亮月だより

●過去だより551〜575

2009.12.20(日) 20:45  575 至福のプレゼント

 昨夕は友人(“美食倶楽部”会長)ご一家と会食でした。
 名古屋は東区主税町にある「La Grande Table de KITAMURA」というフランス料理店。かの有名な「ミクニナゴヤ」のシェフが邸宅を改装して開いたというお店でした。
 ご家族に12月生まれが多いということで毎年誕生会を開いているそうで、ひょんなことから13日生まれの私も招かれました。
 地元でとれた魚介と飛騨牛がメインのコースで、さっぱりとした白と渋みの強い赤ワインを選択。至福の、至福の時間でした。
 途中で誕生日&クリスマスプレゼントの贈呈があり(贈り物があるなんて知らなかった)、友人から包みに入ったものを頂きました。「ここで開けないで」と言われたので何かいわくがあるのだろうと思って友人宅に戻ってから開けると……

衣玖さんストラップ☆

 衣玖さん(東方Project)の雀牌携帯ストラップでした!! 私の好みを見抜いたナイス選択☆ 東方キャラの中で一番好きなので、分かっててくれてすごく嬉しいです (確かにフランス料理店で開けちゃかん中身だ・笑)。ありがとう。

 果てしなく続く名曲発掘の旅。
 昔の音楽を職業作家別に聴き込むのにはまっています(アニソン寄りなのは許してほしい)。
 桜井順(代表作:お正月を写そう)、八木正生(ネスカフェ違いの分かる男)、山下毅雄(ルパン三世)、渡辺岳夫(アルプスの少女ハイジ)、越部信義(サザエさん劇伴)、菊池俊輔(ドラえもん旧主題歌)……とそれぞれに確固たる作風があり、利き酒のように楽曲を味わうことができるのが楽しいです。
 例によってあまり有名でない作品を探しては聴いてしまう訳ですが、生演奏の曲はどんな作品でも丁寧に作り込まれていて、当時のラテンやジャズの味付けがされた編曲は本当に格好いい。メジャー調の曲にマイナーコードがたまに挟まるのもたまらなく好き(逆もまた然り)。こういう音楽が作れるようになるなら今っぽい曲が作れるようになれなくてもいいぐらいです。


2009.12.12(土) 23:59  574 そして

 写真展の搬入の手伝いに行ってきました。

 その前に少し時間があったので大須をぶらり。“絵の資料”を入手。……こういうのだって事をごまかすつもりはなかったんですがー(土下座)。さとり(570番の投函参照。岐阜県出身と判明)が居て魔が差したので……。

 本題のcafe凛さんへの搬入は試行錯誤しながらも無事完了。お店の一角がそれらしくなって気分が盛り上がってきました。

写真展の雰囲気

 京都出身というお客さんが(写真が)“ゆるい”という言葉を“はんなり”という意味だと解釈してくださり、そうかはんなりって言えばいいんだ、と妙に納得。
 せっかくなのでここで昼食。そぼろ御飯と大根人参の餡かけ汁、サラダ。昼食抜きで作業に取り組んだので達成感の味がしました。

 夕方からは主催者Rさん宅で楽器を弾き交わすことに。
 カホンという箱形の打楽器が手に入ったということで叩かせてもらったらとても心地よくてはまってしまいました。これにRさんの口琴(こうきん。口に嵌めてビヨォ〜ンというサイケデリックな音を発する)を合わせると絶妙でした。
 知ってる歌を即興で合奏すること2時間。写真サークルで楽団を組みたいねという話になり、いよいよ訳が分からなくなってきながらも着々と楽しいことに巻き込まれてゆくのでした。
(BGM:堀江美都子30周年アルバム『あしたがすき』1999年/1969〜76年作品)


2009.12.11(金) 21:44  573 29.99

 所属の写真サークルで写真展を開きますので告知します!(※削除)

 私も1枚参加していますので、よかったらどうぞ。(※本人は多分いません)
 明日はその準備に行ってきます。

 ああ、もう少しで……あまり欲しくないものを貰ってしまう(謎)。 そういうものに限って断れなかったりする。
(BGM:前川陽子『松本ぼんぼん』1975年、
 藤枝あかね究極焼肉レストラン!お燐の地獄亭!』2009年)


2009.12.9(水) 18:48  572 意のままに

 現像に時間がかかっていた黒白フィルムの写真が仕上がってきました。
 人ばかり撮っていたのであまり載せられませんが、味のある画が出ていました。以下3枚、Nikon NewFM2+ネオパン400プレスト、Ai50mmF1.8SとAi80〜200mmF4.5にて撮影。

東山動物園の観覧車
2009.10.12 写真サークルで東山動植物園へ

大須の雑貨屋さんにて
2009.10.18 Rさんと大須へ(雑貨屋さんの商品の猫)

森野ふく美術館取り付け道路にて
2009.11.21 写真サークル浜松ツアー(秋野不玖美術館の取付道路にて)

 黒白だと色に惑わされず物の形と光だけで写真が決まるからか、うまく撮れたと思う写真が多かったです。雰囲気も出るし、黒白フィルムで撮るのもいいな。

 【イラスト制作部】最近描いた落描きを近況代わりに……。

毒気のないお燐
『東方地霊殿』より「火焔猫燐」

 お燐といえば『究極焼肉レストラン!お燐の地獄亭!』といえば藤枝あかねさん(密かにファン)。9月からブログなどが軒並み閉鎖になっていたけど12月から復活。行方不明とか引退じゃなくて本当によかった。

天子クイズダービー出演?
『東方緋想天』より「比那名居天子」(クイズダービー?)

 クイズダービー出演っぽいのは、天子のかぶる帽子が優勝チームのかぶるそれに似ていると思ったからです。私達の世代はやっぱり巨泉ですよ☆
 そろそろ絵を描く気持ちがあたたまってきたので年賀状の絵に取り組みたいです。


2009.12.2(水) 21:35  571 旧の気持ち

 トップ写真が11月22日に行った旧中央本線愛岐トンネル群廃線ウォーキングで撮った写真に変わりました。
 1966年の新トンネル開通によって役目を終えそのまま打ち捨てられた旧玉野第四トンネルの暗闇の中で、40年以上「2」を相手もなく示し続けてきた磁器タイルです。
 もしタイルに感情があるとしたら、久し振りの人の群れに何を思ったのでしょうか。色々なものを感じてシャッターを切りました。
 1900年に開通して以来崩壊もなく煉瓦積みの美しい形状を遺してきた13のトンネル群。当日の投函にも書いたように特集を組んで多くを語りたいところですが、大掛かりになりそうなのでまたいつか、ということにしたいと思います。

○愛岐トンネル群関連リンク
 →NPO法人愛岐トンネル群保存再生委員会(公式)
 →中央本線旧線跡 高蔵寺〜多治見間の廃トンネルたち(「Horse Feathers」管理人不明)
 →中央本線-古虎渓旧線跡(「道」TOPページの下の方)(「うさ★ネコサンド」uchiyamaさん)
 下の二つは今の状態に整備される前の貴重な探訪記です。3番目は情報量がすごいので特におすすめ。

 このURLにある亮月製作所の現行サイトも来年が終わるまでには旧サイトになってしまいます。
 再建計画(新サイト制作)のため現行サイトの更新は殆どないと思いますが、亮月だよりには随時投函しますので引き続き来訪していただけたら嬉しいです。


2009.11.30(月) 23:19  570 リハーサル

 【イラスト制作部】2009年もあと1ヶ月を残すのみとなりました。
 恒例行事の年賀状作成に取りかかるため、落描きをしてウォーミングアップ。図案は絵を描く気分が盛り上がってきてから決めます(笑)。
 ちょうど、6年おきに同じ絵を描いたらどうなるかという実験の年にあたるので見てみたいと思います。元々は自作小説の登場人物でした……。

1997年のイラスト
1997.2.22

2003年の絵
2003.5.19

2009年の絵
2009.11.30

 作風ってこんなに変わるのねと思いながら、タッチは同じで自分は自分なのだなあと思いました。沢山描いてた2003年のが一番安定しているような気がする。今日描いたのは表情がもやっとしてる。2008年まで続いた画力の低下っぷりを思い知る。ただでさえ絵が上手い訳じゃないのに、更に過去の自分に負けてる気がするのって悔しいな。
「リハと言ったらリハーサルではなくリハビリである」というのが近しいバンドマンの言葉なのですが、私にも練習より復旧がまず必要なようです。

 そんな訳で今日のリハビリイラストから一枚。東方地霊殿より「古明地さとり」。

古明地さとりイラスト

 ゲームは友人に見せてもらった程度でプレイしていませんが、カチューシャにハートという意匠はズルいと思う。
(BGM:前川陽子『松本ぼんぼん』1975年 ←はまった)


2009.11.26(木) 23:19  569 これだけは

 写真サークルの浜松旅行の一人反省会。これだけは残しておきたいこと。
 Rさんご推薦のCECIL(知ってる)とイノトモは好きな感じの曲を作る音楽家だ。
 カメラを「かまう」という言い回しは方言だという事を知って大ショック。何気なく使ったら通じなかった。「かまう」って無生物にも使わん? 道具を使うとか手入れするという意味合いで。
 田舎人と都会人とでは路上で停車する事に対する感覚が全然違う。田舎で片側2車線路上に停車するのは死も覚悟だが都会では抵抗があまりないんだとか。知らなかった。
 夜の手持ち撮影はデジタルじゃないとかなり厳しい。現像したフィルム写真は半分ぐらいぶれぶれだった。


2009.11.24(火) 19:48  568 オーバーフロー

 前回の投函から2週間経っていることに驚いた管理人です。“亮月時間”と自称するぐらいのんびり生きてきた私にとっては時間の流れが速すぎてついていけません。

 近況を色々とここに書きたいのですが、サイトの再建と年賀状制作に時間を使いたいので大まかに……。
 11月14日。友人が社内報に載るというのでそれに使う写真撮影を頼まれる。楽しんでやっている事が人に喜ばれるととても嬉しい。お礼の牛しゃぶがとても美味しかった☆
 15日。3Dカスタムなんとかというゲームがすごい。当製作所でも絵の参考に導入。東方キャラのパーツを集めて形づくって遊ぶ。よく出来ている。
 19日。某所で知人筋の少人数鍋パーティー。初対面の人に自分の趣味を笑われ言葉を失う。絵を描いてピアノとウクレレとリコーダーを多少弾くののどこが笑えるんだろう。ネタで話したつもりじゃないのに。生まれ育ってきた環境が全然違うんかな。
 21日。写真サークルのメンバーで浜松へ。美術館に温泉に電飾。すごく楽しかったので撮ったフィルムが現像から上がってきたらここに書きたい。
 22日。中央本線定光寺・古虎渓間の廃線トンネルウォーキングへ。40年以上放置されてきた廃トンネルが人で溢れる。どこを撮っても絵になる風景。綺麗な公園などには整備せず、時間をたっぷりと吸い込んだこの風景を長く遺していってほしい。自分に“廃鉄”属性があることを知る。これは時間を割いて特設サイトを作ってでもレポートしたい!
 23日。トンネルへ一緒に行った友人宅に泊まり、気の向くまま名古屋へ。気がついたら東方の下敷きと画集を買っていた(絵の資料、だと思う)。いや、『書体の研究』商業版がやっと買えたのが一番嬉しかった。

 24日。『タモリ倶楽部』でフォント特集のようなものが放映されると聞いて予約録画をしていたが、再生したら別の番組が録画されていた。番組表から名指しで予約したのに。前の週に予備で予約した時も同じ症状だった。こんなんだったら一度失敗したブルーレイ録画機を信用せず、間違いなく指定の時間に録画してくれるS-VHSデッキで並行して予約しておくんだった。何でこんな簡単なことがごく最近の録画機に出来ないんだ。理不尽すぎる。(誰か録画された方がいましたらダビングさせてください……。)
(BGM:前川陽子『松本ぼんぼん』1975年)


2009.11.9(月) 22:57  567 商業誌デビュー? 驚きの日曜日!

 昨日は写真サークルのメンバーで写真の見せ合い会でした。
 10月の動物園の写真をはじめ、それぞれが撮ってきた写真のアルバムをお互いに見合うお茶会&夕食会。メンバー一人一人の味が写真に出ていて、自分には撮れない写真が沢山見られてとても面白かったです。
恵那〜中津川でコンパクトデジタルカメラだけを使って好きな景色を2年間撮り溜めた写真について「写真に愛情が込もっている」と言われて、自分の写真でそういう感想を聞いたことがなかったのでとても嬉しかったです。
 楽器を持参してもいいよ、ということだったのでアルトリコーダーを持っていったのですが、Rさんのギターとの合奏がなかなか良くて自分でもびっくり。吹いたことがない曲でも勘で演奏できてしまえるのがリコーダーのいい所です。
 倉橋ヨエコさんのCDを全部持ってるという話も驚いた。既に中毒になっている人が身近にいたとは。「♪夜は自己××(自主規制)で忙しい〜反省文反省文〜」というすごい歌詞が部屋に流れる夜。いやいい歌なんですよ。

 【書体制作部】……と驚きの連続だったのですが、一番驚いたのはRさん宅にあった『うかたま』という雑誌でした。
 これの16号、2009年10月発行のものを読んでいて……

『うかたま』16号80ページ
『うかたま』16号80ページから

 これは見たことがある字だな……

「シアワセのお好み焼き」特集見出し

 り、亮月ごちっくDBですか!? これは心臓に悪い!!
 商業印刷で見本以外に使われているのは初めて見ました。というか、この雑誌に使われることは全然知りませんでした。使用についての問い合わせはなかったのですが?(商業使用の場合、亮月製作所へ連絡するよう明記している)

『うかたま』16号85ページから

『シアワセのお好み焼き』という特集の80〜85ページに亘り、特集のタイトルや小見出しに使っていただいてます。自作の書体が印刷物に使われるのがこんなに照れくさいものとは思いませんでした。でもこういう前向きな誌面で使ってもらえて嬉しいです。小見出しはエレメントの雰囲気が似た「太ゴB101」と混植してあります。
 書体制作部は休止中で意識の外だったので、全く思いがけない“商業誌デビュー”でした(違う)。記念に自分で買っちゃいました(笑)。どういう経緯・意図でこの書体を使うことになったのかを編集部に問い合わせてみたいと思います。


2009.11.5(木) 22:08  566 カタルシス

 サイト作成はMacOS 9の環境でしか動作しないソフトしかなく、ずっとiBookで作ってきたのですが、先月末にインテルMacでも動作するサイト作成ソフトとFTPソフトを購入し、これでサイト運営はすべてMacBook上でできるようになりました。
 2台に跨がって作業しなくてよくなった上動作速度的にも作業が楽になり、サイト移転に向けた作業がストレスなく進められそうです。

 その作業で倉橋ヨエコさんの音楽を流しているのですが、作業が捗らなくなるぐらいすごくて、すごくて。
 音楽を聴く時はいつも歌詞はあまり頭に入ってこないのですが、倉橋さんの歌は言いにくいような事を躊躇いなく言葉にした歌詞がズバズバ心に刺さってきます。そして深い共感と一緒にあたたかく溶けていきます。
 生きる苦しみや切なさの核心に迫り、それを潔く受け止め、昇華させているような言葉たち。身につまされたり励まされたりして冷静に聴けない(明るい歌もあるけど)。レトロチックで底抜けに明るい(半分ヤケクソにも聞こえる)歌声と曲調がまたいい。聴いた後は意地でも気分が前進させられます。カタルシス溢れるよい曲ばかりです。
 どこかで「巷の○○ソングは胸焼けがして聴けない」と言ったような気がしますが、要するにこういう自分の糧になるような歌詞が好きなんです。

 昨日聴いていたeufoniusの『ねじまきむじか』は1曲目『wonder』が悔しいほどいい。もう大好き。こういう曲が作れるようになるまで曲づくり辞めんよ(←一生もの)。
(BGM:倉橋ヨエコ作品各曲)


2009.11.3(火祝) 18:51  565 ないものをつくれ。

 11月に入った途端に寒くなり、これまで暖かくて必要のなかったストーブをようやく出しました。鍋料理が美味しい〜☆

 本田技研工業から送られてくるPR誌『Honda Magazine』2009モーターショー特別号を見てどきっとしました。

Honda Magazine 表紙
『Honda Magazine』表紙

 モリサワの写植書体「太ゴシック体B1」だったのです。
 これは何事かあると思って読み進めました。

CR-Zコンセプト見開き
「CR-Z CONSEPT」見開き(画像クリックで拡大)

 ばばーん!
 これはすごい。「B1」が近年の印刷物でこれほど大々的に使われているのは初めて見ました! 格好いい!
 この書体は1961年に発売されたモリサワ初期の書体で、「に」「は」のハネや「を」の2〜3画目の脈絡などが石井太ゴシック体の改訂前の字形によく似ています。この整理されていないデザインが味わい深い書体です。電算写植を含むデジタルフォント化はされておらず、この見開きは手動機を使って印字したものを取り込んだものと思われます(漢字の角立てが小さい気がするので漢字は「太ゴB101」かもしれない)。個人的に早くデジタル化してほしい書体です(A1明朝のようなぼけ足はなしで)。
 この冊子には本田の志が詰まっていて胸が熱くなります。「ないものをつくれ。」とは斯くありたい。また、毎号デザインがよく、品質の高いDTPの組見本のようにも読めて内容と同じくらい楽しめます。

 10月25日から毎日進めていた写真の整理が終わりました。
 1999年から今までの写真を時系列順にアルバムに収めるだけの作業なのですが、あまり秩序のない保存の仕方をしていたのでとても大変でした。ネガは現像日のメモ、デジタルは撮影日がデータに含まれているのでそれが救いでした。写真店で貰うアルバムに約50冊。フィルムは全コマプリント、デジタルは気に入ったものか残す意義があるものしかプリントしていないのに全体で2000枚ぐらいあることが判って驚きました。
 学生時代に「写ルンです」で撮り始めて以来、一貫して“未来の自分に残しておきたいものを撮る”ことにしてきたので、時系列順に並べると季節の移り変わりや当時の出来事、写っている人のことが次々とはっきり思い出されて懐かしかったです。大袈裟に言えば自分が見てきたものの歴史だ。
 今後も日々の中に感動を見付け、それを写真として留めておけたらよいと思います。トップを飾る写真もサークルで出展する写真もそういう姿勢で撮ったものから出しています。
(BGM:eufonius『ねじまきむじか』)


2009.10.23(金) 23:05  564 半休はカメラ繋がり

 午後から休みを取って所用で名古屋へ行ってきました。

 平日しか営業していないニコンで、先の望遠レンズ「Aiズームニッコール80〜200mmF4.5」のスカスカなズームリングを修理してもらおうと思いました。
 窓口で実直そうな社員の方に見ていただくと「かなり古いレンズですね〜」と言って説明してくださいました。ズームリングがスカスカですぐズレるのは、それをゆっくり滑らかに動かすためにリングの内側に貼る布地が擦り切れているからのようで、その在庫がなく代わりのものでの修理になるとのこと。修理費は複雑なズームレンズの解体により16000円ぐらいになるだろうということでした。
 結局、買った値段の4倍の値段を払う必要があることと、今後このレンズをどのくらい使うかがまだ分からないこととで修理は保留にしました。それでもニコンの方は「ゴムバンドをズームリングに掛けておいて、リングを止めておきたい時に所定の位置へ嵌めてやればズレませんよ」と対策法を教えてくださいました。
 以前もNewFM2のシャッターチャージレバーの革が取れた時に31円ですぐ直してくださったなど、ニコンの対応の良さには感心させられます。

 続いて近くの画廊で開かれているIちゃん(写真サークルのメンバー)の個展へ。
 残念ながら本人には会えませんでしたが、小さな家の陶器が何百個も集まったインスタレーションをガリバーのような視点で見て自分の住む場所のいとおしさのようなものを感じました。係の方にお茶菓子を頂いてちょっとお話。ほっとするひとときでした。

 夕方は長い付き合いの元写植屋さんへ。(→写植レポート『写植屋さんに行こう』『さようなら写植。』の方です)
 写植についての話題はもう殆ど出ることはありませんが、写真やお互いのカメラ、音楽について語らい、楽しく一日を締めくくりました。写真がとても上手な方なので一緒に写真を撮りに行きたいです。

 9月にKONICA C35の修理をお願いした「カメラ修理工房 ミノハ」さんのブログにて、私のこのカメラの修理状況が紹介されています!

 →カメラ修理屋日誌−みの虫のひとりごと

 ブログ開設当初から様々なカメラの修理の様子を高解像度の写真とともに解説されていて、私はこれを見て「安心して修理を頼めそうだ」と思いました。
(BGM:『歌は世につれ 〜若者文化 (ポップカルチャー)』)


2009.10.19(月) 23:59  563 出会いの骨董市

 18日は所属の写真サークルの主催者・Rさんと名古屋は大須の骨董市に行ってきました。

 こういう蚤の市には殆ど行ったことがなくどんなものだろうと思っていましたが、Rさんの人柄のおかげで色々なよき出会いがありました。
 大須観音の境内一面に様々な分野の古いものが売られていて、それらを見ているだけでも楽しい。何となく胡散臭い感じもいい。

 写真サークルだけあってカメラ関係のものに目がいきがちでした。古いフィルムカメラを見付けてはファインダーを覗き、買っちゃいそうになる衝動を抑えるのに精一杯でした(笑)。ペンタックスの一眼レフのシャッター音がとてもいい。
 そこで私の目を引きつけて離さなかったのがニコンの“カニの爪”付き望遠レンズ。遠くから見ただけでぐっと来てしまいました。先の東山動物園で、50mm単焦点では動物を大きく撮れず、望遠レンズが欲しくなっていたのでした。レンズのカニの爪は穴開き、最小絞りが橙色じゃないからAi(-Sじゃない)レンズだな……だからNewFM2に装着できる。これはちょうどいい。
 触らせてもらうと細身の80〜200ミリズーム。F値が焦点距離によって変動せず、がっしりした造りで、いいレンズじゃないかと直感しました。絞りの動作もレンズの状態も装着した時の挙動も問題なし。
 それで店主の方に値段を訊いてみたら4000円。ヘリコイドとズームリングがスカスカなのを考えても安い! と思い、即決でした。

 その後寄った生地屋さんで柿渋の染め物が気に入って購入しました。
 ここでたまたま買い物をしていた女性に「フィルムカメラなんですね!」と感心され、今二人とも白黒で撮ってるんですよという話をすると、使わなくなったモノクロフィルムを送っていただけることになってしまいました。これにはびっくり。こんな出会いがあるなんて。
 Rさんは買い物上手でお気に入りのものを見付けると店の人に交渉して安く手に入れてほくほくの様子。これも蚤の市の醍醐味なんだな。

 お昼御飯にと大須の商店街へ足を伸ばし、ちょっと裏びれた路地のような場所を発見。入口に「ランチ500円」という看板があったので安さと雰囲気に惹かれて行ってみると、3坪ほどの家庭料理? の店でした。手料理のおかずが沢山ついて美味しい。ママとの会話や小さな店の佇まいが昭和っぽくてとても落ち着けました。大須某所の「ながさき」。また行きたいです。

 それからあちこちにある雑貨屋さんやレコード店を廻ってたっぷり大須を堪能できました。
 道中やコーヒーショップでRさんと色々な話をしました。カメラ談義も勿論ですが、何かしたい力が引き出されるような感じでした。あらゆるものが繋がっていくような。
 そんな訳で多くの不思議な出会いのある充実した一日でした。どうもありがとう。

 それで戦利品の望遠レンズを調べてみたんです。

Ai80-200mmF4.5・イメージ写真

 Aiズームニッコール80〜200mmF4.5でした。
 どこかで見たような気がしていたのでカメラ雑誌を調べると『アサヒカメラ』2008年6月号のニッコール特集で“多くの報道カメラマンが愛した名玉”と紹介されていました(写真で下敷きにしている記事)。おおー!

Ai80-200F4.5全景

 NewFM2に装着するとかなりでかい。でもオートフォーカスレンズのようにぶっとくないのでそんなに気になりません。直進式ズームなので画角を決めながら合焦できます。

ズームレンズの“花火”

 被写界深度を示すカラフルな“花火”も美しい。飾りとして置いておくだけでもいいです。
 1977年の発売当時の定価は101000円の高級レンズでしたが中古の相場は1万円前後だそうです。4000円というのはかなりお買い得だったんだ!
 運が良かったのか、カメラ雑誌の読み過ぎでレンズの目利きが出来るようになっていたのかは分かりませんが、とてもいい買い物でした♪


2009.10.17(土) 22:25  562 フィルムらしさを求めて

 前回の投函で書いた東山公園で撮ったフィルムを現像とプリントに出しました。
 今まで通勤帰りに寄るのに都合が良かった「カメラのKタムラ」M店にばかり出していましたが、プリントがいつもすごく硬調(具体的には、暗い部分が潰れて真っ黒になる)な仕上がりになるのでフィルムで撮る気を失いかけ、店のプリントを疑い試しに他の店を使うことにしたのです。

某店のプリントからフィルムスキャンからの画像
:某店の同時プリントからスキャン 右:ネガフィルムからスキャン
左はコントラストと彩度が非常に高く、暗い部分の階調が出ていない
KONICA C35・コダックスーパーゴールド400・プログラムAE

 という訳で、写真サークルのメンバーN嬢に教えてもらった駅前に古くからあるカメラ屋さんでプリントを頼んでみました。
 仕上がってきたプリントは白飛び・黒潰れが殆どなく、滑らかに階調が繋がった自然なものでした。(人の写った写真が殆どなので残念ながら掲載できませんが、上の写真の右のような状態。)
 どうしてなのか、店主のおじさんに訊いてみました。
 大手チェーン店はデジタルとフィルムでプリントする機械を共用していて、フィルムも一旦デジタル化してプリントするらしい。そしていわゆる“きれい”に見える(見映えがする)ような設定でどちらもプリントしているとのこと。コントラストと彩度を高くしてやれば多くの人にとって一見“きれい”に見えるようになるからだそうです。
 一方このカメラ屋さんでは従来のフィルムから直接印画紙を作る方式の装置(プリント過程自体はフルアナログ)を使っているから階調が滑らかで、なおかつプリント具合をチェックしているとのこと。
 私には前者のプリントが不自然に見えたのですが店主も同意見で、階調が出ていなかったり色がおかしかったりしても気にしない人ばかりになってしまって残念だと仰っていました。
 そんな中でカメラの使い方を聞きに若い女の子が来たり、大伸ばしをする写真はフィルムでしか撮らない人がいたりするんですよと嬉しそうに話されていました。それでしばらく写真について話し込んでしまいました。
 先のチェーン店が悪い訳ではありませんが、フィルムは写真をよく知っている人にアナログでプリントしてもらうのが良さそうだ(私好みの仕上がりになる)ということが分かりました。
 地元駅前の「カメラのM」さん、今後ともよろしくお願いします!


2009.10.15(木) 23:45  561 ゆるカメラの一日

 12日(月)は所属の写真サークルのメンバー有志で名古屋の東山公園に行ってきました。

 主催のRさん以外には初めてお会いしましたが、写真という共通項ですぐ打ち解けました。それぞれの愛機はE-620、D40、EOS KISS Digital III、オリンパスの防水コンデジ……といろいろ。私だけフィルムカメラ(NewFM2とKONICA C35)でした。
 小学校の遠足よろしく事前にしおりを受け取り、動物園を廻り植物園へ。奥にある合掌造りの家を訪れてからボートに乗り、東山タワーへという行程でした。
 ゆるいと自称しているサークルだけあって、色んなことが起こりました。
・お弁当持参の筈が一人しか持って来てなかった。お店で食べたが実は持ち込み禁止だったようだ。(Mさん、ホットケーキおいしかったです☆)
・ライオンやペンギンといった本命を見ることなく、フラミンゴとビーバーに気を取られた(ここでコマ数を消費。フラミンゴは2回見た)
・カンガルーやアザラシはだらけ方が人間臭い
・檻はオートフォーカスの天敵であることに気付くメンバー(マニュアルで撮ろうよー)
・一つの被写体をみんなで撮ると写真サークルらしい気分になってくる(その様子がまた絵になる)
・大抵カメラの話題になって写真サークルを初めて実感した
・大型サボテンのトゲは爪楊枝になる?
・合掌造りは撮り甲斐がありすぎる!(あとの行程に影響)
・大の大人が足漕ぎボートで競争すると大変なことになる(足がパンパン。疲れ果てる人も)
・遊園地のビックリハウスに入りたくなった(子供返り)
・「フィルムカメラはええよぉ〜」と布教してすみません(でも昔のカメラ格好いいよね)
・そもそも写真サークルらしい野外活動はこれが初めてだった(発足2年で)
 ……いや〜、とても楽しかったです。私も数人で連れ立って撮影に行くのは初めてだったし、東山公園は思いのほか一日では廻りきれないぐらいだったし、写真の楽しさも満喫できたしで充実しました。

 その後Rさん宅で打ち上げ。東山に参加できなかったメンバーも加わって6畳間で8人が鍋を囲みました。ここから雰囲気がトップギアに入ったような感じになって、日が変わりそうになるまでわいわいやっていました。
 写真についても絞りを幾つにするのが好きとか、夜景はフジカラーで撮るといいとか、OM-1のシャッター速度はマウントの近くで変えるとか、フィルムは見たままを撮れる気がするとか、今の小学生はフィルムを知らないとか、『カメラ日和』を読んでいるとか(私は『日本カメラ』『アサヒカメラ』派だ)、ぼけのある写真を撮りたくて一眼レフを買った(同意見多数)とか、“らしい”話が初めて飛び交ったような気がする(笑)。
 個人的に嬉しかったのはニコン使いが他にもいたこと。新しく出たばかりの単焦点「AF-S 35mmF1.8G」を使ってるのを見ていいなーと思ったり、「D80を持ってるならD90に買い替える必要はない。D80の方が物としての造りは上だから大事に使った方がいい」と某アウトレットのニコンのおじさんが言っていたと聞いて何だか嬉しくなったり。

 みんなどうもありがとう。また楽しく写真撮りましょう!

 【写真植字】いつか来るサイト移転に伴い老朽化した記事の書き換えを考えています。
 今はそのための資料集めやまとめ、体裁の検討をしています。
 その一環で今日、ついに写研の社史『文字に生きる[51〜60]』が手に入りました! これで写研の手動機の歴史がうまくまとめられそうです。まずは報告まで。


2009.10.1(木) 22:50  560 ひとこと近況

 1968〜69年制作のCMソングだけが収録されたCDアルバム『八木正生 CM WORKS ft.伊集加代』が高度成長期特有のエネルギーに満ち溢れててジャジーで格好いい。それでいて日本的なあたたかい曲調も出来る所がすごい。
 PoPoyansの『祝日』をようやく買ったら、予想通りの“湯川潮音系”でふんわりしていた。この作風を意図的に作っていないとしたらすばらしい。とても心洗われるアルバム。

 東方Projectの、存在すら知らなかった「永江衣玖」というキャラに突然はまってしまった。髪と服装の色合いがいいとか物腰が穏やかとか昭和っぽい(という評判)とかそういう所もいいけど、苗字が普通な所が特にいいと思った。学生時代を思い出す懐かしい苗字(謎)。
『グリモワール オブ マリサ』という東方作中の“弾幕”を集めた本を買ったら永江さんの名をたまたま見付けたのだ。そういう訳の分からないはまり方を私はしょっちゅうする。

 京都で撮った写真は驚くほど良い写りだったけど、KONICA C35との信頼関係がまだ充分に築けていなかったからか、カメラケースの一部が写り込んだりピントが正反対(遠景を写そうとしたらピントを1メートルに合わせていた)だったりするものもあった。NewFM2も最初はぎこちなかったので、使い込んでいくうちに私の記憶をそのまま写してくれるようになるだろう。
 最寄りのカメラチェーン店にプリントに出すと、きまってすごく硬調(コントラストが高い)になることがようやく判った。サイトの画像はフィルムをスキャンしたけど面倒なので、プリントは他の店で頼もう。

 リンク先の方から写研の書体見本帳などを沢山頂いた。ある所にはあるものなのだ。コレクターではないので重複したものが溜まったらまた企画をしたいな。
 公開が当分先になりそうな記事の原稿もがんばろー。
 サントリーセサミンの広告に石井中明朝体OKL、KENTというたばこの「鮮烈な味」というコピーにゴナMらしきもの。写植書体の出番も随分少なくなった。ゴナが広告やポスターに使われているのを見たのなんて数年ぶりかも。


2009.9.27(日) 23:50  559 ライヴレポート・つじあやの鴨川ライブ

 つじあやのさんの「鴨川ライブ」が26日に開かれると耳にし、蚤琴庵ののみぴょんさんと誘い合わせて京都に行ってきました。
 つじさんが名古屋地区でなかなかライブをやらなくなって以来遠ざかっていたのですが、鴨川ライブはかなり久し振りの開催で、しかも次があるか分からないという状況だったので行かない選択肢はありませんでした。

 在来線でのんびりと京都へ。サイトや音楽、好きな漫画について等色々と話をしているうちに京都駅に着いていました。
 鴨川ライブだけ聴いて帰るのも勿体ないということで、音楽の神様「妙音弁財天」巡りもしました。

白雲神社
白雲神社
小西六 KONICA C35・ヘキサノン38mmF2.8・
コダックスーパーゴールド400・プログラムAE(以下同様)

 まずは京都御苑内にある白雲神社です。
 広い御苑の木々に囲まれた静かな神社でした。15時からロシア民謡の演奏会があるとのことでしたが、その時間は鴨川ライブと重なってしまうので残念ながら諦めました。
 同じく御苑内にある閑院宮邸跡の収納展示室で京都の歴史を振り返ったり、御苑敷地内を散策したりしただけでも長い時間楽しめました。日陰で昼寝をする人やお弁当を持って芝生に広げている家族もいた。ゆっくり過ごすにも良さそうです。

 昼食後は出町にある妙音弁財天へ。

妙音弁財天境内

 入口には鳥居があり、境内には線香台があって仏教と神道が混合した祀られ方がしてありました。
 地面には赤い実が落ちていて、社務所の軒先にそれが並べて置いてあるのが気になりました。

社務所のオガタマ

 のみぴょんさんが社務所の方に朱印をもらったついでに訊くと、これはオガタマの実とのこと。漢字では「招霊」と書き、縁起が良いということで来訪者に持ち帰ってもらっているそうです。

オガタマの実
オガタマの実(これのみNikon D80で撮影)

 微かにバナナのような香りがする実。ご利益に与れるよう、よりよい音楽を作るべく励みたいです。

 本題の鴨川ライブの為、妙音弁財天のすぐ東にある鴨川を南下していきます。
 河畔では本を読む人、運動をする人、自転車で走る人など様々でしたが、夏のような日差しのため日陰が人気でした。川で泳ぐ子供もいて驚きました。確かにそのくらい暑かったけど。

鴨川河川敷

 そうして歩いているうちに不自然なほど人が座っていて、マイクスタンドが置いてある場所がありました。ここが会場でした。近くにはスピードスターのスタッフさんも。これは間違いない。

鴨川ライブ会場
左側で人が座っている奥の木の辺りが会場でした

 30分ほどゆっくりしていると人が一斉に動き出し、マイクスタンドを囲むように集まりました。見たところ大体200人ぐらい。いよいよだ。久し振りのつじさん、そして初めて体験する鴨川ライブ……。
 会場ではどんな風に始まるのかが気になり、色々予想する会話が聞こえていました。「自転車に乗って手振りながら登場するんやない?」とか。そうしたら川上から自転車を押しながらつじさんがやってきました。
 スピーカーの準備をして車座の中心に座るつじさん。芸能人っぽく偉ぶる素振りは全くなく自然体。髪型は変わっても何にも変わっていないんだなぁと少し嬉しかったです。でも「カメラはダメ」と撮影を咎める一幕も。
 1曲目は『たんぽぽ』。伴奏は鴨川のせせらぎ、盲人用信号機の「ピヨッ、ピヨッ」という音、秋の風音、楽器の練習、子供の歓声。うららかな、うららかな午後3時。
 曲間のMCでつじさんが鴨川ライブが初めてかどうか尋ねると、8割方が初めて来た人だったようです。
 2曲目は『風になる』。私個人としては思い出深いうたで、つじさんを知ってからの7年間にあった事を色々と思い出して懐かしくなりました。
「カメラ撮っとる! シャキーンって音がした! 私あんまり写真写り良くないんで……」と遠回しに撮影を咎めるつじさん。相当気になったのでしょう。確かに携帯電話やコンパクトデジカメの偽シャッター音って耳につくよなぁ。
 3曲目は『春の日ざし』。サビの夢見心地な雰囲気がいい。でも詞はせつない願望だったりするのです。
 ここでリクエストコーナーになったのですが、競りのように曲名が挙がる中で『クローバー』か『君にありがとう』に強引に絞られ(笑)、多数決で『君にありがとう』に決定。
『君にありがとう』を今のつじさんの声で聴くのは初めてでした。ヴォイストレーニングの成果で明るく通る声になってしまい(←個人的な気持ち)二度と曇ったような歌声でこのうたを聴くことはできない。だけど時間は確かに流れたということを実感し、受け取りました。
 最後にデヴュー10周年の感謝の言葉とこれからの抱負を語り、懐かしの『虹』を歌ってくれました。
 つじあやのの音楽を一番聴いていた学生から就職したての頃の空気感とか、持っていた気持ちとか、しばらく仕舞っていた「みずみずしいもの」を取り出してきたような懐かしさが込み上げてきて、自分は色々なものを忘れたり手放したりしてしまった事に気付きました。
 沢山の拍手の中で「何となく終わるなぁという雰囲気」で解散。いつの間にか人の輪は数百人ほどに膨らんでいたようで、散り散りになる人の多さに驚きました。
 気さくに人の話に応じ、来た時と同じように自転車を押して帰るつじさんを見送って会場を後にしたのでした。充実の30分、帰る人達の幸せそうな顔が爽やかでした。

 近くのカフェで余韻に浸りながら休憩。のみぴょんさんと主に音楽の話を。
 ここ2〜3年近く、何事にも熱中しにくく身が入らないような状態が続いていたのですが、つじさんとのみぴょんさんに会ってやる気がすごく出たというか、本来の状態に戻ったというか、良い方向へ気持ちが動いた感じがしました。自分に要求するレベルを高くしすぎて最初から諦めるよりも、出来る事を少しずつしていけばよいのだと。
 混んだバスに乗って京都駅でのみぴょんさんとも解散。楽しい一日でした。ありがとうございました。


2009.9.22(火・休) 13:58  558 快復

 のんびりと五連休を過ごしています。
 泊りがけで出掛けて帰ってきたところです。またこの夕方から出掛けます。

 修理に出したKONICA C35、ほぼ全快で退院してきました!
 機械式カメラとはいえ露出計作動のための電気系統があり、こんな旧いカメラは直る筈がないと思っていたのですが、個人でカメラ修理店を営んでいらっしゃる方に思い切ってお願いしてよかったです。
 露出計の不動は勿論、前所有者が落としたのが原因と思われるフィルター枠の歪み、ファインダーやレンズの曇り、レンジファインダーとレンズ距離リングの不一致、ぐじゅぐじゅに溶けていたモルトプレーンも全て調整・交換され、本来の性能を取り戻しました。おまけに緑青が噴いていたシンクロソケットも交換してもらえたようです。
 修理代・部品代で占めて12000円でしたが、40年間メンテナンスなしで放置されてきた機械が再び完動で使えるようになったことを考えると私はこれだけ払う価値があると思いました。
 修理された状態も対応もとても良かったので、宣伝します。

●カメラ修理工房 ミノハ (愛知県日進市)
 http://minoha.com/

 国産のマニュアルフォーカスカメラ(一眼レフ、二眼レフ、レンジファインダー、コンパクト。いずれもフィルム用)が修理可能だそうです。
 露出計が動かない、レンズやファインダー内が曇っている等、旧いカメラの不調でお困りの方は参考にしていただけたらと思います。
 (ミノハさん本当にありがとうございました!)

 【イラスト制作部】友人に直筆の残暑見舞を一枚納品しました。(→イラスト制作部・2009年2枚目
 8月末に多くの人に出した残暑見舞と同様『東方Project』のキャラでした。友人の好きキャラは魂魄妖夢というわけで、落描きを繰り返ししてみて研究しました。1週間毎日描いてリハビリ生活。画力はともかくとして振り返ってみます。

夢みる魂魄妖夢

 研究始めの頃。私の絵は一時期少女漫画の影響を受けているので、油断するとこんな感じになってしまいます(笑)。ボブとカチューシャの組み合わせは良い。

魂魄妖夢・おさらい

 残暑見舞は眼の描き方で悩んだので、そのおさらい。妖夢なら空で描けるようになりました。

八雲藍・油揚げ奉納

 絵を納めるため出掛けたとき鞄に落描き帳が入っていたので、「八雲藍の尻尾を触りたい。藍クッションが欲しい」という話をしながら描いたもの。油揚げ奉納。

伊吹萃香・福は内!

 上と同じ日に。伊吹萃香はあんまり好きじゃないんですけど、そういうキャラに限って可愛らしく描けたりするのです。でも表情に描き手の悪意が感じられる……。
 鰯の頭付き柊と大豆で鬼退治。萃香を見る度、祖父が節分の時「鬼は外! 鬼の目ン玉ぶっつぶせ!」と言っていたという話を思い出します(笑)。さすがにそれはむごいので、ソフトに(?)「福は内」としました。


2009.9.12(土) 20:06  557 カメラの見たものは

 前回の記事で書いたジャーニーコニカことKONICA C35で試し撮りしてみました。
 カラーネガフィルムを入れていざ撮影と思ったら、露出計が動かなくなってしまいました! でも撮り切らない訳にはいかないのでそのまま続行。絞りF2.8開放、1/30秒固定(露出計が作動しない状態)でどこまで撮れたでしょうか。

 以下、C35さんが久し振りに見た光景です。


KONICA C35・HEXANON 38mmF2.8・フジカラー100・絞りF2.8・1/30秒
(以下、3・4枚目の写真も同様)

 一昨日の夕焼けです。とてもダイナミックで、見とれて交通事故を起こした人がいたようです(私ではない)。
 色乗りがよくてコントラストが高い。昔の写真のようにもっさり写るかと思っていましたが、画は40年前のコンパクトカメラと思えないほど綺麗でした。


Nikon D80・AiAFニッコール35mmF2D・ISO 100・プログラムAE(絞りF3.5・1/60秒)・
ホワイトバランス晴天・仕上がり設定:より鮮やかに

 C35が正しく露出を決めているかを確かめるため、デジタル一眼レフの Nikon D80 でも同じものを撮ってありました。
 C35の露出計は動かないので何とも言えませんが、D80でどんなに設定をいじってもひとつ上の写真のような雰囲気ある画は撮れませんでした。

 近距離撮影のテストで家の前の道路から植え込みを撮ってみました。
 ちゃんと手前の植え込みに合焦しています。私のC35は距離リングが実際の距離と一致しませんが、二重像合致のレンジファインダーは正確のようです。

 今日は強い雨が降りました。窓に付いた水滴をパチリ。
 C35は1メートルまでしか寄れませんが、背景がこのようにボケてくれるので被写体を際立たせることはできます。同じコンパクトカメラでも、デジカメではこういうボケを活かせる写真はマクロ以外撮れません。近接能力を採るかボケを採るか難しいところですが、私はボケを採りたいです。

 露出計が動いていない筈なのに、屋外で室内でも極端な露出オーバーやアンダーがなかったので不思議でした。ネガカラーフィルムのラチチュード(明るさの許容範囲)にたまたま収まったのか、実は動かないのは指針だけで、内部的には露出計が作動していたのか……。
 どちらにしても疑問を抱えたまま使うのは道具として信頼が置けないので、調整に出してから実用したいと思います。

 友人の部屋の掃除を手伝いに行って、お礼に貰ったもの。

 どーん
『狼と香辛料』アニメ版の大型クッションふたつ!
 私にこれをどうしろと?(笑)
 ご想像にお任せするまでもなく、これは


2009.9.8(火) 0:09  556 笑顔でジャーニー

 ひょんなことから手元のカメラが1台増えました。

 小西六写真工業(現コニカミノルタ)製「KONICA C35」です。
 (→コニカミノルタ公式サイト

 1968年生まれのこのコンパクトカメラ、手の平に収まるほど小さく軽く、露出はEE(エレクトリック・アイ。自動露出のことで、C35ではプログラムAE)専用でマニュアル撮影不可、レンズはヘキサノン38mmF2.8という単焦点。気軽に持って行けてパチパチ撮れそうなカメラなのです。

 通称は「ジャーニーコニカ」。元スパイダースの井上順さんのコマーシャルがあまりにも有名ですね。CMソング『笑顔でジャーニー』は筒美京平+阿久悠の黄金コンビでした。
 このジャーニーコニカは100万台売れたと言われるコンパクトカメラの名機です。その後フラッシュ内蔵の「ピッカリコニカ」、オートフォーカスを世界で初めてカメラ本体に搭載した「ジャスピンコニカ」と進化し、C35シリーズは1984年まで製造されたそうです。

 さて そんな豆知識は置いておきまして。
 父の仕事場のパソコン台に埃をかぶって放置されていた黒いポーチが気になって開けてみたらこのC35が入っていたのです。カメラ雑誌で何度となく見かけたので存在は知っていました。
「あ、ジャーニーコニカだ。」
 するとフルデジタル派の父は「友達から貰ったけど、使わんでやる。」と言って、あっさり私にくれたのです。
 私の手に渡った時点では満身創痍、アルミの外装は角が削れ、手垢で赤茶け、地面に落としたのかレンズの周りが大きく歪んでいました。果たしてこれが動くのだろうかと思いつつ、外装とレンズを磨き上げました。輝きを取り戻し、取り敢えず悲惨さは和らぎました。

 あとはカメラとして動作するかです。
 シャッターは降りる。バルブも動作する。レンジファインダーによる二重像でピントも合う。露出計は……電池切れ。調べてみるとリード線の断線で露出計が動かない個体が多々あるらしい。そうだったらやだなと思いながら。
 それで今日、対応する電池(LR44またはSR44)を買ってきて動作を確認してみました。

 動いた!
 被写体の明るさによってファインダー右端の露出計の針が上下するのが確認できました。このカメラはプログラムAE専用なので露出計が壊れると1/30秒以外使えないのです。壊れてなくてよかった。

 それにしても、いかにも写真機然としたデザインのカメラですね。こういうカメラが好きです。四角と丸、金属製で機械式。これぞ写真機だと思います。それでいてゴツくなくて可愛らしい。シャッター音も「パチリ」と控えめな音がします。

 最近になって、プログラムAEが使えるMFフィルム一眼レフ「Nikon FG」か、コンパクトデジタルカメラの代わりとしてデジタル版「オリンパスペン」E-P1が欲しいと思っていたのですが、E-P1以上に小型軽量でプログラムAEが使えるフィルムカメラが手に入ってしまったので、このC35があればいいかも。鞄に入れて毎日持ち歩きたいです。
 でも本当に撮影できるかは分からないので、安いフィルムを通して試写してみたいと思います。

 新品同様のジャーニーコニカが見付かったらそれはそれでとても嬉しかったのでしょうけど、傷付き凹みのある筐体を見ると、前の持ち主さんと長い時間を過ごし、沢山の出来事や思い出を共有してきたのだなあと感慨深くなります。丁寧な扱いではなかったかもしれませんが、このカメラが大切な存在だったから動作する状態で40年も生き残ってきたのだと思います。現役で使われていた頃はきっとカメラとして幸せな日々だったことでしょう。

 このカメラが何(十)年振りかに見る世界はどんなものでしょうか。

 それでは今日はこの辺で。じゃーにー!(←これが言いたかったのか)


2009.8.29(土) 15:33  555 夏休み! 2

 22日(土)は職場のスポーツ大会でした。個人で2位を頂きました!……打ち上げの宴会のカラオケ大会で(笑)。試合では活躍していないし、私で賞が取れちゃうってどういうこと!? でもまあ、文化系人間としてよしとしましょう。

 23日(日)は所属の写真サークルの写真展のパネル受け取りで主催者さん宅へ。
 低予算なのにとても美味しい手料理をいただき、写真についてや色々な話を。
 絞りF2固定、コダックのカラーフィルムで撮るとよいという技を伝授さる。そうして撮ったフィルムは自分が撮ったものじゃないようなとてもいい雰囲気で仕上がってました(後述)。


Rさん宅の“おうちカフェ”
Nikon NewFM2・コダック100UC・Aiニッコール50mmF1.8S・絞りF2

 絞りの使い方が大体分かったという話をしたとき、評判がよかったらしいひまわりの写真(No.552参照)について絞りとシャッタースピードを訊かれるも、実はプログラムAEだったというオチ……。「プログラムAE禁止令」が出たり出なかったり。

 24〜25日は再び休みをとって、家族で東京旅行へ。
 1日目は銀座を歩き、千疋屋でひとやすみ。その後柴又→寅さん記念館、浅草と廻り、両国のホテルで宿泊、ささやかな打ち上げ(?)をしました。
 家族全員が昭和好き、『男はつらいよ』好きなので、情緒溢れる風景を満喫できてとても楽しめました。
『男はつらいよ』のロケで使われたという「とらや」はあるにはあったのですが、店鋪の中は高速道路のサービスエリアのように改装されていて残念な状態だったので、映画の雰囲気と似ている「高木屋老舗」に入った方がよかったかも?


江戸川畔にて
犬がお腹を撫でられっぱなしでずっとこの笑顔
(以下、Nikon D80にて撮影)

 2日目ははとバスで都内観光ということで、東京タワー→皇居→汐留→台場→六本木ヒルズといった行程でした。
 バスで廻ると修学旅行のような気分になりますが、これだけの名所を地下鉄などで廻ろうと思うととても大変なので、“お腹いっぱい”になるほど楽しむことができました。


天を突く東京タワー
展望階からの眺めは、高さという概念がわからなくなるほどだった


広い空と皇居前広場。ビルが小さく見える


旧新橋停車場駅舎と汐留シティセンターに映る松下電工ビル
復元だけど、近代的なものの中に古いものがあるとほっとする

 台場のガンダムプロジェクトも観に行きましたよー。
 原寸18メートルで精密に造られた姿はまさに圧巻でした。父が一番感動していた(笑)。股の下をくぐって脚を触る。何かご利益があるかも。


実物大ガンダム
振り返ると誰もがカメラや携帯電話を構えていて、御本尊のようだった

 そんなわけで盛り沢山すぎて心身共に疲れ果てて帰ってきましたが、とてもよい思い出になりました。

 旅行にはNewFM2+Aiニッコール50mmF1.8S(フィルム)とD80+AF-S DX 16-85mm(デジタル)の2台のカメラを持って行きました。
 NewFM2では明るい単焦点レンズで家族の様子を追い、D80ではそのレンズで追いきれない範囲の補助や風景撮影に使いました。
 50mmは風景の一部しか切り取れないような難しい焦点距離だと思ってきたので常用レンズは35mmにしているのですが、間違って装着してきてしまった50mmで撮らない訳にはいかない。そう思って絞りは開放付近、構図は足を使って引いたり近付いたりして撮ってみました。
 仕上がってきたプリントを見ると被写体が浮き立ち、光源の色温度の影響が大きく色がこってり乗るような印象のコダックの独特な色調とも相俟って、情感たっぷりの旅行写真になっていました。
 レンズとフィルムを普段使わないものに変えるだけでこれだけ写真は変わるのかと感心。
 自分の写真は被写体に忠実で硬く情緒の入り込む隙がないと思ってきましたが、撮りたい方向性に近付いたような気がしました。

 果てしなく続く名曲発掘の旅。
 8月15日にNHK-FMで『懐かしのアイドル三昧』というリクエスト番組が放送され、録音しながら残暑見舞の作業がてら聴いていました。まだまだ知らないいい歌が沢山あるんだなぁ。

・桜田淳子『追いかけてヨコハマ』(1978年)
 小唄のような哀愁漂うメロディーに祭り囃子を彷佛とさせる間奏など日本的な曲調なのですが、編曲はスタッカート気味な演奏がスリリングで都会的。中島みゆき作詞作曲。

・水谷絵津子『キラリ・涙』(1982年)
 冒頭のサビ「♪キラリ☆ ほろり☆ なみっだー」から心をぐっと掴まれてしまいました。この掴まれ度はすごい。
 サビだけがマイナー調だったり、ストリングスが合の手を入れるように「ウンッ」と唸ったり、「キラリ☆」にシンセサイザーをうまく使っていたり、健気な歌詞だったりと、作家の良心に溢れています。1980年代前半のアイドル歌謡曲のお手本のようなすばらしい曲。作曲はこの手の曲調を得意とした故三木たかし先生でした。もっとこういう歌を聴いてみたかったです。

 自作曲『大切な事』(1998年)のイントロが中山美穂『色・ホワイトブレンド』(1986年)のサビと殆ど同じでショックでした(笑)。友人にパクり疑惑を持たれたことがありましたが、まさか本当に元ネタがあったなんて……。


2009.8.21(金) 19:30  554 夏休み!

 17〜18日は休みをとって、友人達と大阪へ行きました。
 車で行ってみようということになり、新名神高速道路の勿体ないほどの広さと何もなさにただただ驚く。
 友人が抽選で当たったという「スイスホテル南海大阪」で一旦休憩、ちょうど試合のあった地元愛知県の中京大中京高校の応援に甲子園へ行きました。

甲子園外野スタンド全景

 球場へ行くこと自体が初めてで、開けた場所に人がひしめき合っている風景に感動。ここで試合ができるのはさぞ気持ちがいいだろうなぁ。3塁側アルプス席だったので直射日光が痛いほどでした。
 点を取ったり取られたりの目が離せない展開で、9回は同点からサヨナラホームラン。あっけない勝ち方でしたがとても爽快でした!

中京勝利の瞬間!

 中京側からは大きな歓声や拍手が一気に挙がり、応援の勢いでは圧倒されていた関西学院側は静かに。よくやった中京。突き抜けるような喜びに湧きました。みんなが一体になっている感じがいい。
 地面に滴るほど汗だくになってしまいましたが、野球は断然生で観るものですね♪ いい経験でした。

 夜は“美食倶楽部”の例会としてスイスホテルのレストランで会食。

 36階から大阪の夜景を眺めつつ、イタリア料理のコースやワインをいただきました。
 今回は予約なしでも入れるような所だったので、倶楽部のテーマとしている「ギャップ」(身なりとマナーを真剣に実践しつつも話題がアレとか、いろいろと。下品な話では決してない)を楽しむには至りませんでしたが、豊かな時間を過ごすことができました。「一流のものを知っていれば、本当の価値判断ができる」と会長。今回もたいへん勉強になりました。

 8月に入ってからは殆ど絵を描いて過ごすのみの日々です。残暑見舞イラストが昨日ようやく完成したところです。思いのほか時間がかかってしまいました。(あ、写植を頼んでない!)
 でも楽しい。思っているものを思った通りに表現するのは難しいことですが、試行錯誤しながらそれに向かう過程も楽しいのです。
 本作が終わったらもう一枚描いて、そのあとはほったらかしにしていたミクの為の曲の続きを作りたいと思います。絵と音楽で思うまま表現できるようになれれば私は幸せなのかな。


2009.8.12(水) 22:59  553 帰ってきた「ことり」

 【文字関係】タイプラボさんで昨日から「ルイカ」が頒布開始(感想はNo.550参照)、そしてそして、今日は手書き風フォントの代表格だった「ことり文字ふぉんと」があや*さんの新サイト「ことりのことり。」で公開&発売となりました!
 制作と準備、本当にお疲れ様でした。そして素敵なフォントを使わせて頂けてありがとうございます。早速購入いたしました。

ルイカ&ことり文字ふぉんとPro見本
すみません、サイト名に「。」忘れました

 ことり文字はホントに思い入れのある書体なので、復活がとても嬉しいです。
 個人的には試用版(主に仮名英数字や約物を収録)に収録されている限られた漢字で「愛のあるユニークで豊かな書体」を打てるようになっているのにぐっと来ました(笑)。
 ことり文字については「書体のはなし」に記事がありますので、よろしければ読んでみてください。

 現在気温が31℃。暑すぎて無線LAN(古いAirMac)がうまく繋がらない。うー。

 ところで。

 今お借りしている無料ホームページの容量50MBを使い切ってしまい、近日中にここを閉鎖して移転しなければならない状況になってしまいました。安くて容量の大きいレンタルサーバか何かをを探さなくては……。


2009.8.11(火) 22:31  552 あつーい!

 お隣の市では37.6℃という体温を超える最高気温で今日の日本一になったとか。でも、今迄は雨続きで30℃台前半の日が多かったので、ようやく本物の夏が来た! という気持ちになりました。私の住む地方では30℃台後半の気温が普通なんです。
 エアコンのない亮月製作所は深夜でも29℃以下に下がらず、残暑見舞の制作が捗らないこと、捗らないこと(笑)。“夏の祭典”のカタログを思わず読みふけってしまったりして更に遅れています。送る予定の方、ごめんなさい。まだ人物の顔と小道具で苦戦しています。落描きでは上手く描けるのにー。
 そういえば今回のカタログ、表紙が和風で可愛いですよね。栗色の髪のコは一瞬あの狼神かと思ってしまいました。(←病気だ。)

 9日(土曜日)の午前は左眼の近視矯正手術の6ヶ月検診に。
 今日は両眼とも視力1.5。ドライアイは大分解消し、眼球検査も傷は見付からず異常なしでした!
 実は術後1ヶ月ほど経った辺りから左眼が自信のない見え方(視力としては1.5が出ているが体感上ぼやけて見える)になってしまっていたのですが、前の週末に突然ものすごく鮮明に(術後1ヶ月以内と同じくらい)見えるようになりました。どんなに遠くの夜景も明かりのひとつひとつが見分けられ、信号機や電光掲示板のLEDが吸い付くようにはっきり見え、遠くの山の木々の形がくっきり判る。
 ……思い当たる原因は、顔を拭く時にうっかり瞼の上から眼球をぐりっとやってしまったことぐらいですが、クリニックの先生によると「そんなことで角膜上皮のフラップはズレたりしませんよ」とのこと。
 これで術後のアフターケアは一区切り。次回は1年検診です。見え方が改善した原因がはっきりしないのは気持ち悪いですが、この最高によく見える状態をずっと維持できるよう、眼を大切にしていきたいです。
 ただ、私の近視矯正手術がうまくいったからと言ってこれを手放しでお薦めできるかというとそうではなくて、人によっては視力1.5が出なかったり乱視が残ったりすることがあるようです。そのリスクを背負う覚悟があるならばまず適性検査とカウンセリングを受けてみたらどうでしょう? と言うに留めておきます。

 同日夕方からは出品した写真展の打ち上げでした。
 四つ切りでの展示に始まり、アルバム形式、写真しりとり、来訪者に好きな写真の前で写ってもらい、コメントを書き込んでもらってゲストブックにするなど、今回も色々な見せ方で出品者も楽しめました。
 私はサイトトップ画像の『御堂筋、止マレ!』、下のひまわりの写真、あとは写真しりとりとして『こども』(友人の弟)、『よあけ』を出品しました。

よあけ
『よあけ』と同じ素材のトップ画像(2005年9月撮影)
MINOLTA DiMARGE S304

ひまわりっ!
ひまわり(2008年7月撮影)
Nikon D80・AF-S DXニッコール 16-85mm

 去年撮ったこのひまわりの写真、中高年の方を中心に人気だったようで嬉しかったです。『カメラ日和』や『女子カメラ』じゃなくて『日本カメラ』『アサヒカメラ』派なんです。(でも前者みたいな写真が撮りたい。)
 打ち上げはアルコールが入っていないのにものすごい高揚ぶりで(周りが)、学生の頃に味わった青春な感じが甦りました。今でも青春と言ってもいいぐらい。こういう前向きな気持ちにぐいぐいなれる集まりっていい。

 この晩は「美食倶楽部」(前回の後半参照)の会長宅でお世話になりました。当日の打ち合わせからそれぞれの持つ煩悩、この年代が直面する大きな問題まで。人間関係が10年を超えると遠慮がなくなってきますが、お互い文句を言い合いながらうまくやっているような気がします。


2009.8.4(火) 23:10  551 ルイカたん。

 【文字関係】「タイプラボ」(佐藤豊さん)のサイトで、新書体(旧「D書体」)の名前が「ルイカ」であることと、8月中に頒布開始ということを知ってここへ書かずにはいられなくなった管理人です。ネーミングもデザインもいい!

 ルイカは癖のないごく標準的なデザインの新世代ゴシック体(ゴナ、新ゴ系統)です。
 どのウェイト(太さ)も違和感なくすっと目に入ってきます。偏りなく誠意を感じる印象で、どのような紙面にも使いやすそうですが、多くの人が目にする印刷物や駅などの公共のサインに使うととてもいいと思います。見ていて気持ちのいい書体です。
 佐藤さんはこの書体全9ウェイトを2001年から8年弱かけて制作されました。サイトのブログに制作の状況を記されてきたのでその様子を楽しみに拝読していました。
 総合書体(漢字・仮名・英数時・記号などすべて含む書体)を細いものから極太まで一人で設計し、何度もチェックし、デジタルフォントに仕上げるまでには並大抵でないご苦労があったと思います。設計が難しいと思われるごく中庸なデザインを目指し、従来ならメーカーが多くの人手と時間を費やして行ってきたことを一人で成し遂げられたのは偉業だと思います。

 ルイカはアイヌ語で「橋」という意味だそうです。佐藤さんが仰るように、多くの人と人とを結ぶ橋のような存在の書体になっていってほしいと思います。頒布を心待ちにしています。
 DTP用の新世代ゴシックとして新ゴやニューロダンが好きじゃないからこの書体を選ぶというのではなく、「ルイカがほしい、使いたい」のです。フォントの世界に新しい風が吹き始めるのではないか……などと思ってしまいます。
 (「ルイカたん」と言っていますが、茶化している訳ではありませんので念のため。何となく人名っぽかったのと、とても好みな感じで書体に“萌える”気持ちが湧き起こったので。)

 7月29日に描き始めた残暑見舞のイラストはラフが終わり、漫画原稿用紙にトレースしている所です。
 そういえば左眼の視力回復後の初作品でした。それで右脳が活性化されたのか(?)絵への要求が高まって、描いたこともない構図&ポーズに苦戦しています。
 その過程も楽しいです。あぁ、自分ってまだまだ描けるんだって。歌謡曲のCDを聴きながら作業すると何故かとても捗ります♪

 今夏は遠くへ行く機会が多いようです。
 夏休みを貰って17〜18日は所属の「美食倶楽部」(お金を貯めて美味しいものを食べに行くの会)で大阪へ。24〜25日は最後の家族旅行(謎)で東京(家族全会一致で柴又、浅草、両国辺り?)へ行く予定です。……ビッグサイトの“夏の祭典”も行きたいけど、行くと8月の予算大幅超過&翌日からの美食倶楽部で倒れそうやな……どうしよう。今年はそこへ行く目的が結構あるのに。
 炎天下で汗だくになって働いたり、知人に茄子やピーマンを沢山戴いたり、友人と映画『サマーウォーズ』を封切り日に観に行ったり(よかった!)と、結構夏らしく過ごす日々です。




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901〜925 
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851〜875 
2013 826〜850 
801〜825 
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751〜775 
726〜750 
701〜725 
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526〜550 
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476〜500 
451〜475 
2007 426〜450 
401〜425 
376〜400 
351〜375 
2006 325〜350 
301〜324 
2005 251〜300 
201〜250 
151〜200 
2004 101〜150 
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