亮月だより

●過去だより301〜324

さよなら“亮月だより”?  No: 324  06/10/03 Tue 00:43:35

【業務連絡】
この“亮月だより”に不法に侵入して不快な広告を書き込む輩がいるようです。
正直なところ数年前に旧掲示板を荒らされた時よりも頭にきています。
管理人の投函を見に来てくださる方にとても失礼なので、今度そういった不法な書き込みがあった場合は
“亮月だより”を閉鎖し、何らかの代替手段で復活させる予定でおります。
何卒ご理解の程よろしくお願いいたします。

つじさんの公開録音に行ったり色々しているんですが、投函が間に合わないので直近の近況を。

「法テラス」ポスター

昨日名古屋に行ったら「法テラス」(日本司法支援センター)のポスターに石井太丸ゴシック体が使われていました。
法律相談所のようなもののようですが、石井丸ゴシック体が
法律に付きまとういわゆる“お堅い”印象を和らげつつ、誠意を感じさせる仕上がりになっていて書体がうまくはまっているように思います。

写研の書体といえば、テレビコマーシャルでも吉野家の“牛丼まつり”(10月1日〜5日)で石井太明朝体OKLが使われていました。
「この書体じゃなきゃ駄目だ」という表現をしたいときにそれが写植の書体であったとしても
きちんと選んで使う人がいるのは書体が大切にされている証なのでとても嬉しいです。

この日はCDも2枚購入。
まずは飯塚雅弓さんの『10 LOVE』(2006)。
私が音楽を聴き始めた頃からずっと買い続けている人の作品なのですが、
デビュー10周年ということで10人の作曲家から曲を提供されたもので
中には岡崎律子さんの作品『公園通り』もあります。
カバー作品かお蔵入りが復活したものかは判りませんが、とても楽しみです(未聴)。
もう1枚は後藤沙織里さんの『platinum』(2005)。
1年前の雑誌でたまたま見た彼女のインタヴュ−記事で気になって買ってみました。
ジャケット写真が秀逸で、色使いや涼しい表情がいいと思うのですが
歌を聴いてみるとテープを倍速で再生したような声だったので
ジャケットの落ち着いた雰囲気とのギャップにびっくりしました。
歌い方にちょっと癖があって、ア行の音をハ行で発音してたり(召し上がれ→めしはがれへ〜、におい→にほひ、と聞こえる)
ラ行がダ行(くすぐる→くすぐどぅ、ボリューム→ボデューム)に聞こえたりして耳が離せません(←気に入っとるやんか!)。
……けど顔と声は一致しないというのが世の常か(意味不明)。
なお、1曲目のアコースティックな曲調がよかったです。
余談ですが、名古屋に出かけた日に立ち寄ったCD店にこの後藤沙織里さんが
新しいアルバムのキャンペーン? で3時間前に来ていたことが判りさらに驚きました。
取り敢えず新しいのも買ってみるか……。


月のように  No: 323  06/09/26 Tue 23:05:23

伝えたいことの10分の1も伝えられなくて
レンズが内側から曇ってしまった古い電燈のように
もどかしくて仕方がなかった
どこまでもまっすぐに照らす太陽に憧れる
遠い遠いところにある、大きな大きな太陽に。

だけど太陽はいつか沈み静かな夜がやってくる
照らすのはたくさんの星たちと仄明るい満月
わたしの持っている古い電燈が月の明るさだと知ったとき
月のように照らしていければいいと思った
レンズちょっとだけみがいて、ずっと向こうまでやさしく光が届きますように。


かねてから  No: 322  06/09/22 Fri 00:30:53

かねてから調子の悪かった左足の親指を手術しました。
ちょっとご無沙汰していたのはそのためだったのですが
ここ1ヶ月ぐらいは一歩歩く度に痛むような状況だったため思い切って治療することにしたのです。
症状や手術の様子は詳しく書こうと思えば書けますが、読んであまり気持ちのよいものではないので自粛しておきます。
外科手術は初めてだったので、麻酔によって感覚がなくなりゴム人形のようになった自分の親指に驚いたり
その注射が飛行機の離陸並みにエネルギーを消費するもの(※体感上)だったりと、色々勉強になりました。
今も歩くのには多少差し支えていますが、いたって元気です。

つじあやのさんが23日(土曜日)に春日井(愛知県)に来るというので行ってみようと思います。
文化フォーラム春日井・屋外特設会場、17時半開演 だそうです。
この情報は昨日職場の先輩から聞いたのですが、知らなくて行かずじまいにならずに済みそうでよかったです。
(Uさんありがとうございました!)
と思っていたら、ポストの脇に積んであった郵便物の中から「うららか通」(ファンクラブ会報)が発掘されて、
実は1週間前に届いていたことが判りショック。
当事者よりも周りの人の方が、ずっと澄んだ眼で見ることができるのかもしれない。(私が不注意すぎるだけか。)

ここのところ1980年代の歌ばかり広く浅く聴いているのですが、
その中でも繰り返し聴きたい程気に入るものと聴き飛ばしたくなるものがあって
昔の歌なら全部好きという訳ではないという半ば当たり前のことが判り目から鱗です。
てっきり「昔の歌だから好き」だとばかり思っていたのですがそうでもなくて
自分の中にある好みに合う率が高いのが昔の歌であるということだったのです。
……ところで最近の歌を聞いていて気になることがあるのですが、
ここ何年かで一時期殆ど耳にすることがなかったストリングスが使われている曲が多くなったような気がします。他の生楽器も復権したような。
ストリングス好きとしてはとても嬉しい現象なのですが、そういう歌のCDを喜んで買う程はしっくりこないです。
鳴らし方があっさりしているような印象で、それこそ昔の曲のようにストリングスが“歌ってない”ように感じてしまうのです。(全部が全部ではないが)
もし仮に音楽の才能があったとしたら今すぐ作編曲家になりたいと思うぐらい歯痒いです。
もうちょっと曲に絡んで主張してくれ−、と思うのですが、あっさり鳴らすのが今流なのかも……。


描けないのは歳のせい?  No: 321 06/09/16 Sat 01:09:47

●9ヶ月振りに新作イラストを掲載しました。
といっても落描き帳に描いていたレコードジャケットの写真が格上げになったものなのですが……。
音楽を聴いていたら絵が描きたくなって、かといって具体的に何を描きたいというのは思い付かなかったので
聴いていたEPレコードのジャケットの写真をもとに描きました。
作品名『稲妻パラダイス』は歌のタイトルそのものなので、画像検索をすれば一発で判ってしまうでしょうι
しかしどうしても似ない! ……似ればいいってもんじゃないですが、
誰を描いても“亮月色”に染まってしまうので、妹には「絵の顔に“兄”と描いてある」とよく言われます(笑)。
ただ今回の絵は自分としては「思うように描けた」方なので、結構気に入っていたりします。

3ヶ月前、ゲーム『エリーのアトリエ』のイラストを描いたのですが、
それはそれは酷いものだった(下記リンク参照)ので描く気が失せかけていました。
公開しておきながら批判するのも何ですが、絵が死んでいるように思います(特に顔)。こういう日の方が多いです。
ムリヤリ描いてもダメなものはダメで、(絵にしたい……)という思いがないとうまく描けないようです。
最近は歳のせいか(?)そう思うことも少なくなりましたが。
でもまあ、絵が全く描けなくなった訳でも描く気がなくなった訳でもないので、これからも細々と描いていこうと思います。

●『ハチミツとクローバー2』第11話(東海テレビで9月15日深夜放映)の録画に失敗してしまいました。全く録れていなかった。
以前も第7・8話で(告知なく放映時間が変わっていたので)20分しか録画できていなかったこともあるのですが。
11話は最終回直前の場面だけにとても惜しまれます。
知る限り周りに録画している人はいないようなので、不本意ながらDVDを買おうと思います……。

※「それはそれは酷いものだった」の画像リンク↓

http://ryougetsu.hp.infoseek.co.jp/20060605.jpg


駅とハチクロ  No: 319  06/09/11 Mon 00:04:35

トップ写真とつじあやのコーナーを更新しました。

写真は8〜9日に汽車(ディーゼルカー)で高山へ行った時、一目惚れした
「飛騨国府駅」(※騨は馬偏に単の旧字体)の駅舎です。
別に鉄道ファンという訳ではないのですが、青空や山をバックにした
木造の古くてちいさな佇まいが可愛らしくて気に入ってしまいました。
参考サイト「白線の内側の風景」
http://my.reset.jp/ ̄yosinori/rail/st_c/gifu/hidakokufu.html

つじさんのコーナーはベストアルバムと新しいアルバムについて書いています。
企画ものとかベスト盤とかばかり出して、普通の(?)アルバムはどうしたんだろうか、と心配になっていたのですが
ようやくミニアルバムとして出ることが決まって嬉しいです。
今度9月27日に発売されるアルバム『はじまりの時』の告知を兼ねて
ファンクラブから残暑見舞が届きまして、そのつじさんの写真や全体の雰囲気がとても好きなのでそちらも載せました。

『ハチミツとクローバー』10巻も発売日に買って読みました。
何度も何度も読みました。
汽車の中で読まなくてよかった……


最終回  No: 318  06/09/08 Fri 00:26:56

9月になったと同時に涼しくなってきて、冬生まれ(汗だくになるので夏が苦手)の管理人は喜んでいます。
いや〜、夜はやっぱり虫の声ですね(網戸に張り付いて鳴く蝉は遠慮しておきます)。
仕事も私事も何をやっても脂が乗るし、色々あって気分も一新されたので
8月31日で自分が一旦最終回を迎えて復活したような清々しさです。

最終回といえば『ハチミツとクローバー』の最終巻(10巻)が今日(8日)発売ですね。
えらい終わり急いどるなーとも思う一方で、どういう風に纏まるのかがすごく気になっていて
早く読みたいと思ってきた2ヶ月間でもあるのですが。
読了前に2階から投げ捨てるような内容でないことを祈るしかありません。
誰も報われない・せつない終わり方になって「それが青春なのだ」と締めくくるのも一作品としてあってもいいのですが、
やはり心の何処かにはキャラにどっぷり感情移入している自分がいて、
たとえば「竹本クンには幸せになってほしい」などと思ってしまうわけですよ。
自分の持っている“青春の記憶”と結び付けてしまうのです。
彼らの年代の頃に果たせなかったこと(または実現できたこと)が幾つもあるから、ここまでハチクロに共感してしまったのではないかな。
ウミノ先生はどう“青春の記憶”を描ききるのか、この作品で何を伝えたかったのか、じっくり味わいたいと思います。

10月7日に東京で行われる富田靖子さん主演の演劇のチケットが取れたので、「印刷解体」展もその日に行こうと思います。
残念ながら写植関係の販売はなさそうですが、金属活字や書籍はあるようなので(観劇に差し支えない程度に)買い込もうと思います。
亮月製作所の本館・別館の両方にとって有意義な日なんてそんなにないので、
「大切な日に限って風邪をひく」というジンクスを打ち破るべく日々奮闘努力したいと思います(どうやって?)。


トミヤス祭り・文字祭り  No: 317  06/08/24 Thu 01:42:01

夏が刻々と過ぎてゆきます。
9月10日までの土日は少なくとも片方が仕事関係で埋まっていて
何をするにも時間が足りないのですが、こんな日々でも結構充実しています。
亮月製作所はというと“本館”よりも“別館”の方が活発に活動している気もしないではないですが、とても楽しいです。
サイト上には現れていませんが、さながら“トミヤス祭り・文字祭り”が亮月製作所内で繰り広げられているような雰囲気です。
というわけで、深夜にもかかわらず摂氏30度の亮月製作所から投函いたします。
明日は休日を頂いたのでこんな時間でも大丈夫なのです。

●“本館”としては書体関係の情報から完全に遅れているような状態で情けない限りですが、気になる話題と活動報告を。
佐藤豊さんのメールマガジンでモリサワが新書体を発表したことを知りました。
「見出ミンMA1」「見出ゴMB1」は写植書体からの復刻ですが、「MA(MB)31」シリーズとのデザインの差が単体ではよく分かりません。字面の大きさ?
既存のデジタル書体と殆ど同じデザインの書体を復刻したモリサワの意図、気になります。
あと見出し書体は無難に出してきた感がありますが、名前が気になったものがありました。
「はるひ学園」……流行りのアニメのような(?)ネーミングにおったまげました(語彙が古いか)。
書体名に「学園」を使った業務用書体は初めてなのではないでしょうか。
多分復刻でない純粋な新書体だと思うのですが、デザイン自体は脱力系の手書き風でなかなか面白いです。
しかし何故に「はるひ」で「学園」なのか……。モリサワに尋ねても教えてくれないだろうなあ。

「印刷解体」展が今年も開催されるとの話題が寄せられ、
前2回とも存在を知っていながら行かなくてとても後悔した管理人は今年こそ必ず行く気でいます。
金属活字とか文字盤とか仕入れられたらいいなあ……。

写研が創立70周年を記念して発行した非売品書籍『文字の祝祭』(1995)を入手しました。
写植ファンにとって願ってもない快挙でとても嬉しいです。
今日(22日)届いたばかりなのでざっとしか見ていないのですが、B4変判260頁ハードカバー・函入り布張り金箔押しという非常に贅沢な装丁で、
主にアジアの文字についての詳しい記述が写研の発行してきたカレンダーの美しい図版と共に綴られています。
あまりに嬉しくてこの本のことをとある文字好きの方(笑)に電話したら
さらに10年遡った60周年記念の『文字の宇宙』(1985)をお持ちだとかで、更に嬉しくなりました♪

2006年も9ヶ月目に差し掛かろうとして、ようやく今年も文字づいてきた感じです。

●一方で“別館”ですが、最近の富田靖子さんの活躍にかなり詳しくなってしまいまして、(書体関係の情報よりも……。大丈夫か管理人)
彼女の仕事(テレビ出演とか)はきちんと観ているという我ながら妙な状況にあります。
20日のテレビ番組『宇宙船地球号』や時代劇漫画誌『刃』(ジンと読む。めちゃマニアック!)のインタヴューの写真がよかったです。
資料も過去のものを中心にかなり集まってきました。
富田さんは完璧と思える程演技が上手い女優さんなのに、役でない時は
いつも“三枚目”のような面白い言動(おそらく素なのだろう)なので、その人間くささのようなものに惹かれたのだと思います。
普段もいかにも女優です、という人だったらファンにならなかったと思う。
やるときはやる、でもどこか抜け目があるような人が好きです。


長崎へ。  No: 316  06/08/10 Thu 23:44:22

7〜9日に夏休みを頂き、長崎へ行ってきました。
この時期ということで、平和記念式典をはじめ原爆関係の行事にも参加したので何かと考えさせられる3日間でした。
長崎は高校の修学旅行以来で、随分景色が変わったなーと思う一方で原爆の恐ろしさを色濃く残す場所もあって
61年前の様子を思うと胸が締め付けられる思いでした。
もちろん観光もしてきましたよ。
レトロな可愛らしい市電が走っていたり、自動車で絶対入れないすごい坂があったりとそれだけでもひと味違う街なのですが
長崎全体が見どころだらけでとても回りきれない程でした。あと食べ物も美味しかった!
観光写真を載せるんじゃ面白味がないので、思いがけず書体観察ができたときの写真と解説をば(笑)。

「財団法人放射線影響研究所」オープンハウス告知ポスター
(クリックで拡大します)

「財団法人放射線影響研究所」のオープンハウス(施設一般公開)の市電中吊り広告です。
広告の上の方にことり文字ふぉんとが使われていて、「これは撮らなかん!」と思い
満員電車の中カメラを取り出してシャッターを切りました。
ことり文字が平和に貢献していることに感動しましたが、もしやこれは商用利用……なのかな?
(公式サイトの「お知らせ」内に広告の画像があります)

「トイカ」のポスター
(クリックで拡大します)

こちらはJR東海が始める「トイカ」のポスター。
久し振りに写研の「石井中明朝体OKL」を見られて嬉しかったです。近くに置いてあったパンフにも使用。
ゆるめのツメ組と太らす加工で、書体の上品さを保ちつつ現代的な味わいに仕上がっています。
ちなみに上段「便利でおトクな〜」部分は同じく写研の「ゴナB」(多分)です。

そんなわけでとても充実した夏休みでした。
トップページの新しい写真はその帰り、飛行機から撮ったものです。
台風の残り雲を抜けると、一面青と白の世界でした。


自分実験、開催中。  No: 315  06/08/03 Thu 23:43:57

亮月製作所別館「富田靖子ディスコグラフィ」が、
富田さんのファンサイト『Y-FILE CAMP』や某巨大掲示板で紹介されていて
一日のアクセス数が何倍にもなって驚いている管理人です。
歌手・富田靖子について特化したサイトは今までなかったとか……。
賛否両論、一定の反響を頂き感謝しております。
「誰もやらないことをやる」のが好きなので、ちょっと嬉しいです。

今年に入ってから視力が恐ろしく落ちていることと
のびのびと好きなことができなくなっていることが気になっていたのですが
限りなくネット依存症に近い状態であることに気付きました。
iBookがAirMac接続になって自室からでもアクセスできるようになって
目が乾いているのを分かっていながら睡眠時間を削ってまでネットを見続けてしまう日も多くあり、
好きなこと(主にアナログ作業)が出来ないどころか疲れが蓄積されてきました。
視力も確実に落ちていて、描いている線が見えないとか高速道路の遠くの標識が読めないとか怖い思いも何度かしました。

さすがにこれ以上悪化するとまともな暮らしはできないので危機感を持ち、
自分自身を実験台にして暮らしと体が改善されるかやってみることにしました。
ネット閲覧時間を半分にすることと、就寝時刻を意地でも守ることです。
前者ではメールチェックと自分のサイト、好きなサイトしか見ない(もしくはMac自体起動しない)“休網日”を意識的につくり、アナログ作業に時間を回すことで、
後者ではいつ寝たら翌日気持ちよく起きられるかを探るため、毎日15分ずつ就寝時刻を早めています。
(ちなみにスタートは1時15分。昨日は零時15分からの7時間睡眠で、寝起き最悪、寝坊しそうだった)
これによって多少サイト運営に影響があるかもしれませんが、亮月製作所を永く続けていくための実験としてご理解頂けましたら嬉しいです。

それでは、おやすみなさい。


わたしは、悔しい。  No: 314  06/07/31 Mon 22:29:38

前回の投函から2週間が経ちました。
梅雨もいつの間にか明けていました。
私に何かあっただろうかといえば、なんにもなかったような気がします。
その間に周り(の人達)はどんどん前進してゆき、もう追いつけないだろうなというような焦りを感じています。
あまりにも悔しいです。
ただそうして色々な事を眺めていたら、最近になってようやく、
ここ数年自分がしてきた行動や置かれている状況(※悪い事ばかりではない)の理由のようなものはかなり解明されてきた(?)ので
あとはその元になっている自分自身に負けないよううまく御していけるかどうかに懸かっています。
……というような文を書くと、“青春スーツ”をモコモコと着ているのがよくお分かりかと思うのですが(一度は「脱いだ!」と思ったのに……)。
とにかく、私は悔しいのです。

というわけで、29日は『ハチミツとクローバー』劇場版を観てきました。
美味しいとこ取りの感もあったのですが、原作の雰囲気を壊さない程度にうまくアレンジされていて十分楽しめました。多分もう一回観に行くと思います。
少なくとも原作9巻の展開よりはずっとよか(自主規制)…….
映画の終盤の森田さんが一番よかったです。あと、がんばれ竹本くん!
音楽がお洒落でちょっと変わってると思ったら、サウンドトラックは菅野よう子さんでした。やはり。
って、これで映画の感想になっていますでしょうか?(^^;

曲の出だし、8小節だけ思い付きました。
作りたいと全然思っていない時に出てくるものなのですよね。
入浴直前に聞こえてきたので湯舟につかりながら鼻歌でエンドレスに歌ってメロディを保持しておいて、入浴後Macに打ち込みました。
でも頭の中で流れていた完成形には程遠く。
ラジオをつけたら堀下さゆりさんの番組がやっていて、自分のとは比べ物にならない完成度に凹んでみたり。
でもそれに負けて完成させないのはもっと悔しいので、また何小節か思い付いて組み立てて仕上げたいです。
♪「梅雨が明けて 暑いだけの真夏が来たねと 君は言うけれど」
という歌詞がついているのですが、完成する頃には夏は終わっているんでしょうね、たぶんι
でもめげません。(←今日の管理人、やっぱり変だ)

友人が送ってくれたCDの中に、ふるえるほどいい歌が入っていてどうしよう、という感じです。(ありがとう!)

映画『日本沈没』の宣伝でここのところ色々な番組に出ていた、髪を切った柴咲コウさんが何だかよくて、思わず何度か録画してしまいました。
それまでは個人的に取っ付きにくかった(なんか怖かった)のですが、あの新しい髪型とトークの面白さがツボだったようです。
だからといって映画を観に行くかといえば……わかりません(笑)。気になる作品ではあるけど。

とりとめがないですが、近況報告ということで。よき夏をお送りくださいませ。


まるさんかくしかく  No: 313  06/07/18 Tue 23:22:23

●「のこいのこ大全」を何度も聴いています。
のこいのこさん、と言ってもピンと来ない人もいるかもしれませんが、
『パタパタママ』を歌っている人、と言えば昭和50年代以前に生まれた方ならお分かりかと思います。
笑いながら歌ったようなとても明るい歌声の持ち主で、CMを800曲以上、「ひらけ!ポンキッキ」などでも歌われていますので
名前を知らなくても歌声は知っている人も多いのではないでしょうか。

CMソング集や「ポンキッキ」で聴いた歌声がすごく好きで、のこさんのアルバムは出ていないものかと探していたところ、
先月に彼女初の全集が発売されていたことを最近知ったので、CMソング好きの私は迷わず購入しました。
CMソングということで15秒とか30秒とかで終わってしまう曲が数十曲収録されているのですが、
短い時間という制約の中で最大限視聴者を惹き付ける工夫がされており、
音楽の「美味しいところ」を凝縮したような聴き心地のいいものばかりで胸がぎゅんとなり、
そこにのこさんの底抜けに明るい声が乗ってくると元気が湧いてきます。
普通の歌みたいに3分ぐらいあったらいいのにと思う程いい曲なのですが
短い時間の中で完結させたからこそ美しいのかもしれません。長くなるとどうしても冗長な部分が出てきてしまうので。(前も書いた気がする?)

あとこのアルバム収録曲の中で個人的にすごくぐっと来たのは『まるさんかくしかく』という歌です。
♪まるさんかくしかく まるさんかくしかく 三つの星があったとさ 宇宙の果ての まだむこうまだむこうまだむこう……
20年以上前に「ポンキッキ」で聴いて以来の再会だったので涙が出そうでした。
保育園に行く前におばあちゃんちに寄ってポンキッキを観てから登園した事とか、
おばあちゃんの卵焼きが美味しかったとか、父の赤いミラージュ(車)で送ってもらったとか色々思い出しました。
大人になってから聴いてもメロディやコード進行、楽器の使い方(アナログシンセや出だしのクラヴィネットが格好いい)がかなり好みで、何度も繰り返して聴いてしまいました。
……いや〜、名盤でした。1週間はこのCDだけでもつかもしれない。

●『ハチミツとクローバー』9巻を買いました。
某友人のサイトに「すごい展開」と書いてあったので覚悟して読みましたが
予想をかなり越えた展開になっていてどうしちゃったんだと思ってしまいました。
私のこれまでの生き方を後悔させられるようで(これ以上は自粛)
……映画のフォトメイキングブックも買ってみましたが、いや、実写も結構いいんじゃないでしょうかと思うのですが、いかがでしょうか(弱気)。

半分私信:
私もハチクロと『笑う大天使』は是非観に行きたい映画なんですよ。
ご予定の合う方、同行させて頂きますよ☆(←私が行きたいばっか?)


ノウゼンカズラが満開だ!  No: 312  06/07/11 Tue 23:00:43

アジサイが綺麗だと思ってたらもうノウゼンカズラが満開になってる……。

●久し振りの本館更新は「書体のはなし」です。
今回はずっと書きたかった「太明朝体A1」(A1明朝)についてです。
実際に買った書体なので写植ファンとしてどうしても載せたいと思っていましたし
ツッコミどころ満載なので一気に書き上げました。
よろしければご覧くださいませ。

●もうひとつ、「書体制作部」からお知らせです。
「亮月ごちっく」のWindowsTrueType版ですが、今年7月31日をもって頒布終了とします。
そのあとはサポートも一切行いません。(今までもできていなかったが……)
随分前に収録文字の誤りを指摘されながら、Windows環境がなくなってしまったために修正すらできなかったことと
OpenType版だけの頒布でもMac/Winを問わず使えるということ、
あと管理人自身面倒を見るのが大変ということもあってこのように判断しました。

このサイトも7年やっていると増築を繰り返した旅館のように際限がなくなっていき
管理人でさえサイトを管理しきれなくなっているのも現状ですので
無理なら切る、もしくは記事を書ききって更新終了で残す、という
ある程度の規模縮小を考えています。
これがきっかけで衰退して消えてなくなるわけではありませんが、
自分の手の届く範囲だけでやっていった方が気が楽だし風通しもいいと思います。
まずは書体制作部からということで、サイトを永く続けていくためにもご理解頂きたいと思います。

●つじあやのさんの最新アルバム『つじ☆ベスト』を聴きました。(※「☆」は実際には四葉のクローバーマーク)
ベストということで殆どが聴いたことのあるうただったのですが
時系列順に並んでいることもあって懐かしい思いが次々とこみ上げてきました。
「青春はつじあやのと共にあったのか……」などとしみじみ思いました。
新録音が2トラック、『そばにいるから』と『CMソングメドレー』でした。
前者は映画『笑う大天使』のエンディングテーマということで
主演の上野樹里さんとつじさんが対談している雑誌を読んで思いがけない繋がりがとても嬉しかった(二人とも好きなので)ものなのですが
この『そばにいるから』もぐっと来る曲と詞で、
つじ嬢曰く「兄妹感の心のつながりがテーマ」とのことですが
友人とか、そういうつながりに当てはめてみてもしっくりくる気がします。

♪I Love You I Need You
 愛の言葉はいらない
 こんなにこんなに愛しい人よ
 手をつないで歩いて行こう

「愛の言葉はいらない」けど「愛しい」って、なんだかわかるなあ。
恋愛とかじゃなくても、どうしようもなく大切でいとしい人だと思うことがあります。
一方の『CMソングメドレー』は、殆どが聴いたことがないうただったのでとてもオイシかったです。
『チャンネルロックTBS』と『28℃のうた』も偶然1回しか聴いたことがなかったので私にとっては願ってもないCD化だったのです。
つじさんのCMソング、いかにもCMソングらしい素朴でキャッチーな感じで
CMソングライターとしても活躍していけそうな予感……。
チーム・マイナス6%のナレーション「地球のために、ちょっぴりがまん。」が可愛らしかったです。
私も亮月製作所では毎夏団扇だけで涼んでいます。
省エネ関係(?)の歌では、菅野よう子さんの『でん子の日時計1時4時』(東京電力)も脱力してて好きだなあ……。


非常事態宣言?  No: 311  06/07/05 Wed 23:28:40

ものすごい勢いで時間が流れているように感じています。朝昼晩朝昼晩。
前回の投函が6月21日ですから、もう2週間も経っている訳です。
去年までは色々な事を同時進行で難なくやっていた感があるのですが、
たとえば好きな漫画を読みつつ暑中見舞の絵を描いてサイトの更新もして、
友人に手紙を送って毎日日記をつけるなんて事が全くままなりません。
そのうちの一つをするだけでも難しい状態です。帰宅時刻は殆ど変わっていないのに。
急坂を3速エンジン全開で登るマニュアル車のような必死の形相です(喩えが分かりにくい)。
自分の事ながらどうなっちゃったんでしょうね。好きな物事を欲張り過ぎなんでしょうか。
あんまり関係ないかもしれないけど、もうちょっと世の中がゆっくり動いてくれたらいいのにな。
これ以上便利(なのだろうか?)にならなくていいから、自分の好きなようにゆったり生きていきたいです。

私信:
CD-Rがうまく焼けなくてなかなかお送りできないでいます。ごめんなさい;


ぎこちない相棒  No: 310  06/06/21 Wed 23:00:44

●新しい相棒(携帯電話)とのぎこちない日々が続いています。
昨日は知人のライヴだったので、生まれて初めて携帯のカメラ機能を使って撮影してみたのですが
思っていたよりも良く撮れていて、かつ「携帯ならこんなもん」という感じの写りだったのでひと安心(?)。
それよりも電話のかけ方を勉強せねば。メモリダイヤルからかけると強制的にテレビ電話になってしまうので(笑)。
このN600iをネットで検索すると賛否両論で、造形の美しさや必要最小限に抑えられた機能を評価する人もいれば
低価格モデルで安っぽくて機能も少ないから使い物にならん、とコケにする人もいて面白いです。
そういえば機種変更の時、店員さんに「さまざまな機能がご使用になれませんがよろしいですか?」と心配そうに訊かれました。
おそらく多くの人はコマーシャルでやってるような多機能機種を選ぶのでしょうね……(推測)。
前回「拍子抜けするほど安かった」ということを書いたのですが
N600iの定価はおよそ1万円ということが分かったので、
安さだけで選ぶような人がたくさん出て欲しくないなあと思ってしまいます。

●1ヶ月振りにサイトを更新しました。
といっても別館なので、「写植ファンサイトはどうしたんだ!」と苦情が聞こえてきそうです。すみませぬ。
アクセス解析を見ると、最近はモリサワの「A1明朝」(写植名は「太明朝体A1」)で検索してきてくださっている方が多いので
じき「書体のはなし」に載せたいと思います。しばしご辛抱を。


気分一新、白い携帯。  No: 309  06/06/18 Sun 22:28:19

……というわけで、昨日から携帯電話機が新しくなりました。

まずは店へ行き実機を確かめる。
実はもう1機種候補があったのですが、大きくてポケットに入らないのと
使わなさそうな機能がついているのが勿体ないのと、やはり数字キーの書体が気に入らなかった(笑)のとで断念。
それで「SIMPURE N」こと「N600i」に候補が絞れました。
実機は基本が白の光沢、電池ボックス(裏面)だけ銀色のつや消し、というツートーンなのがちょっと惜しいですが
置かれる部分がつや消しになっていれば傷がつきにくいのでよしとしますか。
普段携帯はポケットに入れて持ち歩いているのですが、これも気にならない小ささ。
気になっていた数字キーの書体もやっぱりシンプルで、教科書体みたいな印象です。
カタログも貰って一旦店を出て、本当にこの機種でいいのか2時間ぐらい“自分会議”をした結果、
長く相棒としてやっていけるだろうと思ったのでもう一度店に行き、機種変更と相成りました。
6年間同じ機種を使い続けてきたおかげでポイントがものすごく貯まっていて、拍子抜けするほど安く済んでしまいました。
旧機種の置き土産。ありがとうF209i。そして長い間ご苦労様でした。
F209iには楽しいことも痛々しい(今思うと恥ずかしい)ことも全部受け止めてもらったので感慨深いです。

で、N600iを使い始めて2日目なのですが、びっくりするほど快適です!
キー操作や液晶の表示に待ち時間がなく、スクロールがリアルタイム。
画面も広くて眩しいぐらい明るくて鮮やか。
着メロもカラオケみたい(褒め言葉)で音がたくさん出ている。
ATOKを積んでいるので日本語もよく知っています。
父曰く「そんなの普通だ」とのことですが、最近はそーいうもんなのですか?
まるで浦島太郎のように時代の流れをひしひしと感じました。
(上位機種はモリサワの「新ゴ」が表示フォントになっている!)

新しい物はまずカスタマイズ……と思ったのですが、
画面は元々モノトーンをメインにまとめてあって落ち着いた感じだし、
シンプルが売りということでそんなにいじり倒せない仕様なので着メロだけ変えました。
堀ちえみさんの『稲妻パラダイス』(これがまたいい曲)と迷ったのですが、なんだか小っ恥ずかしいので
岩里祐穂さんつながりで坂本真綾さんの『プラチナ』に決定。詞も曲もすごく好きなので。
これで新しい携帯とも仲良くやっていけそうです。

今朝のこと。
聴き慣れた音楽で目が覚めると、それは先代の携帯から鳴っていました。
毎朝かけていた目覚まし機能がまだ生きていたのです。
そうなんだよね、まだ相棒としてやっていきたかったんだよね。私が悪かった……。
そう思いました。慣れ親しんだものとはとても別れ難いのであります。
けれども携帯は生きているうちに役割を引き継がなければならない(メモリ等)という悲しい宿命があり、いつかはその瞬間がやってくるものなのです。
6年間支えてくれたことに感謝をしつつ、気分一新、新しい携帯に思いを託していこうと思います。


必要にして十分!  No: 308  06/06/15 Thu 23:55:00

月曜日からはピアノを弾いたりLPをカセットテープにダビングしたりする毎日です。
(アルバムは最初から最後までノンストップで聴く習慣があるし、
 アナログ音源なのでテープがいい、というか最適☆)

1980年代の歌謡曲に心溶かしていると、20年前にタイムスリップしても
平気で(いや、今より生き生きと!?)暮らせそうな気がしてきます。
今の生活が当時とそんなに変わってない(パソコンや携帯はあるけど)し、
それで不便を感じていないこともあると思いますが……。
いや、別にこの2006年がつまらん訳じゃないんですけどね。
むしろサイトの管理人としてデジタルの恩恵を最大限受けているわけです。
考えられなかったような楽しいことも随分沢山ありましたし。

話は少し変わって、携帯電話を6年ぶりに買い替えようかと思っています。
今使っているDoCoMoの「F209i」は2000年生まれ。折り畳み式でない機種で一番シンプルなデザインだったので選びました。
たしか銀色が絶対嫌だった(ありきたり過ぎるから)ので薄い水色のを1週間かけて取り寄せてもらったのでした。
通話とメール、iモード、反射式カラー液晶、同時発音数4音のFM音源。以上。
それ後続々登場した他の機能は私にとって全く必要なかったので6年も(?)生き長らえました。
いま人に見せると傷の少なさに驚かれるのですが、そのぐらい気に入っている電話機なのです。
あと、この6年間に発売されてきたDoCoMoの新機種はデザインがどう考えても私の好みじゃなかった。
「通話とメールだけで、できればカメラ機能もあると嬉しくて、F209i並みに小さくて
真っ白で四角いシンプルな電話機が発売されんかなあ」とずっと思っていました。

出ていました。

NECの「SIMPURE N」という機種です。
語り出すと長くなりそうので抑えておきますが、私にとって限りなく理想的な携帯電話機です。
本当に通話とメールとカメラぐらいしか機能がなくて、小さめで真っ白で四角い。
カメラ機能は有効31万画素でも、本気で撮る時はデジカメを使うからこれで十分。
あと、数字キーの書体がヘンじゃない(笑)(←いや、これは重要だ)。
こ、これは買いだっ!! と思っているのですが、実機を確かめた訳ではないので
店頭でよく吟味して、買うか買わんかを決めたいと思います。
SIMPUREシリーズはなんとなく後継機種が出なさそうな気がするので、買うなら今なのですけど。
ひょっとしたら今使っている「F209i」を10年使ってたりして……。

→「SIMPURE N」のサイト(NTTドコモ内)


やみつきリコーダー  No: 307  06/06/13 Tue 21:48:22

●11日は亮月製作所に「蚤琴庵」の のみぴょんさんがご来訪。2月に京都へ行って以来の再会です。
ウクレレ弾き同士ということで弾き語りをしたり、二人とも(なぜか)持っていたアルトリコーダーで合奏したりしました。
リコーダーは10年以上吹いたことがなかったのに案外指が覚えていて、
出したいと思う音を意識しなくても出てくることに我ながら感心。
それに和音になった時はやみつきになりそうな気持ちよさで
リコーダー奏者になってしまおうかと思ってしまうほどでした(笑)。
音楽などについても深い話になって楽しかったです。
こと曲づくりについては今一つ深みのないものしか作れなかったので
のみぴょんさんの話がとても参考になりました。
あと、最近の流行りの歌についていけない(ついていかない)話とかも……。
というわけで、充実した日曜日を過ごすことができました。
のみぴょんさん、ありがとうございました!

●大塚製薬の「イオンウォーター」のコマーシャルだと思うのですが、
コピーに写研の「石井細ゴシック体」(新ではなさそう)が使われていて、
しかもCG処理がかなりされていたのでかえってとても新鮮でした。
ここのところテレビコマーシャルが面白くて(funny and interesting)よく観察しているのですが、
書体は写植システム専用のものも一定の割合で使われているようですし
コマーシャルソングも原点に還ったような覚えやすく親しみやすいものが多くなったように感じています。
なので最近は番組だけでなく含まれるCMも録画するようにしています。
10年ぐらい前に録画した番組についてきたCMも今見るとなかなか面白くて懐かしいですよね。

●「OTEdit」MacOS X版試用近況。
OS 10.3でもきちんと動作したので嬉しかったのですが、
私にとって一番厳しかったのは「Adobe Illustrator」からアウトラインデータをコピー&ペーストができなかったことです。
もしかしたらうちの環境に限ってできないことなのかもしれませんが、
Illustratorとの連携は是非実現して頂きたいです。
ビットマップデータからフォントの輪郭を生成することはできるようですが、それでは精度が足りないし
今まで原字をIllustratorで作ってきたので、それが使えないとなると……。
Windows版を使うためにIntelMacを買うか、やはり「漢字エディットキット」を買うか、ということになります。
でも「漢字〜」はClassic環境がないと動作しないので永久使用は難しい。
どちらにしても、“亮月書体”の収録文字数が増やせない(漢字が収録できない)状態なので
当分は仮名書体としての完成度を上げていくしかなさそうです; まことに残念。


夏に向けて  No: 306  06/06/05 Mon 00:08:56

●5月は3週間以上を風邪の療養で過ごしていた(仕事には行きながら)ので
一番過ごしやすい時期を十分楽しめなかったのが残念です。
5月には陽に透ける黄緑だった若葉もいつの間にか深い色に変わってきて
道端には真っ黄色のオオキンケイギクが満開です。
最高気温も30度を超える日があったりしていよいよ初夏といった趣です。

ここのところは療養の分の遅れを取り戻すことと整理がメインの暮らしだったのですが
やっと余裕が出てきて好きなことができそうです。(といって実行できたためしがないが)
とにかく絵が描きたい。5ヶ月振りに。
映画『さびしんぼう』の“さびしんぼう”(富田靖子/役)とか。
ここのところ版権ものの絵は殆ど描いてなかったのですが、久々に絵にしたくなったキャラクターです。
あと、暑中見舞用の案出しもしたいです。
去年は凝り過ぎて一部の人は残暑見舞になってしまったので、程々に仕掛けるか
もしくは原点に立ち返ってイラスト+写植で勝負(?)しようかと思っています。
どちらにしても、ただでさえない画力が一層落ちているのは間違いないので
リハーサル(またはリハビリテイション)をしっかりしなければ。
しばらく描かんでも腕が落ちない(絵柄が安定している)人が羨ましいです。

●この前のCDの整理で手に取った堀江由衣さんのアルバム『sky』(2003.7.24発売)。
このジャケットを久し振りに見たら、ビニール製のパッケージや写真集付きという豪華さ以上に、
歌詞も含めた和文が全て「こぶりなゴシック」ファミリーで組まれていることに改めて驚きました。
今年に入るまでは確か凸版印刷専用書体だったので、2003年当時CDの装丁に使われるのはとても稀だったのではないでしょうか。
「どうしてもこぶりなが使いたいんだ!」というデザイナーの意気込みが伝わってきます。
なるほど、ふわっとした印象の堀江さんを文字で表現しようとすると
CDのブックレットによく使われているモリサワのゴシック体では硬くて無機質的な気がするし
こぶりなのどことなくクラシカルな雰囲気が彼女と相通ずるように思います。
また夏発売ということで、主張が少なく暑苦しくない書体を持ってきたのはよかったのではないでしょうか。
(それだけに最新アルバムが「MSゴシック」で組まれているのは残念……というか意図がある筈だ?)
ちなみに音楽作品としても装丁に負けず劣らず丁寧な造りで、
岡崎律子さんが参加されているなどなかなかの良盤だと思います。
(余談ですが、10曲目『ALL MY LOVE』は哀愁味溢れるメロディやコード進行が妙に1980年代的で
16分音符をうまく織り込んだ歌詞なので「筒美京平作曲!?」と聴き間違う程ぐっと来る歌です。歌謡曲ファンは一聴の価値アリ☆)
というわけで、今聴いているのでした。


休暇小屋へ。  No: 305  06/06/01 Thu 23:07:13

5月27日(土)は遊佐未森さんのライヴ『Holiday Lodge』に行ってきました。
会場は数百人の容量で、年齢層は私より年上と思われる人の方が多そう。
曲はアルバム『休暇小屋』のものを主として、過去の代表的な作品もあったので
遊佐未森初心者の私でも充分楽しむことができました。

前半はアルバムのイメージのような穏やかな雰囲気で、後半は動きのある力強い曲が続きました。
中でも、私が遊佐未森を聴くきっかけになった『ロカ』を直接聴けてとても感動しました。
曲が始まると、隣の席だった穏やかそうで長い髪の綺麗な「おねいさん」(私から見て)が突然立ち上がって
歌いながら手拍子を始めたのにびっくりというか、壮観でした。
5拍子の手拍子(1.5+1.5+1+1)なんて初めて見た!
と思いつつ、私がほぼ暗誦できる歌はこれだけなので、同じように手拍子しながら歌っていたわけなのですが。
それにしても遊佐未森さんのライヴがあんなに盛り上がるものだったとは……!

未森さんといえば曲間の独特なトークということで、撮影に行った沖縄の話
(いいもののことを「上等の○○」と言うのが可愛い、とか)やメンバーについての話が面白かった。
あと、歌う時は満面の笑顔でとても幸せそうだったし、
歌詞を間違えて慌てたり、振り付けがあったり(『冬の日のW.』とか)、
ノリのいい曲ではぴょんぴょん飛び跳ねたりしていたのも可愛かった(と書いてよいものか)です。
凝ったパンフレットも購入しました。“Holiday Lodge”にまつわる造りで
本当に休暇小屋へ泊まりに行ったように感じさせる粋な演出でした。

予想以上の幸せな充実感を持って会場を後にしました。
惜しむらくは、『ブルッキーのひつじ』が歌われなかったことです(またか)。
遊佐ライヴは2回しか行ったことがないのでよく分からないのですが、
あまり歌われないものなのでしょうか? 気になります……。
というわけで、いつか「ヘイ!」と叫ぶことを生き甲斐としつつ、
遊佐未森ライフ(?)を送っていきたいと思います。


おかげさまで7周年  No: 304  06/05/27 Sat 12:19:40

遊佐未森さんライヴの新聞記事

今日はこれから遊佐未森さんのライヴに行きます。
上の写真は24日の朝に中日新聞を読んでいたら載っていたもので、
初めて彼女の新聞記事を目にしたのでうれしかったです。
ライヴについて「アルバムの楽曲が中心。アグレッシブな面が出せると思う」とのこと。
ピアノソロライヴしか行った事がないので、バンド付きのものはどういう雰囲気なのか、
そしてまたあの独特な語りを聴けるのが楽しみです。

亮月製作所のサイトは昨日(26日)で満7年を迎えました。
設立当時は10代だった管理人も今では20代後半という悲しい現実(?)を受け止めつつ、
8年目も今までと同じくあるがままにやっていくつもりです。


しかしそうはいかなかった。  No: 303  06/05/23 Tue 00:45:11

※注:今回の投函は、虫が苦手な人には全くおすすめできません。すみませぬ。

ゆうべ、前回の投函を終えてiBookの電源を切り、寝ようとしたら
約12年振りに製作所(自室)内に“ホームステイ”(漫画『ハチミツとクローバー』参照。またの名をイニシャルGという)が
出現しパニック寸前に。あいつとだけは冷静に戦えない(大嫌い)。
逃げ足は早く、夜も遅かったので退治できずに布団を頭までかぶって寝ました。
布団さえかぶってれば安全だ、という訳の分からない安心感と引き換えに、
暑さと気持ち悪さで長い間寝つけませんでした。

今日は仕事帰りに“武器”を仕入れて臨戦体制と相成りましたが
敵は姿を見せないので、店で一番威力があると思われた燻蒸剤を発射(?)。
今もその残り香があってちょっと苦しいですが、敵の苦しみに比べれば全く大した事はないのだ(管理人、壊れかけ?)。
とうとう敵の姿は見ないままこんな時間になってしまったのですが、
かわりに大きなム××がいぶり出されて来てしまいました(退治済)。
山が道を挟んですぐにあるので、虫が出るのは仕方がないとはいえ、
気持ち悪いやつだけ選りすぐって出んでもええやんか〜。

“イニシャルG”出現そのものもそうですが、一番悲しかったのは、重要なもののしまってある場所近辺から発見された事と、
大切なCDとかに限って密閉できない(ガラス戸付きでない=敵の侵入を許す)場所にしまってあった事で、それが残念でならない。
食品は置いてないし、きちんと掃除してるつもりだったのになあ……。
今さらではあるけど大切なものはきちんとしまい直しました。
ごちゃごちゃしたものは一切なくて、全てが棚などに収納されているのが私の理想ですが、
それには程遠くて情けなくなってきます。古くからあるものが多過ぎるんです。
部屋全体で根本的な大掃除と処分をする必要がありそうです。

……とまあ、管理人の嘆きを読んでると滑稽に思われるかもしれませんが、
そのぐらい奴が大嫌いなんです。出るならム××の方がまだましです。出来れば出て欲しくないけど。
今日こそは安眠できますように。おやすみなさい。


たまりかねて大整理  No: 302  06/05/22 Mon 00:49:07

作業机の半分以上をCDとカセットテープが占めるようになったので、
たまりかねて部屋にある音楽媒体の全面整理をしました。
机が片付いてなくて物理的に歌謡曲(富田靖子、堀ちえみ)と最近買った作品しか聴けないのは
確かに聴いてて飽きないいい歌ばかりではあるけど、やっぱり息苦しさを感じるものです(^^;

机の上にあった比較的新しいもの(去年から今年にかけて買ったもの)は
あまり整理せずに置きっぱなしで、積み重ねてあったりして簡単に聴けない状態だったので
普段使わない道具や参照しない資料を極力収納し、本棚の一部を縦に仕切って簡易CD棚にしました。
ついでに歌手別の古い作品順に整理したので聴きたいCDがすぐ取りだせるように♪

こうして整理された棚を見ると、歌手ごとに帯のデザインに大まかな統一感があってとても心地いいものですね。
帯やジャケットなどの装幀、写真の雰囲気、ブックレットに使われている書体といったものから伝わってくる
歌手の思いやデザイナーの意図を汲み取る(勝手に想像する)のも楽しいです。
でも、ブックレットにMSゴシックが使われていたりすると凹みます。い、意図的にですよね!?(笑)

ちなみに棚を占めているCDは筒美京平をはじめとする歌謡曲が一番多く、
つじあやの・遊佐未森・飯塚雅弓・堀江由衣・坂本真綾・岡崎律子・村上由香(以上敬称略)……といった感じで納まっています。
あとは1人当たり数枚ぐらい持っている小はまりの歌手のものや
偶然聴いて気に入って買った単発的なものが沢山あります。
整理してみると、自分が聴いている音楽の範囲のせまさに驚きますねι
枚数はCDとレコードを合わせて推定300枚±50枚。この数字は少ないのでしょうか?
形として所有するからには何回も聴きたい作品しか買わん、と思って厳選しつつ
趣味が合わなくなったものや、雑誌や店頭などの推薦で買ったけど馴染まなかったもの
(これが一番悔しい! よっぽど趣味の合う人のお薦めじゃないと大抵失敗する。)
は容赦なく売却しているからでもあるのでしょうけど。

いずれにしても、机もごく久し振りに広くなったし、全てのCDの位置を把握できるようになったので
しばらく聴いてなかった(聴けなかった)作品をもう一度聴いてみようと思います。


ごまたまご  No: 301  06/05/16 Tue 00:55:06

●今日は東京出張でした。
お土産に「ごまたまご」を買ったのですが
存在を知るきっかけになったのは、上司がやはりお土産として買って来たことで、
食べてみたら胡麻の風味が口いっぱいに拡がって美味しかったので気に入ってしまったことです。
このとき上司は新幹線のホームでかまやつひろし氏と偶然会って握手してもらったのだとか……うらやましい。(いつの世代の人間なのだ)

●ひっさびさに最近発売のCDを買いました。
・田村ゆかり『Spiritual Garden』(2005.10.26)
・eufonius『ぐるぐる〜himawari version〜』(2006.5.10)
・さねよしいさ子『知ラナイナイ空』(2005.7.27)。

田村ゆかりさんのは久し振りに聴いたラジオのリクエスト番組で流れていたところ、
メロディが気持ちよくて編曲が斬新な感じだった(ストリングスと不思議な鳴りのベースが特に良い)ので聴き惚れてしまったものです。

eufoniusのもやはりラジオで流れていてぐっと来てしまったものです。
『ひまわりっ!』というアニメのエンディングテーマ(B面扱い)らしいのですが、番組を知らずに買ってしまいました(反則?)。
ピアノのチャッチャッチャッチャッという小刻みな8分音符の和音とやわらかいヴォーカルで静かに始まって、
少しずつドラムやベース、弦楽器が加わって賑やかになっていくアコースティックな曲調。
新居昭乃、菅野よう子、遊佐未森……といった系列とはまたちょっと違う曲調ですが、同じ匂いがします。間違いなくオススメです!
24日にeufoniusのアルバムも出るらしいので買わねば。

さねよしいさ子さんのは、Amazonがいつまでも薦めてくるのでそれに折れてとうとう買ってしまいました(笑)。
さねよしさんのふわふわした明るい不思議な歌声がやみつきになりそうです。
曲も腰の据わった生演奏でひと癖あって穏やかで好みだなーと思ったら、作編曲が伊藤真澄さんでした。(だからAmazonがしつこく買えと言っていたのか。)
こちらもアニメ『ぺとぺとさん』のOP/EDだったようですが、観たことがありませんでした……(すみません)。
最近のアニソン、一時期(私が10代の頃)と思うと丁寧に作ってある歌が増えてきたような気がします。あなどれません。

あとは買ったものではないのですが、所有している池澤春菜さんのアルバム『Chocolat』(2000年)のうち一曲がやはりラジオのリクエスト番組で流れて、
妙に心地いい曲だな〜、と思って(筆者は曲の内容を忘れている。)ブックレットのクレジットを調べると
11曲中4曲が上野洋子さんの作品で、コーラスや楽器でも参加していることが判ってびっくりしました。
当時は彼女のことを全く知らなかったので意識して聴くことはなかったのですが、
6年経って聴いてみると確かに上野洋子風味が満載です。
アルバム全体としての作風はしっとりとしていて内面に訴えかけるような感じで、
上野さん以外の作品も何となく通じるところがあったりして、
今聴いてみると聴きごたえがぐっと増しているという(私にとって)お得なアルバムでした♪
手放さんかってよかった……。
上野洋子作品を沢山聴きたいといつだったかに書いた気がするので、早速叶って(?)嬉しいです。




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