●過去だより726〜750
2012.7.15(日) 23:32 750 ゲンキダシテ!
【日録】梅雨が終わりに近付き、管理人にとって最も苦手な季節がやってきました。
蒸し暑い気候にとことん弱く、やる気が出ない! のです。例年9月辺りまでは活動量がぐっと減ります。
最近ひと月では身に余る光栄がありつつもいつの間にかどうにもならない閉塞感に覆われていて、蒸し暑いことに起因するやる気のなさに拍車をかけていました。
常々、過去から蓄積された今の自分にとって最も相応しい物事や人が現れているのではないか、と思っているのですが、心地良く暮らせた6月に引き換え、この1・2週間は失敗やネガティヴな感情を引き起こすものがじゅくじゅくと目の前に表出するような感じでした。これが今の自分に相応しいものなのかと、至らぬ自身が気持ち悪くてあらゆる行動に価値が見出せないほどでした。こんなことは本当に珍しい。悪いものに纏わり付かれているのではないかと。
そういう時は単純な作業でもいいので地道に歩を進めたり、凝り固まっているであろう価値観をひっくり返して普段やらないことをやってみたりします。それでも駄目なら寝ます。悩むよりもお祓いを受けるよりも、まずよく休んで自分の心と体を動かさないと!
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【亮月写植室】……という前置きがある訳ですが、昨日、以前取材させていただいた方から大変なものを頂いてしまいました!
往年の銘機「SK-3RY」用のスタンダード文字盤と文字枠(中枠)のセットです! これが13書体もありました!
これまで数々の写植に関する貴重な物を頂戴してきましたが、これはもう喜ぶというよりは恐れ多いほどのものです。いつものように「きゃっほい☆」なんて星を飛ばしている場合ではありません。大切に大切に、後世へ引き継がせていただきます。
詳しくは「写植室日報」の7月14日付をご覧くださいませ。SK-3RY用の文字盤の保有状況は「保有書体文字盤一覧」の最下部です。
洗浄した文字盤を乾燥中……ちりりーん♪
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【日録】このように、不思議なもので、「自分はもう駄目かも知れない」と挫けそうになった時、必ずその感情を上回るような出来事が、前向きに関わらせていただいている方や物事から贈られてくるのです。
しばらくお会いしていなかった方がこうして気に掛けてくださり、何だかまるで「元気出して!」と持ちきれないほどの応援を頂いたように感じて、本当に嬉しかったです。
常日頃から建設的なものを選択し、楽しみながら真摯に関わることが大切で、自分の中にあるどうでもいいような意地や抵抗を排して本来どうしたいかによって行動する。なかなかその通りにはいきませんが、斯く在りたいと思い続け、少しでも実行することが“元気の種を蒔く”ことや負のものを退けることに繋がっているのだろうと思っています。
2012.7.4(水) 23:30 749 ゴナはニャル子さんを組めるか?
【亮月写植室】宿題になっていた例の件を完結させました。
→2012.6.10(きっかけ) →2012.6.16(写植機で組み打ち)
管理人による写真植字の印画紙で再現
(画像クリックで拡大)
『太陽曰く燃えよカオス』ジャケット裏面から引用
(C)逢空万太・ソフトバンク クリエイティブ・名状しがたい製作委員会のようなもの
管理人の写植の印字を基に再現したものは印字の位置を一切修整していませんので、オペレーションのまずさがよく判ります。手持ちの PAVO-JV はJQレンズが使えないので中間Q数が出ず、「太陽曰く〜」の文字が若干大きくなっています。角丸数字の背景色透過は諦めました(笑)。
こうして見ると、ゴナで組んだからといって世に言われるように印刷物の印象が全く“古臭く”なっていないし、今様のデザインの紙面にゴナが使ってあっても違和感のあるものではありません。新ゴの方が相応しい事には変わりありませんが。
『ニャル子さん』で実証したかったのは、写研の書体を“古臭い”と感じるのは単なるノスタルジーの裏返しであり、現在のデザイン手法にそれらの書体を導入しても書体そのものから懐古的な印象は喚起されない、ということです。「最近使われていないから古臭く感じる」のは書体そのものを観察していないから言えることなのです。
書体そのものの印象を語るについて、タイプフェイスデザインと書体の使用頻度は分けて考えなければならないと思います。ごっちゃにするから「写研の書体は古臭い」などと言ってしまうのです。自動車のモデルチェンジと同じで、新しいことや旧いことによって美しさや受ける印象が規定されるものではありません。
それはそうとして、イラストも込みで再現したかったのですが、同じように描き上げるとどうしても模写に限りなく近くなってしまうので下描きだけ完成させた時点でやめることにしました。勿体ないけどお蔵入りにします。
……ニャル子さんのねんどろいどは予約しちゃうし、直筆のニャル子さんイラストを頂いて狂喜乱舞するし、いけませんねぇ。こんな筈じゃなかったんですけどねぇ。
2012.7.1(日) 23:59 748 絶品なのです!
【日録】友人宅にて泊まりがけでしみじみ語らうの巻。
元料理人で「居酒屋へ行くよりずっと美味しくて安い」と言って夕食を振る舞ってくれました。わざわざ遠くの高級スーパーへ出掛けて良い食材を仕入れていました。
お造り、和牛の冷しゃぶ、天然穴子ご飯でした。普段あまり食事の写真は載せませんが、自分の為の感動の記録ということで。ご馳走様でした!
携帯電話 N600i にて撮影(以上2枚)
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友人宅に泊まったついでに、まだまだ溢れ気味の本棚を整理するため中古屋へ。
自分の感覚を研ぎ澄ます、と書くと大袈裟ですが、新しいものを採り入れながら合わなくなったものは持ち続けずに手放すことが澱みない自分を作っていくことに繋がると思っています。
特に絵に関しては、作品として年に数点描く程度なので相対的な陳腐化の速度が速く、常にどういうものが自分にとって好感が持てて近付きたい世界観なのかを知っておかないと、描く絵がどんどん生気を失って古臭くなってしまうのです。別に上手に描ける訳ではありませんが、少〜しずつ管理人の絵柄が変化し続けているのはその為です。
手放した本と入れ替わりに購入した“絵の資料”は……
『映画けいおん!』関連の品物がある店でこっそり売られていたので、全種類欲しい気持ちを抑えてこれだけにしました。クリアファイルと下敷の隠れコレクターなのでそれらと、発売されているのを知らなかった美術背景集『BG ART COLLECTION』。京アニショップ謹製の袋に入れてくださいました。クリアファイルの選択が〜とか言わないでください……。
……まぁ、『太陽曰く燃えよカオス』を買った時点で買っちゃうだろうなーとは思っていましたが……。
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という訳で、果てしなく続く名曲発掘の旅。
たまたまラジオで聴いた曲が、絶品でした!
・堀江美都子とヤングフレッシュ『ぐるぐるメダマンおばけだぞ』『みんなあつまれ! メダマンおどり』(1976年)
『がんばれ! ロボコン』のような居候ものの特撮のようですが、主題歌もエンディングテーマもとにかくキレが良い。
主題歌は“電波ソング”のように擬音や擬態語だらけの歌詞をペンタトニックに乗せ、口琴が絶えずビヨンビヨン鳴る一方でストリングスはふわぁ〜っと現れたり16分音符で駆け上がったりとやたら丁寧で爽やか。ベースのドライブ感もいい。底抜けに明るい曲調に入り込む「♪お・ば・け・だぞー」の「ぞー」のマイナー7thが泣けます。曲の終わりは9thで何故か高級感があります。
エンディングはマイナー調の和風の音階で主題歌と共通する印象の編曲。こちらもストリングスの歌う旋律がスリリングかつ郷愁を誘い、間奏のホーンセクションの哀愁溢れるフレーズがいい。こっそり恰好いいフレーズを奏でるエレキギターやお祭りを意識した笛の音も素敵です。どちらも子供向けの歌の筈なのにとにかく聴かせ所の多い作品でした。
・七森中☆ごらく部『ゆりゆららららゆるゆり大事件』(2011年)
『ゆるゆり』主題歌でこれも“電波ソング”の類。前半の早口言葉のような言葉遊びと後半の往年のアイドルポップスのようなフレーズの対比がいい。シンセが高速フレーズを刻んでいる中にほんわかした音を使っているのも面白い。個人的にはベースのAメロのオクターブ奏法とかBメロで1オクターブ上でわざとマイナーコードを弾く所とかが好き……つくづく自分はベース好きなのだなと。
・河合奈保子『大きな森の小さなお家』(1980年)
車でラジオを点けていて出会った曲。思わずヴォリュームを上げてしまいました。シンセとギターで静かに始まるイントロから釘付けで、Aメロの「ナーイナイ」でもう涙が出そうでした。Bメロ「♪飛び出せ」からのマイナーからメジャーへと変化していく美しいメロディーも心地いい。
溌溂としていて品があってメロディーがきちんと作られている。1980年代のポップスってやっぱりいいなぁ。何度でも書きますが、殺伐とした現代だからこそこういう歌が作られ世の中に流れていて欲しいです。アイドル好きの先輩が「河合奈保子は良い」と仰っていたのでベスト盤を買ってみるとしますか……。
2012.6.28(木) 23:09 747 写植のうた再び
【イラスト制作部+写真植字】『写植のうた』のレコードを耳コピーで再現した、という記事を5月3日の投函で書きましたが、ようやく発表に漕ぎ着けることができました! 現在ニコニコ動画にて公開中です(→動画のページ。要アカウント)。
亮月写植室のサイトには私が楽譜からメロディーを拾って編曲したヴァージョンが掲載されていますが、今回のレコード再現ヴァージョンもサイトで聞きたい(ニコ動は観ないので聴けん)! という要望があるようでしたら JASRAC に申請するつもりです。
かなり面倒臭いことをやっているようにお思いの方もいるかもしれませんが、レコードの音声をそのままネット上にアップロードすることはレコード会社の許諾も必要且つ非常に困難で、さもなくば違法になってしまうということで、敢えて「機械を操作して演奏した」形態を取っているのです。改正著作権法がどうこうという話はここではしませんが、レコードの再生風景をネットに載せてしまうっていうのは合法違法以前にまずモラルとしてどうなのかと思うもので。
それはともかくとして、動画に使用したイラストはイラスト制作部に掲載しましたので、よろしければご覧くださいませ。
2012.6.16(土) 23:59 746 組み打ちに挑戦
【亮月写植室】今日の予定がキャンセルになったので、写植機でやってみたかったことに挑戦しました。
1枚の印画紙を切り貼りなしでレイアウトの指定通り印字する“組み打ち”です。今迄は単語や短い文章などの“バラ打ち”ばかりだったので、纏まった時間が取れる日を待っていたのです。丁度打ってみたい題材もあったので決行しました。
昼食後に開始。NHK-FM で「今日は一日“アニソン”三昧Z」が放送中なのでそれを BGM にしました。33年前のラジカセ「SONY CFS-V1」にごく久し振りにご出勤戴きました。同じ年に発売された「PAVO-JV」の隣にあるとなかなかいい雰囲気です。
印字の題材にしたのは……
前回の投函で取り上げた、あの曲です。
「ゴナで組んでみたものも見てみたい」と思っているものの、お金を払ってまで依頼するのもどうかと思ったので自分で組み打ちしてみることにしたのです。
CDジャケットの裏のデザインが程良く複雑で、良い練習になりそうでした。
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前もって現物を採寸し、Illustrator で指定を作っておきました。手動写植機での印字は位置の情報と送り歯数が命なので、座標もできるだけ細かく記入しておきます。
(画像クリックで別窓に拡大表示します)
この指定を見ながら写植機を操作していきます。
まずは罫線から。座標記憶機能を活用しながらスポット罫線を引きます。
PAVO-JV には0〜7番地の記憶が3ページ分あります。このうちの0番地と任意の番地(今回は1番地)に罫線の始点と終点の座標を書き込んでおいて、スポット罫線を引く際にこの二つの番地を使います。
書込/読出スイッチを書込側に倒しておいて番地のスイッチを押し下げると「ピョ」と音がして現在位置の座標が書き込まれます。0番地と1番地に座標を書き込んだら読出側にスイッチを戻し、座標を参照させるため各番地のスイッチを上に倒しておきます。
あとはけい線スイッチをONにし、20Qの主レンズを選択、スポット罫線用の文字盤上で印字キーを押下すれば罫線が引けます。
0番地は原点に設定されているので、0番地の座標を変更すれば1〜7番地の座標も相対的に変更されるようになっています。始点終点を逐一記憶させるよりも大分楽ですが、それでも書込/読出スイッチや0番地のスイッチを頻繁にパタパタと倒したり押し下げたりしなければなりません。
そこだけ見ていると熟練したオペレータのようで悦に入ってしまいそうですが、決してそうはいきません。一度でも失敗したら最初からやり直し……なのです。番地の座標値や送り歯数をぼそぼそと口に出しながら間違いのないように操作していきます。
スポット罫線を引くだけで1時間半かかってしまいました。BGM にしていた「アニソン三昧」で「放課後ティータイム」の曲がかかったので甘いものが食べたくなり、お茶の時間と相成りました。
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引き続き文字打ちに入ります。
和文書体は全てゴナMで、欧文は従属のE74-14、「CD」「DVD」は見た目の印象が近いE102-32(ユニバース67・デミボールド・コンデンス)にしました。四角入り数字は手持ちの文字盤が限られているので、角丸タイプ・ゴシック体数字のFP-4-323に甘んじました。「曰」が三級漢字で、ゴナMの該当するサブプレートが自室の奥深くにしまい込まれていたので泣きを見ました。
指定通りに打てばいいので、送りの設定さえきちんとしておけば印字位置に関してはそんなに大変ではありません。「太陽曰く〜」の80Qの文字は縦横とも送り約86Hなので、縦横の「送りI」キーに86をセットし表示単位スイッチを「H」に。横の「送りII」キーには欧文スペースのため3(×1/16em)をセットしました。
PAVO-JV の印字キー(左)とボタン操作パネル
ボタン操作パネル
写真左側から、送りI、1/2、1/16、送りII、フリーラン。上が縦用、下が横用で、CRは行頭復帰、Rはマイナス。
その右にはテンキーと方向ボタン。
その右にIS、IISボタン(送りI、IIをセット)、Q・H・長体平体、クリアボタン。
その右にBS(欧文ベースラインシフト設定)ボタン、JQレンズ、カーソル等ディスプレイ関係のボタンがある。
指定に書き込んだ座標値に注意しながら印字していきます。「ニャル子」等キャラクター名は18Q、曲目リストは9Qで括弧部分は7QつめS、場所によっては30/32em送りをつめSと併用したり長体1番2番をかけたりととにかく込み入っていて、設定忘れや解除忘れをしたら一瞬で苦労が水の泡という厳しい条件です。このような仕事をしていた写植オペレータはたいへんな緊張を強いられていたことでしょう。
一番複雑だったのは「DVD」欄の5〜6曲目で、文字の大きさが9Q→8Q→7Qと変化し、四角数字以外の和文は長体1番、欧文は長体2番、送りはつめSと30/32em送りを併用というものでした。
点示板が点と線だらけになりました。
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印字に取りかかってから1時間55分。その結果……
ミスもなく指定通りに印字できていました! でも、スポット罫線がめちゃくちゃ薄い! あれだけ難儀したのに……(泣)。
(画像クリックで別窓に拡大表示します)
ほんの十数年前であればこのように組まれたであろう『ニャル子さん』のジャケット。ゴナMだと説得力があって、真面目で、気品があるので、やっぱり新ゴLの方が相応しいような気がします。ジャケット通りにデザインやイラストを再現したらまた違うかもしれませんけど。
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四つ切りの印画紙を入れていたので枠外で遊んでいたのですが、緊張が解けたのか送りがみっともないことになっていました……。
需要があるとは決して思えませんが、秀英明朝とスーボで印字・Photoshop で位置を調整したものを掲載しておきます。600dpi 相当に拡大しますので、よろしければご鑑賞ください……。
秀英明朝 SHM+「!」のみ大見出しアンチック KE-A(画像クリックで超拡大)
スーボ BSU(画像クリックで超拡大)
一点しんにょうの「這」は写植では外字扱いで、そのサブプレートを持っていないため使用できませんでした。SHMの「!」は何故か明朝体のエレメントを活かしたディスプレイ用のものが従属していますので、大見出しアンチックの大きくて滑らかなものを混植しました。
こうして見ると、零れそうなほどの色気をたたえた写研の秀英明朝は彼女にはちょっと勿体ないかもしれませんね。逆にスーボは「うーにゃー」言わしてもそのポップな性格を活かしきっているようで古臭さが全くなく、寧ろ最適という感があります。
(BGM:NHK-FM「今日は一日“アニソン”三昧Z」)
2012.6.10(日) 23:59 745 這い寄る混沌
【日録】果てしなく続く名曲発掘の旅。
この土日、久し振りに“絵の資料”を買いに行った訳ですが。
うっかりこのようなものを……
後ろから這いより隊G『太陽曰く燃えよカオス』!
『這いよれ!ニャル子さん』という作品名が気になって取り敢えず録画を溜めておいたものを観たらその主題歌に気持ちを全部持っていかれてしまいました。
いわゆる“電波ソング”で詞は字面を追うと訳が分からないものの作品のことを知っていればきっと主題歌主題歌した主題歌です。ラジメニアン(ラジオ関西『青春!ラジメニア』リスナー)にはこういうアニソンが嬉しい。
非常にノリが良く凝った造りで、『ジンギスカン』(1979)→『恋のダンスサイト』(2000)→『バラライカ』(2006)→『太陽曰く燃えよカオス』(2012)という系譜が思い浮かぶ曲調。全く手を抜いてなくて系譜の参照元が現代的に洗練されているような印象でした。
個人的にマイナーとメジャーが入り混じった感覚が大好物ということもあるのですが、怪しくて顔色をコロコロ変えるアラビア調(?)のメロディーは脳をくすぐられているようで、なおかつ歯切れが良く超キャッチー。全編サビみたいな美味しいフレーズって……おそろしい子!
序盤のベースとピアノのユニゾン+せわしないコード進行をちくちく被せてくるしたり顔とか、どうだと言わんばかりに畳み掛けるように力んで刻むドラムやパーカッションとか、シタールが合いの手で顔色を変えたがる所とか、サビから入ってくるシンセストリングスの帳が降りるような不安感とか、編曲がすごく美味しい! お風呂に入っているような心地良さ!(何言ってるか分からないかもしれませんが、そういう風に感じるので率直に書いてみました。)
管理人が好んで聴く往年の日本の歌謡曲は斬新な試みを如何にキャッチーに織り込むかが聴き所で魅力だと思うのですが、日本のポップスは終わったなどと言われることがある中でこういう歌を聴くと、例え“電波”であっても歌謡曲の正常進化形のように感じて嬉しくなってしまいます。
とにかくこれはカラオケで誰かと歌いたい!(笑)
まぁ、主題歌がめちゃくちゃ気に入って作品にも惹かれることは結構あるんですけどね……。ニャル子さん鬱陶し可愛い。
ニャル子さんにはモリサワの「新ゴL」がとてもよく似合っているような気がします。いや、悪い意味ではなくて、同じくらいの太さを持つ写研の「ゴナM」では多分真面目すぎるので、私が新ゴを好きでないとしても(笑)ここはぜひ新ゴを選びたいところです。とは言ってもゴナで組んでみたものも見てみたいけど。
(BGM:後ろから這いより隊G『太陽曰く燃えよカオス』/2012.5.23)
2012.6.3(日) 22:57 744 思いがけず
【日録】所属の写真サークルで名古屋市の庄内緑地公園まで行ってきました。
写真サークルだけど“楽器ピクニック”。楽器と食べ物を持参してゆるく楽しもうというものでした。誰かが何となく弾き始めた曲がいつの間にか熱い合奏になっていることもしばしば。
私はコードを弾ける楽器(ギターやウクレレ)を弾けないし楽譜が読めないので、「ここに入るセブンスがいいよね」と言われてもチンプンカンプン。幸か不幸かコード感と音色は脳内で景色になって見えるので、音から感じる景色を「夕陽を背に俯いた横顔が愁いを帯びた」というように言葉で解釈するようにしています。
今回も周りのグループさんから声をかけられたり、小さい子を持つ親御さんから「今日が誕生日なので曲で祝ってほしい」とお願いされたり、ジンバブエから来たと英語で話す黒人の方と即興で合わせたりと、思いがけない出会いがありました。音楽に言葉はいらないのです。参加メンバーの皆さんありがとうございました!
音楽ばかりでなくちゃんと写真サークルらしい面もあり(?)、GちゃんがカメラをD70からD700へと変えて二階級特進を果たしていました。ニコン遣い垂涎のフルサイズデジタル! フルサイズといえども本体はあまり大きくなく、私も欲しくなり……いかんいかん、今使っている6年目のD80で充分撮れているしDXフォーマット(APS-Cサイズ)で構築してしまったレンズシステムはどうなる。限界まで我慢です。
Nさんからも思いがけないプレゼントが。
『映画けいおん!』のコロコロケシコロ with レターオープナー(MAX社製)でした! 人目も憚らず悶絶(嘘)。
「ローソンで籠に入ったのが半額でした」とのこと。よく見たら5月のフェアじゃなくて昨年11月のフェアの商品でした。よく見付けてくださった&わざわざ買ってくださいました。めっちゃ嬉しいです。ありがとうございます!
世間的には相当前の話なのでしょうけど、亮月時間なのできちんとレポートしてみたいと思います。
手のひらにすっぽり収まるほどの本体の蓋を開けるとローラー状のスタンプが現れます。インクカートリッジは交換式で通常の製品と互換性があり、カートリッジが販売されている限り半永久的に使えます(←使うんかい)。
印影はこんな感じ。HTTに関係する言葉や記号が散りばめられています。
本体にはゆいあずと澪・律・ムギちゃんの印刷が。頭にスリットがあり、仕込まれた刃によって封筒を切り開く仕組み。
見た目はちょっと可愛過ぎるけど、封筒の封を切ったり個人情報を隠したりするスタンプは持っていなかったので助かります。大切に実用させていただきます! 15年ぐらい使い込んで「ああ、あの頃はまってたなぁ……。」と毎回思い出すことになるでしょう。
2012.6.2(土) 23:59 743 写植の時代展2・質疑応答集
【亮月写植室】「写植レポート」の「『写植の時代』展」のレポートを完結しました。貴重なものが多かったので画像はいつもより大きめです。よろしければご覧くださいませ。前回も書きましたが2月に取材した「1」のものです。
先週の「2」はこっそりお邪魔したつもりでしたが、見付けてくださった方から色々とご意見ご感想を頂きました。こういう機会は滅多にないので、現状の記録という意味も込めて印象に残ったものをここに書いておきます。
・(初対面の方)亮月さんですよね!
→な、なぜ判ったんですか? びっくりしました。変な雰囲気が漂っていたとか?
・twitter はやらないのですか?
→う〜ん、ネットに繋がっているのはMacが起動している時間だけですので、メールや掲示板、「だより」で書ければいいかーと思いつつ、ずるずる来てしまいました。人様の呟きは情報収集の為よくチェックさせていただいております。
・サイトの文章とご本人の印象が一致していて、よかったです。
→ええっ、ありがとうございます。でも「だより」を熟読されると、……ですよ?
・亮月さんが写植機を観る目は真っ直ぐで、まるで恋人を見つめているようだ。
→照れます(笑)。じっと写植機を見ていてさぞ怪しかったことでしょう。でも写植機が現役で働いている様子を見るのはとても好きです。
・写植機を持っているのなら、写植の印字を商売にしないのですか?
→本職の方がいらっしゃる訳ですし、お金を頂くにはそれに見合う技術が必要だと思いますが、私にはまだ何も技術がありません。それに好きなことを好きで居続けられるよう、当分現状維持だと思います。万が一依頼があれば受けさせていただくことはあると思います。
貴重なご意見、ありがとうございました!
2012.6.1(金) 20:19 742 10万キロメートル
【日録】
99999……100000! ばんざい!!
それだけですが、嬉しかったので(笑)。
2012.5.30(水) 23:30 741 心に文字を描こう
【亮月写植室】「写植レポート」に「『写植の時代』展」の前編を掲載しました。
今日まで開催していた「2」ではなくて、2月の「1」です。2のレポートをしようと思ったものの、1をレポートしてなかったことを思い出したのです。
こんなにいい加減では写植の神様(謎)のお怒りを買ってしまう! 2のレポートも含め順次ゆっくり掲載していきますので、どうぞご笑納くださいませ。
(2012.6.2「1」のレポート完結しました。)
*
【写真植字】大阪DTPの勉強部屋さん主催の「写植の時代展2」が今日を持って無事終了したようです。関わられた皆さん、素晴らしい催しをありがとうございました! そして本当にお疲れ様でした。
風の便りで『写植のうた』で閉展だったと知りました。えむさん粋なことするなぁ(笑)。実はシングルレコードを2枚持っていたので1枚勉強部屋さんに寄附させていただいたのです。ぜひまた活用してくださいね。
♪生きる望みを持ち 心に文字を描こう
ぼくたちの人生は 光と影の写植に似ている
●写植の時代2〈書体・組版〉展、開催!(2012.5.30終了しました)
今年2月に好評を博した「写植の時代」展の第2回が開催されるとのことです!
主 催 大阪DTPの勉強部屋
会 期 2012年5月25日(金)〜30日(水)
展示時間 14〜21時、土日は11〜19時
会 場 メビック扇町 大阪市北区扇町2-1-7 扇町キッズパーク3階 交流スペース(3)
今回のテーマは書体と組版。写植とともに誕生した多くの美しい書体や組版への意識の高まりもまた、写植を語る上で避けて通ることができません。
「写植書体・組版解説講座」も毎日開催されます。
前回同様、会場には稼働するモリサワの手動写植機「MC-6」を設置、有料で操作して印字することができます。
今回は「文字の食卓」さんが出展されます。「写植書体を中心に、文章や書籍をたっぷり展示」とのことです!
前回に増して盛り沢山の写植オンリーの催しです。ぜひお出掛けください!
→「写植の時代2〈書体・組版〉展」告知ページ
今回のパンフレットは全128ページと大幅増量! 貴重な資料も掲載され非常に読み応えがあります。来展の際はぜひお買い求めください!
なお、管理人もパンフレットに文章を2本寄稿させていただきました。お楽しみいただけましたら幸いです。 |
2012.5.28(月) 19:53 740 雹の夕立
【日録】帰宅したら自宅周辺が大変な事になっていました。
夕立とともに竜巻のような風が吹き荒れ、大量の雹が降ったようです(家人談)。
雹を片付けながら状況を記録しました。
雹の大きさは最大で親指の先ぐらい。ビー玉大のものが一番多かったです。
亮月写植室の玄関前にも大量の雹が積もり、真っ白な玉砂利を敷いたようになっていました。これらが全て空から降り注いだと思うとあまり生きた心地がしません。
写植室の屋根にも大量に積もっていました。穴が開かなくて本当によかったです。
よく見ると多くの雹には芯のようなものがあります。中心は霰のような不透明で、周りは水が付着して凍結したと思われる透明な層です。その様は海月のようで、形だけ見れば美しいのですが……。
亮月製作所(自室)の網戸が2枚、降雹で破れてしまいました。大きな力が一点にかかった証拠です。
幸いにも暴風は竜巻にはなりませんでしたし、大きな雹による屋根などの破壊には至りませんでしたが、桜並木の青葉が地面を埋め尽くす程にもぎ取られた様子に心が痛みました。
今日は大気の状態が不安定という天気予報は知っていたので夕立は来るかも知れないと思っていたのですが、これほどとは……。
日頃の行いの悪さがこのようなものをもたらしたのでは、と思ってしまうほど最近は心当たりがあるので、色々と気を引き締めていきたいと思います。
2012.5.27(日) 23:59 739 写植の時代展2に行ってきました。
【写真植字】26日午後から泊まりがけで大阪DTPの勉強部屋さんが主催の「写植の時代展2」に行ってきました。
今回は書体と組版がテーマ、そして「文字の食卓」展も併設されていました。
会場の中央には前回同様モリサワの機械式手動写植機「MC-6」が鎮座し、軽快な音を立てながら印字体験の仕事をこなしていました。
展示物は写植に関する貴重な印刷物は勿論のこと、写研の『組みNOW』の拡大複写や「いまさら写植、なおさら写真植字。」さんの記事からの抜萃など非常に読み応えのあるものでした。
会場の奥に「文字の食卓」展のコーナー(というか、会場の半分を占めていた)があり、サイトでの連載記事を印字したパネルと用例の手作り冊子、更には会場でしか読めない正木さん自身によるその書体のキャッチフレーズのようなものも観ることができました。書体が使われている書籍も置かれていて、“文字食”の感覚そのものを味わうこともできるようになっていました。
私が伺ったのは土曜日の午後ということもあって30人以上が常に居るような状態で賑やかでした。お馴染みの方や東京方面の方々も。「KKITT出版部」の雉子捏造さんに1年弱振りにお会いでき、写植に関して積極的に活動されているということでこちらがむしろ元気づけられました(ありがとうございました!)。
先日手に入れることができた『写植のうた』のレコードを持参していたのですが、主催のえむさんのご厚意でレコードプレイヤーをご用意いただき、37年の時を超えて原曲を聴いていただくことができました。希望と若さに溢れた曲は、何故か笑いを誘うことに……。又、図々しくも自作して持参したレコードジャケットと当時の機関誌の記事のパネルも展示していただきました。
17時半からはえむさんによる写植の歴史と書体に関する講座。文字食の正木さんに続き私も少し話させていただきました。いち写植ファンで何も出来ていない立場ですので誠に恐れ多かったです。
その後行われた懇親会は50人近くの大所帯でものすごい熱気に包まれ、何を言っているのか判らない程賑やかでした。確か翌2時辺りまで。
翌日の今日は開場時に入らせていただき、人が多くてできなかった写真の撮影や展示資料の精査をしていました。隣の部屋で開催していた「日本全国マチオモイ帖」展も見学し、出展者それぞれが思い入れのある街を表現した冊子群を楽しみました。
分厚いパンフレットも持っていないサブプレートも沢山買ってしまいました。特につめ組み用文字盤は画面が使えない私の写植機には必須なのです。
そういう訳で心身の限界まで使い切って写植に浸かることができた2日間でした。至らぬ私の相手をしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。
無上の充実感があると言いたい所ですが、そうとも言えず逆に心の芯が抜かれたような、そこに大切なものを忘れてきてしまったような、今はそんな心境です。
(BGM:リンリン・ランラン ゴールデン☆ベスト/1974〜1976年作品……シングルだけでなくアルバム曲も発掘してみたら、作家陣の愛情に溢れた良質な70年代ポップスの宝庫でした。)
2012.5.24(木) 23:59 738 絵が描けるということ
【日録+イラスト制作部】
夕べ、5ヶ月振りに描いた落描き。
イラストは私にとって心の状態をそのまま映し出すもの。
上手下手は取り敢えず置いておいて、絵を描きたいと思えて、何も考えなくても10分程ですっと姿が立ち現れてくるのは、きっとそういう心持ちだからだと思う。
しばらく描いていなかったにも関わらず、昨年のように全く描けなくならなくてよかった。
(BGM:リンリン・ランラン エッセンシャルベスト/1974〜1976年作品)
2012.5.21(月) 11:25 737 金環蝕実況
【日録】今朝は非常に珍しい「金環蝕」を見ることができました。
丁度休みを頂いていたので、早速写真とともに振り返ってみます。
目が覚めると既に家人は東の曇り空越しに太陽が欠けているのを見付けて喜んでいる様子でした。テレビでも大々的に金環蝕特集を組み、生中継で全国各地の太陽の状況を伝えていました。
私もカメラと望遠レンズを用意して、撮影開始です!
(以下、太陽の写真のみ画像クリックで連続して見られます)
7:08(Nikon D80、Aiズームニッコール70〜200mmF4.5〔200mmで撮影〕、絞りF32、1/1000秒、ISO 100)
7:14(カメラとレンズ同上、絞りF32、1/4000秒、ISO 100、減光フィルム、トリミング。太陽の写真は以下同じ)
7:20
「日蝕眼鏡」は持っていないので、紙に穴を開けて日光を投影してみました。
このような簡単なものでも太陽が欠けている様子が観察できました。
7:26(カメラ同上、タムロンAF17-50mmF2.8、プログラムAE、ISO 100。太陽以外の写真は以下同じ)
表に出ると雲が去ってよく晴れているものの、いつもの朝とは違いやや薄暗く赤茶けた光に包まれていました。近所の人も日蝕を観察していました。
木漏れ日の影が細い三日月状に変化しています。
7:28
部分蝕から金環蝕へと徐々に移行していきます。
7:30
7:31
7:33
無事に金環蝕を見届けることができました! このようなものを一生のうちに観察することができようとは……。言葉もありません。
木漏れ日も綺麗な円形を描いています。
7:34
7:48
8:04
日蝕が大方終わると子供達がいつもより遅く集団登校していきました。粋な計らいを決断した小学校に拍手。
私にも25年前の金環蝕(沖縄のみ)の時、フィルムを通して部分蝕を観察した鮮明な記憶があります。太陽が欠けている姿を初めて見て、9月23日という日付もいまだに覚えているほど感動しました。
日本全国の人々が一斉に貴重な天体現象を観察したという大きな一体感を残したこの朝。私も美しい金環蝕の姿をきっと一生忘れないと思います。
2012.5.16(水) 23:59 736 巻き込まれてみる
【日録】地元の行事に参加するため、先週から水曜日以外の平日は殆ど自分の時間がない状態です。
今日はその水曜だったので仕事帰りに色々と用事を片付けました。
自動車税の納付書が届いたので納めるためにコンビニエンスストアへ……。あ!
ローソン『映画けいおん!』フェア幟
画像クリックで少し拡大(背景は画像処理してあります)
全国のローソンで『映画けいおん!』フェア実施中と知っていたとはいえ、近くの店舗でもちゃんとやっているとは……。いい機会なので納税ついでにフェア商品を買っちゃおうと思います! ふんす!(←すみません一度巻き込まれてみたかったので!)
コンビニは年に2、3回しか利用しない管理人、何故か緊張しながら入店すると会社の人の姿が。これはまずい(?)と思いながらゆっくり店内を巡回、会社の人が店を出るのを確認して然るべきコーナーへ。ありました。買いました。フェア商品2点を買うと貰えるというクリアファイルが見当たらなかったので店員さんに尋ねると、「なくなっちゃいました」とのこと。隠れクリアファイルコレクターなので残念。
何軒か巡ってみると同様の状況でした(やはり会社の人が居て肝を冷やした)。こんな田舎でも捌けるほど需要があるんだ! と謎の感動。ローソンがフェアで利益を見込めるほど一般に浸透している? あるいは熱心なファンだけが買い占めているのでしょうか(通勤途中の道に『けいおん!』グッズを車内に飾り付けた軽トラックがいる)。
画像クリックで別アングル
本当にこういう商品を売っているんだという今更な感動ですが、原作も終了するしこれが最後のフェアだと思われるので、巻き込まれた記念に載せさせてください。それぞれ管理人が美味しく頂きます。
たらみのみかんゼリーにはロックグラスが付いていました。買ったからには大切に実用させていただきます。
いけませんねぇと書きながらも心のどこかでは買えて良かったと思っているわけで。そんな風に少しずつ日常の幸せがあれば良いと思います。
こんな事を書いている場合じゃないと突っ込まれそうなので、この辺で……。
2012.5.11(金) 23:59 735 ハイパースクエアU×アイマス
【文字関係】ゴナやナール等の作者として有名な中村征宏さんの制作した書体「ハイパースクエアU」が意外な(?)所に使われていました。
『THE IDOLM@STER LIVE in SLOT!』(※リンク先は音楽付きのムービーが流れます。注意!)という遊技機の公式サイトのムービーです。
2枚とも『THE IDOLM@STER LIVE in SLOT!』公式サイトムービーから引用
(C)窪岡俊之 (C) NAMCO BANDAI Games Inc. (C) Sammy
キャラ名や後半の宣伝文句にバンバン使われていて、アイマスの賑やかな元気さに負けないような押しの強さと中村さんが作る書体特有のはっちゃけ過ぎない明るさが活かされています。
このフォントを発売していたエム・ピー・シーは2009年に倒産してしまったので現在では入手困難です。そういった書体を敢えて選んできたとはマニアックな……。
アイマスは好きだけど私は遊技機で遊ばないのでこれ以上コメントのしようがないのですが、意外な所で知っている書体が活躍しているのを見付けるのはとても嬉しいです。
2012.5.5(土・祝) 23:59 734 トラベル×トラブル・2
【日録】お伊勢参りの旅2日目。
昨日行くことが出来なかった内宮に向かう。伊勢市駅前のバス停で出会った親切な神宮司庁の職員さんに案内していただき、猿田彦神社側からおはらい町に入る。民家や郵便局、銀行までもが相応しい様式の建物になっている。内宮側の賑わいもいいけど、どちらかと言えば長閑なこちら側の雰囲気が好きだ。
内宮は午前ということもあり割と空いていた……と思ったら、拝殿の直前の石段で20分待ちの渋滞。ここの所難の多い身辺なのでしっかりとお参りさせていただいた。戻り道に居た鶏たちが可愛かった。コッコチャーン! 抱えてモフりたい!
昼食はおはらい町にある「CAPJUBY」にて。いつの間にかウクレレユニットの二人に同行する恰好になっていた。
CAPJUBY 店頭
伊勢赤鶏のチキンカレー
スパイスが効いてトマト風味のさっぱりしたカレーソース。サラダ付き。
わざと斜めに撮って『女子カメラ』的な雰囲気にしてみたかったが、『日本カメラ』で写真を覚えたためか水平を出さないとどうしても気持ち悪かった(笑)。
食後はまだ食べていなかった伊勢名物「赤福氷」を頂く。抹茶と氷の奥深くに潜む甘みの抑えられた赤福。夏のような暑さだったので気持ちよかった。
腹ごなしに五十鈴川へ向かい、水切りをしたり楽器を弾いたり。誰に聴かすという訳でもなかったけど、近くの家族連れや学生さんから拍手を頂くことも。『おもちゃの兵隊のマーチ』のバスメロディオンの伴奏は宿題かな。写真もバンバン撮った。ウクレレユニットのジャケット写真を撮らせてもらったが、どうやら大層照れくさいものになってしまったらしい……腕が立たずすみません(笑)。
帰りの電車は席が空かず、1時間40分睡魔と戦いながら立ち続けた。断続的な田園風景の記憶。これもまた旅情の一つ。
そうして過ぎていった写真と音楽の旅。
楽しい時間を過ごさせていただき、又色々と迷惑をかけ、自分の在りようが天照大神の下で顕らかにされたような2日間。明日からまた背筋を伸ばして感謝を忘れず丁寧に生きていきたいと思った。メンバーの皆さんありがとう。
2012.5.4(金・祝) 23:59 733 トラベル×トラブル・1
【日録】所属の写真サークルの“自転車部”でお伊勢参りに出掛けた。
当初3日からの2泊3日の予定だったが、初日の悪天候が予想されたため急遽4日から5日にかけての電車旅行となった。一部のメンバーは意地でも輪行(自転車を荷物として携帯すること)し、行程の途中から自転車で進んだようだ。参加したのは9人、うち初めから電車で向かったのは6人で、その中に居た。
Nikon NewFM2・Aiニッコール35mmF2S・コダックエクター100・エクター現像/純正プリントをスキャン。以下同じ
近鉄急行で伊勢まで。クロスシートで旅の気分満点。同席したIちゃんとほのぼのと話をしているうちに伊勢に到着してしまった。
伊勢市駅は良く手入れされた古い鉄骨組みのホームと「赤福」の広告看板の連呼で迎えてくれ、それだけで昂揚し写真を撮り合う面々。プリントされてきた写真を見たら通りがかった乗客が笑っている様子が写っていた……。
正午を過ぎていたので昼食を……ということで外宮へ通じる商店街を歩いていると、そこだけ時間が止まったかのような食堂があって見る見る吸い寄せられていった。「若草堂」。
外観は昭和50年代に改装されたような様式で、そこから一切手が加わっていない感じ。「営業中」とあったので入ってみると、埃を被った食品サンプルの奥には雑然とした土産物店があり、80代と思しき男性店主が居て手招きしている。ドリフ大爆笑のコントに出てくる老店主を不意に思い出した。
若草堂店内
店内奥のいい感じの調度品と案内看板
ビニールレザーの椅子に曲線形のデコラ天板のテーブルがある食堂。トランジスタ式の赤い掛時計、見たこともない古そうな形式の店員呼び出し装置。煤けた看板の文字と造作。星形にくり抜かれダウンライトが付けられていたであろう天井の照明。土間に細かく敷き詰められ凝った模様のモザイクタイル。こ、これは昭和30年代に造られたままなのでは!? しかもこの凝りようはかつてダンスホールだったとかそういう類の店だったのではないだろうか(違うか)。
赤いトランジスタ時計と2階座敷の呼び出し装置(と思われる)
「コーヒーとケーキ」コーナーと電鈴付きの呼び出し装置(松下電器製)
相当繁栄しただろうかつての飲食店がそのまま残されているという奇蹟。その頃の建築様式が何故かとても苦手(怖い)な私でもさすがに感動した。いや、こういうの嫌いじゃないですよ、怖いけど。
おばあさんが一人で切り盛りしている様子。伊勢に来たからにはということで伊勢うどんと松阪牛丼(確か)のセットを頼んだ。♪炭水化物と炭水化物の夢のコラボレーション☆(アツアツホカホカ)
伊勢うどんは腰がなくなるまで煮込まれたくたくたの麺に醤油ベースの濃いたれが敷かれたもの。このお店のものは塩辛くなく食べやすかった。昔から営業しているだけあり、牛丼ともども熟練の美味しさだった。
食後は外宮へ参拝、続いて内宮へ向かった。黄金週間で人が密集するおはらい町を歩いた。前日の“缶詰め”の無理が祟ったのか体調を崩し一時離脱。あまりの混雑に内宮参拝は明日に回し、伊勢市駅へ。帰りのバスはよく眠れた。
自転車で伊勢に来たメンバーと合流。宿は伊勢市駅に程近いゲストハウス「風見荘」。
ゲストハウス「風見荘」全景
古い旅館を改装し、2段ベッドで知らない人達とも合宿するような宿泊施設だった。こちらも築数十年と思われる建物でそれらしい造作の面影があるが、今時のカフェ風に手直しされていてなかなかいい雰囲気。
1970年代までの建物によく見られた黒い鉄の棒に木の手摺が接続された急な階段。旅館の現役時代は階段に赤色の絨毯が張ってあったんだろうなと想像していたが、実際そうだったようだ(→風見荘ブログのこのへん)。完成当時は近代的な設備だったと思うと感慨もひとしお。
各階に備えられた共同洗面所とトイレの入口。旅館の昔の宿泊スタイルがそのまま遺されていて興味深かった。
1階のロビーでは宿泊客が寛いでいて、見知らぬ人同士の交流の場になっている。既に輪に入って楽器を弾いていたRさんとUちゃんに混じって合奏。荷物にリコーダーとバスメロディオンを仕込んでおいてよかった。
ひとしきり楽器で遊んだあとは近くの飲食店で中打ち上げ。そして歩いて十数分の所にある銭湯で体を休めた。宿に帰ってからはすぐに床に就いたが、気分が高ぶっていたからか殆ど眠れなかった。決して古い建物が怖かったからではない。
2012.5.3(木・祝) 22:57 732 缶詰め
【写真植字+音楽制作部】昨日手に入れた『写植のうた』のレコードの耳コピー、結局今日一日かけて完成させてしまいました……。意欲が維持できてまとまった時間が取れるのは今日しかなさそうだったので、朝から今までずっと作業していました。
ドラムのフィルインとピアノの手癖、特に後奏のソロは何度も聴いて頭の中で解析しないと再現できないような難易度の高い演奏でしたが、乗り越えられたお蔭でレコードにかなり忠実な雰囲気に仕上がりました。疲れたー!
JASRAC に申請してこの原曲の耳コピーもサイトに掲載するかどうか検討してみます。
(BGM:初音ミク『写植のうた』/管理人の耳コピー版)
2012.5.2(水) 21:40 731 写植のうた!
【写真植字】写研が1975年に創立50周年を記念して制作した『写植のうた』のシングルレコードを手に入れることができました。
中古で出ていたものを偶然見付けて購入しました。写研の関係者だけに配られたであろうこのレコードが現存することに非常に驚きました。4年以上探しに探した甲斐がありました!
発見した時は目を疑いましたが、ジャケットには手動写植機の主レバーのイラストがあしらわれ、コーラスには写研の石井社長の名前があるなど紛れもなく『写植のうた』のレコードでした。
ジャケットの裏には楽譜と歌詞が載っています。レコードは45回転のいわゆるドーナツ盤で、裏表とも収録されています。
A面のレーベルです。クラウンレコード謹製。
ジャケットとレーベルに記載されている情報を転載します。
『写植のうた』
レコード会社:クラウンレコード
規格品番:PRS-377
作 詞:杉紀彦
作曲・編曲・唄:和田昭治
コーラス:(A面)SK合唱団/(B面)石井裕子とSK合唱団
演 奏:クラウン・オーケストラ
企画構成:石井裕子
制 作:株式会社ヤマナカプロモーション |
早速手持ちのレコードプレイヤーで聴いてみました。
イントロはダンドンダンダンダダンダドドドンというタムの力強い連打から始まり、ワウが効いたエレキギターの呟くようなソロやじわーっと広がるオルガンの音、時折手癖で弾くワイルドなピアノ、8分音符で細かく刻むベース、穏やかな男性コーラスなど、1970年代中盤のいわゆるシンガーソングライターが書いたような“男らしい”フォークロックでした。写植というよりもアウトドアな感じ。曲のどこかで大きく盛り上がることはなくやや落ち着いたテンポで8ビートが刻まれます。私が2008年に編曲したもの(→亮月版)よりも静かな感じで、歌謡曲臭さはあまりありませんでした。
A面は和田昭治氏自らが爽やかな歌声を披露し、B面はクレジットが示すように若き石井裕子社長を筆頭とした写研の当時の社員らしき人達とプロのバックコーラスが歌っているようです。貴重な石井社長の声!
多くの人に聴いていただきたい! のですが、レコードの音を不特定多数に聴いていただくことは権利関係上極めて難しいと思います。個人的な範囲で聴取するか耳コピーしたもの動画サイトへを投稿するぐらいが限界だと思います。ダビングしたカセットテープとデッキを「写植の時代」展に持って行ってヘッドフォンで聴いてもらうとかするのか、例によって VOCALOID にカヴァーしてもらうのか……どちらも考えてみたいと思います。
(BGM:和田昭治、SK合唱団『写植のうた』/1975年)
2012.4.16(月) 23:18 730 台所にて
【日録】12日、台所の時計を新調しました。
CITIZEN の「バス・船舶時計」こと「4MG293-A10」(通称リフレM293)です。
台所には今までも時計が掛かっていましたが、不調で正しい時刻を指さないまま暫く放置されていました。朝の出勤前、無意識のうちに食卓からその時計を見る度に「あ、調子良くなかった」と思い出してはちょっとがっかりするような日々でした。
家人は気にしないのでしょうけど、その時計を一番見ていたのは私だと思われるので、受益者負担ということで勝手に購入してしまいました。
おそらく先代の時計が不調になった原因は強烈な湿気です。寒い時期に料理すると食器棚のガラスが曇って結露する等していて、時計の文字盤も接着剤がめくれ上がるほどでした。
そういう訳で、船舶でも使用され湿気に耐えうるこの時計を選びました。半分は好みのデザインだったからですが……。
プラスチック製の象牙色の筐体とゴシック体の浮き彫りによる視認性の高い文字盤、背中の黒いゴムパッキン、そして左右の蝶番による虚飾を排した造形が実に素敵です。
築30年を迎えようとする家の旧式の石膏ボードにもよく似合います。
おそらくこの時計はもう若くはない亮月家の朝を最後の最後まで見届けることになると思います。これからできるだけ長く、穏やかな時間を刻んでいってほしいものです。
この時計には秒針が赤い兄弟機種「4MG293EZ」がありますが、個人的には今回購入した秒針が銀色の「A10」の方が色気がなくて好きです。
メーカーのリズム時計工業はこの製品について公式サイトに情報を載せていませんので、取り扱っている店舗のリンクを貼っておきます。
→山田文具店内「4MG293-A10」ページ(筆者の購入店)
→東急ハンズ内「4MG293EZ」ページ
→Clock World内「RY-4MG293JZ」ページ(カラーヴァリエイション)
*
【日録】という訳で台所で時計の撮影を終え、ひと休み。
食卓には苺が。
苺をコップ一杯に入れ、
スプーンで潰し砂糖を適宜入れ、
牛乳を入れたら特製いちごミルクのできあがり☆
我が家では昔から伝わる苺の味わい方ですが、こういう事するのってうちだけじゃないですよね?
2012.4.14(土) 23:59 729 光環
【日録】
亮月製作所から撮影した光環。
2012.4.9(月) 22:20 728 解決の休日
【日録】昨日の自転車の旅で疲れ果てる事を予想して休みを取っておいたので、ついでに気になっていた用事を片付ける事にした。
午前は車のタイヤをノーマルに履き替えに行ったが、手持ちのノーマルタイヤが7年を経過しひびだらけで危険ということでその日のうちに新品を取り寄せてもらい交換することに。四万数千円は痛い出費だが、お蔭でよく走るようになった。
タイヤの用事が早く済んだので家中の掃除をこっそりやった。自己満足だけど。共有空間に口を出すつもりはないけど、やっぱり床に物を置いちゃダメだと思う。
午後は自室にあった物の売却のため名古屋へ。今回も鞄と紙袋各1杯分を持って行ったが、既に価値のありそうなものは殆ど売ってしまっているのであまりお金にはならなかった。10年超の不良債権みたいなものばかりだったので手放せただけでも良しとしよう。残るはCDぐらいか。
その後は東急ハンズで自転車旅行関係の物品の目星を付け、不便さを感じていた場所を解決するための小物を買って帰宅。コンセントが机の引き出しと近接していてプラグが邪魔して開かないからスナップタップを買ったとか、トイレに時計がなくてやきもきするので無印良品のミニクロックを買ったとか、些細なことだけど効き目は大きかった。
ようやく目を向ける対象が「混沌を治める」ことから「問題を解決する」ことへと変わり始めた。亮月製作所本来の活動が進展する訳ではないけど、この滞りのない基盤を作ることが活動にとって大切なのではないかと思っている。
2012.4.8(日) 22:30 727 サイクリングオンリー・2
【日録】所属サークルのメンバーで「自転車部」を結成していて(本当に写真サークルなのか?)、名古屋から犬山までを往復した。参加者は自分を含め6人。好天に恵まれ桜も7分咲きということでとても気持ちよく、絶好の自転車日和だった。
6時前に起床し名古屋に向かう。早い時間に出掛けるのはとても清々しくて気分が高まる。そして9時に集合出発、国道41号を北上。市町の標識を見付ける度にはしゃぎながら記念撮影する面々。道中変なものや桜を見付けては足を止め、犬山に少しずつ近付いて行く。自転車は目に見える全てのものを楽しめるのがいい。都会から街へ、街から田舎へ。この開放感を共有する感覚はとても「新しい」。大袈裟に言えば今までの自分にはなかった展開だ。
犬山が近付くと道路の車列が動かなくなり、駅前まで辿り着くと「犬山祭り」の最中でとても混雑していた。犬山城で桜も見られるかと密かに楽しみにしていたが通過せざるを得なかった。しかも人混みと渋滞に阻まれて皆からはぐれ、凹んだ(すみません、ご迷惑おかけしました)。
昼食は扶桑町に程近い所で見付けたお好み焼店「佳美」にて。前回の自転車部(→3月11日参照)で撮った写真の現像が上がったので見てもらった。しまったことに、フィルム装填後の空送りの時写らないのを前提に遊びで撮ったコマもプリントされていて趣味が露呈した。
「あずにゃん好きなんですか? 私は唯ちゃんが好き。」と……。うはー! でも第1期の猫耳あずにゃんのシーンの再現もしてくれて、あずにゃんけいおん好きがバレてよかったとちょっと思った(笑)。
復路は扶桑町から江南、一宮に出て国道22号で名古屋へ。病み上がりの身に堪え始め、歩道と車道の段差を乗り越える度に衝撃がサドルから伝わる。よく知らない所を走るのは楽しいが、いよいよ修行のようにもなってきた。本番は距離がこの比ではないのできちんと対策しよう……。
日が落ちかけた18時前、名古屋に到着。メンバーの自宅が近付く度にパラパラと抜けて行くのが何とも寂しい。唯一の岐阜県民なので最後まで見送った。全行程約63kmの旅。笑いありハプニングありの珍道中だったがとても楽しかった。その日のうちに筋肉痛と物凄い疲労感が全身を襲ったが、同じくらいの充実感にも包まれていた。久々に22時台半ばに力尽きる。
2012.3.31(土) 23:59 726 けいおん!!?
【日録】所属サークルのメンバーで「月猫楽団」として不定期に集まって合奏しているのですが、今回「月猫合唱団」と銘打って混声四部合唱に挑戦しました。
挑戦したのは『旅立ちの日に』という卒業式でよく歌われる歌です。「中学校の卒業式で伴奏を弾かせてもらえなかった」というUちゃんの無念を晴らすべくピアノ演奏に合わせて歌おうということになったのです。
誰もやらなそうな変わったものを真剣に取り組むのが私達の持ち味になっているようで、2週間前の練習でもかなり白熱しました。メンバーが持ち寄った沢山のお菓子とお喋りにはもっと夢中でした。これはまるで放課後(自粛)じゃないの!
そうして迎えた本番当日、会場の「K-onn」(けいおん)。その名前だけで心の中でムフフとほくそ笑む変態な私。ステージの演奏者さんが次々代わっていくにつれそんな気持ちは払拭され表情が強張っていたのでしょう、「緊張するね」と声をかけてくれたMちゃん。そういえばライヴハウスのステージで歌うのは初めてでした。
楽団の5人のうち2人はウクレレユニットを組んでいて、もう2人はギターユニット、残る私だけが楽団専属(?)でした。席で出番を待つ私は既に頭の中が真っ白、ユニットとして出演しているKちゃんに頼まれた仕込みを回収し忘れることに(ごめんなさい)。
2ユニットの演奏が終わり、引き続き5人で『旅立ちの日に』。
Uちゃんのピアノ演奏に乗せて4人の声が気持ちよく調和したと思いました。感極まりそうになり声が震え、中空を見つめて必死に堪えたのは全て終わった今だから言えること。学生時代は楽しくもありましたが悲惨なことも沢山ありました。この歌を無事歌い終えられたことでその無念さから“卒業”し、解放されたような清々しい気持ちになりました。
「意表を突く選曲」というオーナーさんの評に、してやったりの笑顔。だからと言って笑いを取りに行った訳ではなく真剣に合唱に取り組んだので、「感動して涙が出た」という感想をくださったお客さんもいました。
誰かとバンドやユニットを組んでいなかった自分にとってはこの楽団が軸です。私だけ本職でないという中で、一人では到底実現できないことをこうして一緒に楽しませてもらっていて感謝しています。そういう意味では私にとってこれが実体験できる「けいおん」なのです。
実は29日(木)辺りから風邪と鼻炎と黴を食した時の症状とがいっぺんに出るような原因不明の酷い体調が続いていて、当日も風邪薬で抑えなければフラフラでした。聴力と判断力は普段の半分、味覚と嗅覚はゼロ、声はガラガラでしたが穴を開けずやり遂げられてよかったです。まだあまり快復せず道を踏み外して怪我をする等油断ならぬ状況です(←人としての道は元々踏み外してますのでご心配なく)。ゆっくり養生したいです。 |