●年末に催される「SWING GIRLS FIrst & Last Concert」のチケットが取れました。
予約殺到と聞いていたので、誠にありがたいことです。
ガールズ達の演奏を直接聴けて、この目で観られるとは……。
私にとって最初にして最後の生演奏。じっくり楽しみたいです。

物事の終わり際に放たれる甘くしっとりとした美しさが好きです。


業務連絡  No: 115 04/12/02 Thu 23:18:30

で、ございます。
4・5日(土・日)は職場旅行ですので、
おそらく5日の夜まで留守にすると思います。
明日もひょっとしたら留守かも知れません。
るすにする、は回文だ(?)。
それはともかく、何卒ご了承くださいませ。


カウントダウン  No: 114  04/12/01 Wed 22:13:25

12月になりました。焦燥感がたまりません。
そう言えば、年賀状の原稿にはまだ手を着けていません。
題材はもう決めてあるのですが……。
日々の行動密度がとても高くなっていてなかなかそこまで回らないのです。
限られた時間で如何に物事をこなすか。これもまた年末の醍醐味ですね。

そういえば、スウィングガールズは年内で解散(?)のようで……。
残念でなりませんが、元々は映画のキャラクターです。
17人がいつまでもスウィングガールズでいることは出来ません。
嫌だ嫌だと言うよりも、しっかりと最後まで見届けたいと思います。
事実は避けるものではなく、受け止めるものであります。
そのとき何ができるか考えて、納得できる結果が得られれば、それ以上のことはないと思うのです。


ありがとう、山形。 No: 113  04/11/29 Mon 20:15:47

……行ってまいりました、スウィングガールズロケ地巡りの旅。

●岐阜の山奥から電車や新幹線を乗り継いで6時間。
27日はまず、米沢市内をタクシーで廻りました。
映画そのままの風景がそこにあってとても感動しました。
この場所にガールズたちがいたんだ……、と。
そして撮影に使われた山形鉄道に乗って長井市へ。
夜だったので風景は観られませんでしたが、
高校生がいっぱい乗るあたたかくて可愛らしいローカル列車でした。
泊まりは長井市内の「タスパークホテル」。
ここは冬のロケでキャスト・メンバーが宿泊の拠点にした所。
拠点だったラウンジは「スウィングガールズルーム」として
所縁の品がたーくさん展示してありました。
“樹里っぺ”達と同じ所に泊まっとるんやな〜、と感慨もひとしお。

●28日は山形鉄道の終点、荒砥(あらと)へ。
このとき乗ったのはスウィングガールズ仕様のラッピング列車でした♪
そしてメインイベント、“スウィングガールズ列車”! 12時過ぎのものを往復で。
車内は撮影風景の写真や作中に登場した店の広告、そしてあのドウブツもあり、ファンにはたまりません。
家族連れや女の子グループ、単独行動のオニイサンなどでいっぱいで、遠足のようでした。
昼食は映画そのままの“ガールズ弁当”で、何と「石ころ」付きでした(笑)。
配ってくれたのは“上野ずり”ちゃん。弁当屋さんなのですが、
上野樹里さんに結構似ていて映画の雰囲気満点でした。食中毒にはなりませんでしたが(^^
(一緒に写真撮ればよかったな〜)
スウィングガールズ列車でないと観られない特別編のビデオや
地元の方の撮影裏話など、とても楽しめました♪

●置賜(おきたま)で出会った人達はみんないい人でした。
コースにない所も廻ってくれて、写真も撮ってくれたタクシー運転手のおばちゃん。
映画について熱く語り合った、赤湯駅員のおねいさん。
切符の心配をしてくれた、荒砥駅のボランティア(?)のおじいちゃん。
ガールズ列車でスウィングガールズのすごい秘密を話してくれた、「おきたま応援隊」のおじさん。
列車で知り合って、山形弁とかの話がとっても面白かった、天童から来た女の子三人組。
別れ際に「名前も知りませんけど、今日はとても楽しかったです。帰り気をつけてくださいね」と言ってくれました。
荒砥駅で互いが見えなくなるまで手を振ってくれました。

あなたのやさしさをけしてわすれないでしょう。

映画を体感するだけでなく、人々の優しさにも触れて
帰るのが惜しくなるぐらい素晴らしい旅ができました。
本当にありがとうございました。


北へ。  No: 112 04/11/26 Fri 19:00:25

27〜28日は米沢へ旅立って、
泊りがけで『スウィングガールズ』のロケ地巡りをしてきます。
どうやらめちゃくちゃ寒そうだ……。
「おたよりコーナー」やメールのお返事が遅れますがご了承くださいね。

余談ですが、ゲーム『北へ。』の絵柄は結構好きです(プレイはしていない)。
あのキャッチ−な主題歌も好きだったり(笑)。


当たり前に感謝  No: 111 04/11/25 Thu 23:16:00

●私が映画『スウィングガールズ』を気に入っていることはご存知かもしれませんが、
ピアノを習ったりロケ地に行こうとしていたりと、すっかり日常と化しています。
それで思ったのが。
「好き」であれば、良く見えるのは当然ですが、
いい意味でその「好き」というフィルターを通さなくなったときからは
自分の真価を問われているような気がするのです。
客観的な視点に変わったときに、見えた「真実」を受け止めることが出来るだろうか、と。
自分から遠かった物事人がここにある(いる)とき。
新鮮だった事が当たり前になってしまったとき。
それを謙虚に受け止め、感謝の心を忘れない人間になりたいです。

●写研の書体がテレビコマーシャルで結構頑張っています。
「石井太ゴシック体」と「カソゴ」(←「キッラミン」かも)。
前者は長く使われてきた基本書体で、愛用されているのも頷けますが、
後者はどちらかといえばマイナーな存在の明朝風細ゴシック体です。
何故カソゴが色々なコマーシャルで使われるのか気になります。
「ゴナL」と「ゴシックMB101L」の中間のデザイン(だと思う)で
程よく今風、程よく真面目な印象だからかもしれません。
いや、この書体を選ぶ真意はわかりませんが、興味深いです。


命の声  No: 110  04/11/22 Mon 23:30:02

アニメ『ドラえもん』のメインキャラ5人の声優さんが
2005年3月で代替わりされるというニュースを聞き、ショックでした。
私が生まれた1979年に現行の番組が始まり、25年。
まさに私達は“ドラえもん世代”でした。映画も何度も観に行きました。
今でもたまに番組を観ると、思いがけなく涙したり、心打たれたりします。
5人の声があまりにも定着してしまったため、声が変わってしまうのはとても寂しいですが、
60〜70代になられた声優の方々が“今”、役を退く意志を示されたのは
よい選択だったのではないかと思います。
だって、例えばドラえもんの声が変わり、何年か後にジャイアンの声が変わり、
また数年後にのび太の声が変わり……って、あまりにも悲しいじゃないですか。
キャラクターは永遠に歳を取りませんが、それに命を吹き込む人はいつか寿命を全うします。
「ドラえもんの声は大山のぶ代さんじゃなきゃ!」と思うけれども、
子供や孫の世代にも観て欲しい作品として
新しい“命”を吹き込まれるドラえもんにも期待します。


更新しました。  No: 109  04/11/21 Sun 21:44:21

久し振りに「イラスト制作部」を更新しました。
2002年の絵の展示を復活したのですが、沢山展示できるのは嬉しいですね。
写植も使い放題で、好きな作品(漫画など)も多くていい時代でした。
絵は拙いですが、よろしかったら亮月製作所の写植機現役時代の作品をご覧くださいませ。

今日は、制作中の書体の原字を久し振りに拵えました。
原字を作り終わっても、アウトライン化やフォント化の作業がありますので
まだまだ序盤なのですが、文字が大分揃ってくるとやる気も増します。
自分の手で直接つくれる、原字制作が一番好きです。「手応え」があって。

※原字:書体の下図のようなもので、原字を基にフォントを作っています。
    詳しくは「書体制作部」(下記URL)を参照ください。

http://ryougetsu.hp.infoseek.co.jp/making.html


感動の旅  No: 108 04/11/20 Sat 21:17:43

今日は職場の同郷の集まりで愛知県南知多町の日間賀島に行ってきました。
船に乗るのは10年以上ぶりの事でした。
海は美しい青緑色で、はっきりと水平線が見えた時、心の底から感動しました。
帰りには夕方から夜へのグラデーションが拝めました。
……今はとても穏やかな気持ちです。
生きるには日々の小さな感動とたまに訪れる大きな感動が必要だと思うのですよ。
それは無理やり感動するということではなく、物事をよく視てみることのような気がします。
そうして何か心動くことがあれば素敵じゃないですか♪(と思う)
せっかくならば、毎日をよく味わって暮らしたいです。

絵が、存在しない(実現しない)ものを見える形にしたい気持ちによるものだとすれば、
今私が絵をあまり描いていないのはこの現実に感動するものが沢山あるからかも知れません。
あるいは本当に描く気がないだけなのかも知れませんが(笑)。
勿論、心動かされたから絵を描こうと思うこともありますけどね。

今日の投函は文章が大袈裟になっている気もしますが、よい旅ができました。
来週と再来週も遠くへ旅に出ます。きっと大いに感動することでしょう。


寒さ沁みる晩秋  No: 107 04/11/17 Wed 21:33:41

昨日になり一気に冷え込み、とうとうこちらでもストーブを点けました。
あの、下からすっと忍び込んでくるような寒さです。

3週間前にネットで注文していた村上ユカさんのシングル『小鳥』『雲色のじょうろ』は
廃盤になっていて仕入れができない、と連絡がありました。オークションにも出ていません。
あゝ(筆者、頭を抱える)。田舎の中古屋には絶対ないだろうし、
諦めるしかないのでしょうか……。晩秋の寒さに沁みる連絡でありました。


のっぴきならぬ  No: 106 04/11/16 Tue 21:33:09

今日の昼休みのことです。

先輩「28日の日曜、仕事やらん?」
私「い、いや、その日は退っ引きならぬ用事がありまして……。」
先輩「のっぴきならぬ?? なにそれ〜(笑)」

笑われちゃいました。この言い回しが可笑しかったようですιι
こういう言葉が好きで、思わず口を突いて出てしまうんですよ。
「ひきもきらずに」「てんでばらばら」「よりどりみどり」……などなど。
リズムと発音が快くて、日本語のいい所だと思っているのですが、
使っている人って少ないんでしょうか。聞いたらやっぱり笑いますか?


「またね」  No: 105  04/11/15 Mon 20:22:57

昨日は大学時代の友人に誘われて、セントラルパーク(名古屋・栄の地下街)で開かれた
絵の学校の絵画・イラスト展に行ってきました。
人の絵を見ては「この人はどんな人だろう」「何を言わんとしているのだろう」
「何々が好きなんだな」とあれこれ思うのが好きです。
相当気合いを入れて描いた作品のようでしたが、どの絵からも
作者がとても楽しんで、好きで描いたものだということが伝わってきました。
やっぱり絵っていいなあ、なんか描こっかなあ。

その後は東急ハンズに行き、丸善で思いがけなく見つけた好きな作家の本を買い、カラオケで締めました。
やっぱり休日はたまに街に出て、友人知人と会うのが一番です。
帰り際に「またね」と言ってくれたのが嬉しかった。
いつも何気なく使いますけど、ありがたい言葉なんですよね。


原因不明  No: 104  04/11/13 Sat 20:53:25

11月も半ばにさしかかりましたが、暖房は使っておりません。
1週間が早く過ぎていくのに何もしていないという焦りが来ている気がします。
というよりは、何事にもやる気が出ないんですよ。
まず絵が描けなくなり、本が読み進められなくなり、
CDや本を買わなくなり、日録(日記)が疎かになり……。
自分でもちょっと原因が分からないのでなおさら歯痒いです。
どうしたものかなあ。


フェンダーローズ  No: 103  04/11/11 Thu 22:06:04

私が習っているピアノの先生の家には、
「フェンダーローズ」というエレクトリックピアノがあります。
実物を見たのは初めてでした。
音色は、やさしく弾けばころころとした夢見心地の音。
強く弾けば低音は歪み、中高音は抜けるように力強い(という感じに私には聞こえる)。
子供の頃はテレビ番組や音楽によく使われていたので
昭和50年代までに生まれた人ならよく知った懐かしい音色だと思います。
そんな郷愁も手伝って、電気を使う楽器の中では一番好きなのです。

学生時代に昔の歌をよく聴くようになってその楽器の名前を知り、
すっかりフェンダーローズの虜になってしまいました。
とりわけ1970年代の歌の伴奏には頻繁に登場するので
BGMとして聴くだけでも気持ちが和みます。
先生の弾くローズを見て、やっと憧れのお方の本人に会えた、というような嬉しさがあります。

鉄の棒を鍵盤(ハンマー)で叩き、その音を増幅して発音させているのですが、
その簡単な構造から演奏者のぬくもりが伝わってくるような音色を発するのは何だか不思議で、
その可愛らしいデザインも魔法の楽器「電氣ぴあの」といった雰囲気です。
今では音色はサンプリングされ、電子楽器に生まれ変わったといいますが、
やっぱり楽器全体のもつ味わいまで再現して初めてフェンダーローズだと思いますね〜。
その楽器の音(に近い音)が鳴るだけっていうのは、ちょっと寂しい気がします……。


ご無沙汰してました  No: 102 04/11/07 Sun 22:09:09

久し振りの投函です。一応、近況を。
10月までの猛烈な時間の過ぎ方と打って変わって、落ち着いております。
ピアノを習い始める、スウィングガールズ絡みで動き回る、など、
10月は目まぐるしく過ぎていきました。
ストーブは出しましたが、点ける程は寒くなく、秋が深まっているという実感がありません。
今年の秋は妙に暖かい気がします……。
でも来年の年賀状をどんな題材にするかそろそろ決めなきゃ。
年末進行でせわしなくなる前に(大抵大晦日ぎりぎりに投函しているのだ)。

年末ついでに。
愛用のS-VHSデッキ「SLV-R7」(SONY製)の内蔵カレンダーは2004年12月31日までです。
今年が終わると1989年に戻ってしまいます。
1990年発売のご老体ですが、まだまだ綺麗に録画できるので使い続けていくつもりです。
日本がまだ元気だった頃に気合いを入れてつくられた作品とはいえ、
メーカーでさえこの製品が15年もつとは思っていなかったのでしょう。
15年の隔たりを感じさせない、時代に左右されないデザインだと思う分、
カレンダーだけが時間を遡るのはなんだか皮肉な話ですね……。


今日を大切に  No: 101 04/10/31 Sun 21:59:39

再び、資生堂「フィーノ」のCMソングの話題ですが、
この際なので詳しく調べてみました。
出演と歌は、宮沢りえさん。歌の名前は『今日を大切に』です。
「おはよう編」と「笑おう編」の2パターンがあります。

「おはよう編」は熱帯魚のカクレクマノミが「オハヨウ。」と言っていて、
最後は宮沢さんが自転車で坂を駆け降ります。
♪おはようといいましょう みんなにいいましょう
 今日を大切に フィーノで髪を愛しましょう 資生堂
という歌詞です。

「笑おう編」は、ヤドカリが「泣イテシマエ!」と言っていて、
最後は宮沢さんが浜辺を走っています。
♪大声で笑いましょう ときどき泣きましょう
 今日を大切に フィーノで髪を愛しましょう 資生堂
という歌詞です。

作詞作曲者はわかりませんでしたが、
下記の資生堂サイトでコマーシャルとフルバージョンの歌(楽譜付き)を聴くことができます。

気になるコマソンといえば、
三和豆友食品という豆腐屋さんの『ドンドコ☆ダンス』(村上ユカさん作曲)や
明治製菓キシリッシュの『彼100パーセントトレビアン』(菅野よう子さん作曲)も
それぞれ独特な雰囲気で、一回聴いたら忘れないと思います……。

http://www.ft-shiseido.co.jp/cm_show/on_air/finoAtm/index.html




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