●過去だより151〜200
よみがえる書体 No: 200 05/06/04 Sat 21:41:24
●イラスト制作部に2000年と1998年の作品を掲載しました。
2000年の掲載作品は2点だけですので、亮月製作所として一番古い1998年のものも掲載しました。
去年の2〜7月に、サイト内で「十年展」という電子展覧会を開いたのですが、
絵そのものの解説に加え、絵を描いた頃の管理人の心境を掘り下げた内容でもありましたのでちょっと後悔しています(^^;
もし万が一「十年展」のデータを保存している方がいらっしゃいましたら、
イラスト制作部と見比べて笑ってやってください……。
(保存しているような奇特な方はいないと思いますが。)
●先日発表されたモリサワの新書体に心が躍ります。
まずはモリサワで一番好きなゴシック体「ツデイ」のリメイク版である「ネオツデイ」。ネオって……。
ナショナル乾電池のようなネーミングにはいささか「?」ですが、
「新ゴ」みたいに写研の「ゴナ」の真似じゃない
モリサワ独自のデザインの新世代ゴシック体が再び使えるようになります。
モリサワフォントのユーザー登録はがきに「ツデイのMac版を出してください」
と書いたことがありますのでなおさら嬉しいです。でも高い〜!
もうひとつは「太明朝体A1」のリメイクである「A1明朝体」。
公共広告機構のPRでよく見るこの書体は
モリサワの組版システム(主に手動写植)でしか使えなかっただけに
誰でも使えるようになるのは本当にありがたいです。
太明朝体A1は1970年代、写研の「石井中明朝体OKL」(MM-A-OKL)とともに
一世を風靡したオールドスタイル明朝です。
MM-A-OKLより滲みがあり、組みも不揃い感がありますが、人間臭くやわらかい印象があると思いますので
シャープでとげとげしすぎる既存のデジタルフォントの明朝体よりも私好みです。
た、たぶん、買うと思います……!
(※管理人、あまりの嬉しさにお風呂の湯を止めるのを忘れる)
モリサワの書体見本はこちら↓
http://www.morisawa.co.jp/font/lib/index.html
無意識の落描き No: 199 05/06/02 Thu 22:23:19
「イラスト制作部」に新作(RY116)を追加しました。
描くのが難しい絵を描いているときは、落描きに力が入ってしまいます(笑)。
原稿用紙を埋め尽くすような勢いで増えてしまうのが困りものですι
落描きの方が、いい絵が描けたりとか……。
落描きは大抵消してしまうのですが、本作では背景を描かなかったので残りました。
その一部が、こんな感じです。(下記リンク参照)
人が立体的に描けなかったのでパンダを描いてみたりとか、
十何年ぶりに『メイプルタウン物語』の絵を描いてみたり。
無意識のうちに鉛筆が走っていることもあり、
落描きは自分の思いが直接絵になっているような感じです……。
http://ryougetsu.hp.infoseek.co.jp/20050529.jpg
春蜜柑 No: 198 05/06/01 Wed 20:38:59
オオキンケイギクがいたるところで満開で、
花の鮮やかな黄色と葉の緑が目に心地よいです。
ゆうべ、つじあやのさんのアルバム『春蜜柑』(2001年)を久し振りに聴きました。
彼女の作品では一番好きなもので(ジャケット含む)、何度聴いてもよいのですけど、
時間を隔てて味わうとまた新鮮な感動があるものです。
もともと、曲に重点を置いて聴くたちだったのですが
改めて聴いてみると歌詞の素敵さがぐっと伝わってきました。
例えば最終トラックの『小さなこころ』。
♪大きな大きな夢でなくていい
君だけ君だけそばにいればいいい
その小さな手に手をとれば
僕はもうしあわせになれる
という歌詞、3年前に買ったときは何とも思わなかったし覚えてなかったのですが
今になって聴いてみたら謙虚な歌詞が心に“来て”、日中このフレーズが
頭の中をぐるぐる回って離れないぐらい気に入ってしまいました。
3年前の自分とはいろいろなものが違うとはいえ(それが思い込みだったとしても)、
一つの歌で二回楽しめて、すごく得した気がしたのでした。
いや、今までが半分しか楽しめてなかったのか……?
6年間 No: 197 05/05/31 Tue 21:18:21
旧「おたよりコーナー」を閉鎖しました。
長い間本当にありがとうございました。
このサイトでは最長寿の項目で、サイト創立以来の体裁で約6年間続けさせて頂きました。
ネットについて何も知らない頃から存在していましたので
初期には知り合い同士が実名で書き込んでいたこともあったとか、なかったとか。
写植や書体について書き込んで頂いたり、友人が書き込んでくれたり、
誕生日を祝ってもらったり。いろいろと思い出深い掲示板でした……。
約1100件の書き込みの3分の2はここ2年の書き込みによるものです。
それだけ書き込みの頻度が多くなった訳ですが(特にアニキ氏、いつもありがとう)
2年ぐらい前から管理人の返事がしづらい状況になっていましたので、
より使いやすいよう“対話方式”に改訂しました。
これからも変わらぬご愛顧の程お願い申し上げます。
……。
そういえば、5月26日は亮月製作所の創立6周年でした……。
すっかり忘れておりましたι
まあ、サイトの方針(写植ファンサイト)がはっきりしたのは
3年ぐらい前なので、3周年みたいなもんですけどね。
相変わらず、ネットの末端でひそやかに運営している訳ですが、
よろしければ今後ともよろしくお願いいたします。
予感 No: 196 05/05/27 Fri 20:17:30
●「音楽制作部」に新曲『予感』を掲載しました。
3月下旬に作った歌ですが、ようやくMIDIにできました。
一つの文を歌にしたものですのでとても短いですが、お楽しみ頂けたら嬉しいです♪
歌詞付きの新曲MIDIとしては、2002年の『夏色の君』以来なんですよね……。
この間に、ずいぶんイロイロありましたよ、はい。
まあ、歌謡曲っぽさは薄まったと思いますが(笑)、曲の感じはあまり変わってないかも知れません。
う〜ん、音楽を作るときの“語彙”が足りてないですね。
作詞作編曲とも、もっと精進しなければ。
●5月5日の投函でちょっと書いた、CooRieという二人組の
アルバム『秋やすみ』を最近買ったので、ほぼ毎日聴いています。
そうなんです。毎日聴いてもいいぐらい良い(好みな)のですよ。
初めて聴いたときに驚いたのは、長田直之氏による曲のクォリティの高さでした。
どの曲にもオイシイフレーズがちりばめられている上
一音一音が大切に織り込まれていて、聴いててとても心地いいのです。
そしてrinoさんの爽やかな歌詞と歌声も素敵です。
……どうやらCooRieはアニメの主題歌等をよく歌っているグループのようですが、
アニメで流れているのを観なかったとしても、よい歌はよい歌ですね。
大当たりの名盤でした(私にとっては)。
そういえば。
YUKIの『ドラマチック』も多分CD買っちゃうと思います(^^
『ハチミツとクローバー』、各地で話題に上っているので先週試しに録画して観てみたら
取材協力に父の母校がクレジットされていたので俄然気になってしまったのでした。(←ポイントはそこかい!)
ミュシャ展 No: 195 05/05/24 Tue 22:26:34
先週土曜日(21日)の話なのですが……
●名古屋の元写植屋さんに会いに行きがてら、
松坂屋美術館で催された「ミュシャ展」に行ってきました。
行くまで知らなかったのですが、今回はミュシャ財団秘蔵の日本未公開作品が多く展示されていました♪
実はミュシャの大規模な展覧会を観るのは初めてで、
ポスター等の大きなリトグラフのみならず、
直筆のパステル画や水彩・油彩画、ガラス乾板からプリントした写真も間近で観ることができ、とても感動しました。
やっぱり『黄道十二宮』や『夢想』、『花』シリーズが好きだなあ……。
『黄道十二宮』だけは一度だけ実物を観たことがあったけど。
ミュシャというと輪郭のはっきりした図案的な絵柄を思い浮かべることが多いと思いますが、
それらからは想像もつかないような重々しい、また抽象的な絵も描いていたのですよね。
意匠としてのミュシャと、絵画としてのミュシャ、といったところでしょうか。
表現の幅の広さにたいへん驚かされました。
惜しむらくは、順路を埋め尽くすぐらい渋滞していた観客の行列でしょうか。
ミュシャ人気の現れだと思えばいいのかも知れませんけど、
せっかくならゆっくりじっくり観たかったですね。
客層は若い女性が3分の1ぐらい、中高年の方が4割ぐらい、家族連れ1割、あとはその他という感じでした。
アルフォンス=ミュシャを知ったのは、ゲーム『マリーのアトリエ』(1997/ガスト)でした。
このゲームのイラストを描かれている桜瀬琥姫先生(←先生と呼んでしまうほど好き)については
絵柄を最初気に入ったのですが、その構成も独特かつとても美しくて惹かれていきました。
(書体選びやデザインに凝り出したのも、『マリー』がきっかけでした)
彼女の画集を買ったときに付いていたインタビューに、描く絵はミュシャに影響されているという件があって、
ミュシャの作品集も買ってみてたちまち好きになってしまったのでした。
ミュシャは今でも画家として、意匠家として一番好きな人です。
ミュシャ展は次回、浜松で催されるようですね。
また行ってもいいなあ……。
●ミュシャ展に行ったあとは元写植屋さんの会社の方達や親類の方達と、会社の近くの店へ飲みに行きました。
写植機がなくなっても、「帰ってきた」と思える場所と人です。
かなりぶりでしたので、社長が「もっと遊びに来てくださいね」と仰っていたのですが、
年齢とか距離とかに関係なく、何か呼び合うようなものがあるのでしょうね。
そういった人達と一緒に過ごせる時間はとてもあたたかくて充実しています。
社長がここを読んでくださっているか分かりませんが、その節はありがとうございました。また会いに行きますね♪
今度は名古屋在住の書体好きのあのお方(匿名にしておきます)とご一緒できたらいいなと思っています。
「ミュシャ展」公式サイトはこちら↓
http://www.ntv.co.jp/mucha/
1周年 No: 194 05/05/18 Wed 22:34:48
「亮月だより」も1年お送りすることができました。
友人知人への手紙やメールの補助だったり、
そういったやり取りのない方への手紙の代わりだったりするのですが
少しでも反響があると嬉しいものですね。
今後とも、ごひいきに。
“りお”(iBook)のハードディスクのバックアップを取っていたら、
MOの中から4年前の夏のデータが見付かりました。
暑中見舞とかの組版やダウンロードしたフォント、サイトのデータなどに加え、
「おたよりコーナー」のやり取りやら性格判断やら……。
自分でも驚くほど恐ろしい性格だったようです。
そしてそれに気付かなかった当時の自分も恐ろしい。
2001年の後半には友人に叱咤激励を受けて危機感を持ち始め、
周りの人のあたたかい心に触れて少しずつ変わることができましたが、
ずっと「このままじゃまずい」と思わなかったら私はここにいなかったと思います。
仮にいたとしても、今ある人間関係はなかったことでしょう。
会った瞬間に嫌われていたのではないでしょうか。
古い記録はときに残酷ですが、最低最悪な時期を忘れないことが
生きるための足掛かりになってくれているのは確かです。
「忘れていい思い出はひとつもない」っていう歌がありますよね。
驚きの日曜日 No: 193 05/05/15 Sun 21:39:51
買い物の街から帰って、夕方に「りお」(iBook)をネットに繋げると。
トップページのアクセスカウンターの数字がびっくりする程増えていましたので
「何事!?」と思っていたのですが、どうやらサイト「休皆」(やすみな)御中で
亮月製作所が紹介されているのが原因のようですね。
管理人の外山さん、ありがとうございます!
ちょうど「写植とは/写真植字博物館」の項目をかなり見直したばかりでしたので
こちらとしても良い状態でご覧頂けて嬉しいです。
この「写植とは/写真植字博物館」の記事を書くにあたって、
亮月製作所で保管している写植関係の部品や写真、冊子を参考にしているのですが
さすがに写植機本体だけは保管できなかったため“主”だけ不在の状態ですι
何だか、クラフト・エヴィング商會の著作『どこかに○いってしまった○ものたち』みたいで
さらに写植機の謎が深まってしまいそうな気がしたのでした。
言葉で説明するの、結構難しいんですよ〜。
『どこかに○いってしまった○ものたち』(Amazon内)↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480872922/craftebbingan-22/250-4796908-4540211
亮月製作所を紹介してくださった「休皆」御中(リンク)↓
http://www.yasumina.com/news.html
虹の降りるところ No: 192 05/05/12 Thu 22:37:04
今日の帰りに見た虹があまりにも綺麗で感動しましたので
特別企画『虹の降りるところ』を掲載しました。
はっきり鮮やかな、とても大きな虹でした。
記事内の写真ではそれが十分に再現できなかったのですが
よろしかったらお楽しみくださいね。
最近は朝晩冷え込んでいますね。
元気な方も風邪の方も、あたたかくしてお過ごしくださいね。
私信ですが、回復の邪魔にならないよう、ここでお見舞い申し上げます。
はやくよくなるといいですね。>すずこんのあやさん。
『虹の降りるところ』はこちら↓
http://ryougetsu.hp.infoseek.co.jp/niji.html
ふつふつ。 No: 191 05/05/11 Wed 21:46:36
この前正式公開した仮名書体の「亮月ごちっく」の
漢字を作りたい気持ちがふつふつと……。
本当は絵を描きたいはず(?)なんだけどなー。
ふつふつ。
こういう繰り返し言葉が好きで、日常的に使ってしまっています。
中でも好きなのは「バンバン」で、こちら(岐阜県東濃地方)の方言で「ばっちり!」というような意味合いです。語尾を上げます。
「昨日の課題できた?」「バンバンやて!」みたいな感じで。
「バァンバン」と少し溜め気味に話すとより東濃人的雰囲気が出ます(笑)。
私しか使っていないという説もあるけど……。
でも「ふつふつ」も同じくらい好きですね。
おいしいホットケーキが焼けていく様子を連想させます。
焼けたらメイプルシロップをかけてバターを少しのせましょう。
お茶か牛乳も用意しましょう。
という具合で、NHK「連想ゲーム」のワンワン・ニャンニャンコーナーを思い出します……
って懐かしむ人は“それほど”若くはないはずです(←またか)。
幼い頃書いた漢字 No: 189 05/05/10 Tue 21:53:45
1日2回投函するのは反則かも知れませんが、
「デイリーポータルZ」というサイトの今日付けの“コネタ”の
『幼い頃書いた漢字』があまりにも面白かったので紹介します(下記リンク)。
コネタ中のテレビ番組風の絵を見て、声を押し殺して頭痛になるぐらい笑ってしまいました。
(近くに家族が居たので存分に笑えなかった……無念ι)
というのも。心当たりがあったからです。
私も保育園から小学校低学年にかけて、習ったこともない漢字を
雑誌やテレビから見よう見まねで書いていたんですよ。
手元に残っているのはやはり『メイプルタウン』関係で、
動物キャラの絵とタイトルのレタリングの隅っこに
「(C)東映動画・旭通信社」
……と(おぼしき文字が)書いてあります。な、なんで著作権表示を……。
もちろん(?)、読めもしない漢字も無理矢理読んでました。
電気やぐらごたつの注意書きの「発熱部」を「しんねっぷー」とか。気持ちは何となく分かるけど。
19年前にはもうこの運命から逃れられなかったのです(笑)。
http://portal.nifty.com/koneta05/05/10/01/
ともだち No: 188 05/05/10 Tue 19:42:55
●髪を切りに行ったついでに書店に寄り、“日録”(日記みたいなもの)用のノートと
いつも読むMac雑誌を買いに行きました。
某Mac雑誌の変わりようと言ったらありませんね……。
佐藤豊さんのサイトでも書かれていましたが、私にも馴染まないなぁ。
お洒落なものなどについての記事は確かにかっこいいですけど、
Mac好きのための雑誌としてのパワーは10分の1ぐらいになってしまった気がするのです。
(Macについての記事があっさりしすぎ!)
その雑誌で唯一いいと思ったのは、モリサワの書体である
「ゴシックMB101」の細い新書体が使われていたことです(笑)。
Macって、友達とか相棒みたいな存在であって、気取って使うようなものじゃないと思うんだけどなあ……。
ロゴが6色だった頃から使っている者としては何だか違和感がありました。
Macはやっぱり“可愛がる”ものですよね? ね?(←むやみに同意を求めんように。)
●岡崎律子さんの最後のアルバム、聴くのをまだ躊躇っています。
でも「ラジメニア」の岡崎律子さん特集は、テープのダビングも含めて3回聴きました。
選曲が素晴らしくて、何度も涙ぐんでしまいました……。
生きていく上で迷いがある人に、岡崎さんの歌をぜひ聴いて頂きたいです(私もか)。
番組中でかかった『君に逢えてボクはボクになる』
(歌:小森まなみさん)は大切な友人に捧げたい歌です。
ソノシート No: 187 05/05/08 Sun 22:21:36
私ぐらいの世代(1979年生まれです)までの方なら、「ソノシート」をご存知かと思います。
本などの付録についていた、薄いプラスチック製のレコードですよね。
このソノシート、製造元の工場の移転に伴って生産終了するのだそうです。
レコードを普通に聴く身としてとても気になるものなのですが、
“世界で最後のソノシート”になったのはPS2用のゲームの特典だそうで……(リンク参照)
か、買えん……、さすがに。ちょっと複雑な心境です。
なお、このリンク先ではソノシートの作り方が詳しく説明してあり、なかなか興味深いです。
その中の解説でちょっと気になったことがあったのですが、
>(レコードは逆に溝がしっかりしてくるので聞くほど音質は向上する)
というのはとても疑問です。少なくとも初耳でした。
音溝の鋭い部分は針によって削れてだんだんと細かい音が出なくなっていくものじゃないのでしょうか。
中古で買ったレコードの音がモソモソ、バリバリで酷かったことがあるのですが……。
レコードが磨り減らないようにカセットにダビングして
聴いたという話はよく聞きますよね(私だけか)。
>レコードにはCDには収録されていない周波数帯まで収録されており、
>CDとは違った暖かみのある音が出ると言われています
>(実際は収録なんてされていないのですが、何か違うモノは確かにあるんです)。
これも気になります。
CD用のマスターをそのまま使ったのであれば、20kHz以上は収録されないのでしょうけど、
レコード全てについて「収録なんてされていない」と言い切ることは出来ないと思います……。
……などという重箱の隅をつつく話はいいとして、
ソノシートが永遠に作られなくなるのは寂しいです。
デジタルだ、圧縮だと言っている今の世の中には必要のない録音媒体なのかも知れませんが……。
世の中から趣というものは確実になくなりつつあるような気がします。
余談ですが、初めて買ってもらったソノシート付き絵本は『メイプルタウン物語』でした。
ソノシートやレコード、聴いたことはありますか?
http://www.yetigame.jp/products/dearmy/sheet.html
偶然の産物 No: 186 05/05/05 Thu 22:00:19
●一昨日は名古屋で買い物の旅(?)を敢行し、
色々買いたい(or買ってみたかった)ものを手に入れました。
名古屋は歩けばどこにでも行けるから、いい。(地下鉄があるから)
確かに足は疲れるけど、ゆっくり動く視界から掘り出し物や店が見つけられる喜びは
自動車での移動ではなかなか味わえません。
しっかり計画を立てて目的のものを買いに行くことも好きですけど、
たまたま出会ったものがその後お気に入りになることが多い者としては
街の景色を見ながらぶらぶら歩くのはもっと好きですね。
●昨日から今朝方にかけて、友人と、友人の友人(ややこしい)と会って食事したり遊んだりしました。
初対面の人も何人かいましたが、類は友を呼ぶのか(笑)すぐ馴染めました。
かつて就職する前、もう友人は出来ないんじゃないかと思っていたのですが、そんなことは全くなくて。
人との繋がりは本当に不思議で、またありがたいです。
繋がりの中で新しい世界を知ることもありますし……。
その時カラオケに行ってまた“名曲発掘”できました♪
CooRieという二人組の『流れ星☆』という歌。
題名通り流れるような綺麗な曲です。
バックバンドの演奏の節々に菅野よう子的なおいしいオブリガートを
聴くことができる(と思う)ので(もしかして……)と思ったのですが、
作曲は長田直之氏という方でした。全く知らなかったのですが
他の作品も聴いてみたいと思わせる力があります。
はっきり言って、サビを聴かないと判らない最近の流行歌なんかよりずっといいです(←私だけか)。
5月5日 No: 185 05/05/01 Sun 20:19:58
ほぼ毎週聴いているラジオ関西の『青春!ラジメニア』で
5月7日に“岡崎律子特集”が組まれるそうです。
5月5日には彼女のファンクラブ限定だった楽曲を
まとめたアルバムも発売されるということで、予約しました。
もう一年経ってしまったのか……。
岡崎さんの新曲が出なくなってからの日々を十分噛みしめることもできないままに。
私のまだ知らない遺された音楽を味わうことができ、
彼女の思いに触れることができる今週後半を楽しみにしています。
新しい歌はこれでもう聴くことができなくなるとしても、心は受け継ぐことができる筈です。
冷やし中華、始めました。 No: 184 05/04/30 Sat 22:28:00
●今日の暮らしはすっかり夏らしくなっていました。
家の窓は解放して、ずっと裸足で過ごして、冷やし中華や索麺を食べて。
汗だくになって昨日の大掃除の続きをして、6畳の製作所内(自室)には炬燵が敷けるほどの
空間が出来たのでした(今敷いても暑いだけか)。
大きなものはもう増やせないので、長く使えるいいもの(好みのもの)に買い替えるとか、
そういう方向で何とかしていこうと思います。
なんせ部屋の家具の半分は“元々家にあったもの”なもので、
うまく調和させようと思っても難しいんですよね……ι
●トップページの写真は家の庭に生えているミントです。
葉をなでると、すうっといい香りがして、手にもちょっと残ります。
実はすぐ隣にはネギが植わっていて、離れて見るとなんともシュールな(?)光景なのでした。
もう一歩進むために No: 183 05/04/29 Fri 23:50:11
●午前は部屋の大掃除、昼からは出来たての高速道路に乗ってちょっと遠くへ行ってきました。
部屋の模様替えの一環で、数年間ずっと使っていないものを
処分にかかっているのですが(※捨てるわけではありません)
CDや本、録画して爪が折ってあるようなビデオテープは一瞬処分に躊躇います。
あの頃は、確かに好きだったのに……と。
人間は変わっていく生き物なので仕方がないのかも知れませんけど
好きだった頃にはさよならが訪れることなんて全く思わなかった筈です。
でもそれが、自分の成長や経験によって縁が全うされたものであれば
未来へ進む身を軽く、動きやすくするためのさよならと言えるのではないでしょうか。
するとまた、自然に新しい出会いが訪れるのですよね。
その中でずっと大切にしていける物事や人が少しでも多く見付かればと思っています。
未整理の写植の文字盤が結構多いので、図書館のように綺麗に分類して
小さな写植博物館のような、かつ人が来ても充分くつろげる部屋にできたらなあ……。
●書体のはなし・番外編。
メンソレータムのニキビ薬のテレビCM(“ダブルユー”が出てるもの)に
ナールの太いもの(ウェイトは多分DBかE)が使われていますね。
15秒の中でも一瞬しか見えませんでしたが、ポップでいい使われ方だと思いました。
ありきたりな書体で済まされてしまう風潮がある中で
昔からある完成度が高くて個性的な書体が使われていると、どきっとするぐらい新鮮ですね。
ダブルユーならもっと新しい書体でくるだろうと思っていたので、なおさらでした(笑)。
夏色 No: 182 05/04/28 Thu 23:36:06
黄金週間直前の今日。外の空気が“夏色”に変わった気がしました。
今日は快晴、暑かったですが風は爽やかでした。
山に自生する赤紫色のツツジと新緑がとてもきれいです。
さてさて。
亮月製作所も某フリーフォント紹介サイトさんに参加させて頂いているのですが、
着実においでくださっているようで嬉しいです。
人気のランキングにこだわることはあまりないのですが、
それでも順位が上がっているのは本当にありがたいです。
まだ「亮月書体」を使って頂いたことは一度もないのですが
使ってもらうためにはまず宣伝が必要だ、ということがよくわかりましたよ、先生!(←先生って誰だ)
単純に文字数を増やすだけじゃなくて、使ってもらえるレベルにするために
文字自体の改善もしていきたいと思っています。
でもまあ、写植ファンサイトが本業ですので、ゆっくりとですけどね……。
ミントティー No: 181 05/04/27 Wed 22:52:16
我が家の庭に、色々な草花が生えています。
今はカラスノエンドウが満開(?)で、ヘビイチゴがもうじきといったところです。
もちろん名前に騙されて両方とも小さい頃に食べたことがあります(めちゃくちゃまずかった!)。
でも、ちゃんと食べられるものもありましたよ。
今は枯れてしまったんですけど、小さなヒメリンゴの木があって
何度か実を食べたことがあります。カスカスでしたけど……。
今はといえば、ミントが大量増殖中です。
夏には森のようになるぐらい増えるのですが、いまいち有効利用できてません。
……調べてみると、「ミントティーにするとよい」とありましたので
挑戦してみようかと思います。葉は生でも乾燥させてもよいのですね。
う〜む、紅茶の世界には興味があるのですが
ものすごく奥が深そうで手を出そうかどうかというところです。
「はまったら最後」を合言葉に、色んな事や作品にどっぷりはまるのが
私だったりするのですが……(笑)。
横太スーシャ No: 180 05/04/26 Tue 23:09:48
久々に、書体のはなし・番外編を。
オーストラリア航空のテレビコマーシャルに、
写研の電算写植書体「横太スーシャ」が使われています。
この書体は、かの有名な極太丸ゴシック体「スーボ」の
作者である鈴木勉さん作の「スーシャ」を太くしたもので、
発表の時期から推測して、デザインはおそらく鈴木さんではなく
写研内で行ったものと思われます(事実未確認)。
見た目はスーシャの優雅さというよりはリョービの「ナウMU」のような
力強さやユーモラスさを感じさせます。
個人的には、写植が元気だった頃の書体と思うと何だか物足りなさを感じるのですが、
見本帳でしか見たことがなかった書体が使われているのを見ると嬉しくなってしまうのでした。
ごぶさたしてました。 No: 179 05/04/25 Mon 23:32:14
久し振りの投函になってしまいました……。
23〜24日は友人と目一杯楽しんでいました。
23日は久し振りにお酒を酌み交わし、沢山話してお腹が痛くなるぐらい笑っていました。
そのあとは夜が明けるまで球技(いや、卓球とボウリングです)を。
体力を使い果たすまで、全力で。
先週までの嫌な雰囲気(と、自分)をぶっとばせ! てな感じでした。
24日は前日とはがらっと変わって、ゆっくりと名古屋の散策でした。
中心街・栄にできた大型店鋪「ラシック」「サンシャイン」などなどへ。
前者はインテリアや雑貨の店がたくさんあって、自室の模様替え熱がさらに悪化しそうでした(笑)。
そういえば、「クロワッサン」という生活雑貨のお店のPOPで「ことり文字ふぉんと」発見! でした♪
あと、そこそこ大きい本屋さんもあり、建物の雰囲気もあって静かで穴場なんですね。
後者はビルに観覧車が生えている(!?)のですが、
そこの料理店で食事中に観覧車の乗客と手を振り合ってみたり(アホだ)。
観覧車に乗ってみると、なるほど食事中の人が丸見えで、しかもこちらを注目してて笑えました。
……という感じでとても充実した二日間でした。
やっぱり友と過ごす時間は最高です。
またどっか行こうね。(←すべての友へ。)
亮月ごちっく、初版。 No: 178 05/04/16 Sat 10:20:37
「書体制作部」で、「亮月ごちっく」“初版”を公開しました。
今まではひらがな書体だったのですが、カタカナと一部記号も使えるようになりました。
これで仮名書体としては完成です(けど、漢字も作ると思う)。
カタカナだけを作るのに7ヶ月もかかってしまいました……。
実は去年の“ひらがな版”公開の時は突貫工事で、
1年かけて原字から作った仮フォントを1日で修整し、
公開の準備(見本作りやHTMLなど)をしていたんです。
それがかなり辛かったので、今回はじっくり時間をかけて作ることにしていたのです。
納得いくまで時間をかけようと思っていたら、課題は山積みでした。
原字を描いてみたら始めの文字と終わりの文字で太さが違ってて描き直したり、
カタカナをフォント化している時に、去年公開したひらがなの
おかしい所をたくさん見付けて修整したり、
一昨日のようにフォント作成ソフトの限界(?)と戦ったり。
なかなかに多難でしたが、公開することができて嬉しいです。
よろしかったらダウンロードして使ってみてくださいね。
こちらです↓
http://ryougetsu.hp.infoseek.co.jp/seisaku.html
精一杯 No: 177 05/04/14 Thu 22:11:11
書体制作にっき。
制作も最終段階だ、と思ってフォント作成ソフトで一文字ずつ思いきり拡大して
細かいところまで確認していたんです。そうしたら……
仮名の濁点の形がおかしくなっていましたιι
原字をトレースした時には確かに滑らかな曲線だったのですが、
フォント作成ソフトに登録した段階でかなりいびつになっていたのです。
しかも、文字の形に合わせてソフト上で濁点を回転させたものは全滅でした。
何故だろうと思い、画面いっぱいに濁点を表示させた状態で
濁点をゆっくり回転させてみると……
何とアンカーポイント(補助点)がグリッド(升目)に添ってカクカク動き、
次第に原形を失っていったのです。つまり元の形のまま回転できないのです。
去年公開したものもそういった原因で濁点以外も輪郭が歪んでいたようで、
ほぼ全ての文字を見直すことになってしまいました……(修整済)。
あとは濁点をソフト上で作り直さなきゃ……。
私が過剰な精度を求めているだけなのかも知れませんが、
思い通りの文字が作れないのはやっぱり辛いですので
ゆくゆくはしっかり作れそうな「漢字エディットキット」に移行しようと
ひそかに心に決めたのでありました(あくび印御中のフォント参照)。
(でも、今使っているソフトにはとても感謝しているんですよ)
早く公開したいなあ……。
わたしの夕桜 No: 176 05/04/13 Wed 20:33:54
トップ写真を更新しました。
今日の夕方に撮影したのですが、見事な満開、見事な夕焼けでした。
これを観るために仕事帰りは何処にも寄らなかったり。
写真のような色合いになるのはほんの20分ほどなんですよ〜。
この場所の、この時期の、この時間にしか観られない“わたしの夕桜”、なんて。
写真中央の大きな染井吉野の左に立っているのが遅咲きの八重桜です。
この八重桜が実を着けるまで、私のお花見の時期は続くのでした。
明日は晴れる? No: 175 05/04/12 Tue 22:26:54
家の前の桜は満開になりましたが、2日連続で雨が降っています。
何だか勿体ないな……。明日は晴れないかな。
書体制作にっき。
今度公開する書体の発表に際して、
「OpenTypeフォントを正式に公開するにはAdobeから取得するべき」
といわれている、“XUID”(拡張固有ID・発音出来ん)というものを取得しました。
今まで公開していたフォントはなんとなく正式っぽくなかったので
今度公開の書体をもって正式に公開ということにしようかと思っているのです。
亮月製作所のXUIDとして「1078」を頂戴しました。
取得にあたって、すずこんさんの「OTF・XUIDについて」(下記リンク)がとても役に立ちました。
あやさん、どうもありがとう*
すずこんさんのIDが「1033」ということは、取得する人ってあまりいないんでしょうかね〜。
OpenTypeフォントを作っている人ってもっと多いと思うんですけどね。
今は文章を組んでみて全体的な様子を見ているところです。
そろそろ発表できたらいいな。
……余談ですが、最近制作中に聴いてる遊佐未森さんのアルバム『モモイズム』の最後の曲の
『ブルッキーのひつじ』が頭をぐるぐる回って離れません。仕事中も。
最初聴いた時は椅子からひっくり返りそうでしたが、すっかりお気に入りです。
♪チャラララッチャラ、「ヘイ」 というのがたまりませんね(笑)。
レイオレイオレイ、レイオレイ。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA033716/XUID.htm
遅咲きの八重桜 05/04/10 Sun 22:28:45
●家の前の桜並木が金曜日から咲き始め、今日は9分咲きでした。
染井吉野の淡いピンク色がとても美しいです。
いつもは入学式に間に合うように咲くのだけれど、今年はちょっと遅いのかな。
その中に1本だけ、私の家のすぐ近くに八重桜が植わっています。
4月の下旬になって葉っぱと一緒に白い花をつけるのですが、
その佇まいは華やかというよりは清楚で穏やかです。
若い緑と白の対比が美しくて、とりわけ好きな桜の木なのです。
周りよりもちょっと遅くても、時期が訪れれば必ず咲く八重桜。
その生き方に共感を覚え、ひそかに応援しています。
●最近、友人からお手紙やメールをよく頂きます(ありがとう)。
嬉しい気持ちと感動でいっぱいになりました。
友人の言葉や気持ちは、私が一歩一歩を進むときにたしかな力になっています。
風邪ひいたりヘコんだりもするけれど、わたしにとって友人が特効薬なのです。
●はっ、しまった……追伸です。
今度公開の書体についてですが、字形の調整がほぼ終わりまして、
仮のフォントにして文章や言葉を印字してみて
位置や形が全体の中で浮いていないかをチェックする段階に入りました。
原字(書体の下描き)をすべてフリーハンドでやったため、
完璧に調整しきることはできないとは思いますが、もう少し時間をかけたいです。
20000という数字 05/04/08 Fri 23:11:32
亮月製作所のサイトも創立以来述べ20000人にご来訪いただき、
誠にありがとうございます。
20000アクセスという数は多いのか少ないのかわかりませんが、
「6年弱で2万」と考えると決して多いものではありません。
大台と(私に)言われている10万アクセスに到達するまでにあと24年かかるのです(笑)。
そう考えると私のサイトは吹けば飛ぶような“零細サイト”でありますし、
無理をして(宣伝しまくったりして)大手になるつもりは毛頭ありません。
大手サイト御中が、車のよく通る大通りの大きな店鋪だとしたら
私のサイトは地方の街の歩行者天国の一角にある小さな写植屋さん、といったところでしょうか。
私には歩くような速さが一番心地いいのです。
歩いているからこそ見えるものがあったり、出会えるものが多かったりすることもあるのです。
そして、毎日のように立ち寄る常連さんにも、ふらっとおいでくださった方にも
楽しんでいただけるようなサイトでありたいです。
私がアクセス数を数えているのは、来た人の多さを誇るのではなく
日々少しずつ増える数字を見て、何か私のサイトを気にかけてくださる人が
確かにいるという励みのためであります。(ありがとうございます。)
こんな私ですが、これからも変わらず亮月製作所をよろしくお願いいたします。
つじあやの、更新しました 05/04/07 Thu 20:48:02
昨日寝込んでいて買えなかったので今日買った
つじあやのさんの新曲シングル『春風』を聴いています。
今日も職場の先輩が「有線で流れてたよ〜」とか言って
私がまだ聴いたことのなかったサビを歌ってくれました。
小西康陽氏による元気いっぱいの編曲と、
つじ嬢の「もう一度君に会いたい」という意味合いの歌詞にとてもぐっと来ました。
体は本調子ではないのですが、どうしても更新したかったので
よろしかったらご覧くださいませ。こちらです。↓
http://ryougetsu.hp.infoseek.co.jp/tsuji.html
充実の二日間 05/04/03 Sun 22:14:59
土曜日は名古屋で知り合いの方(と言っても初対面でしたが)にお会いし、
たいへん充実した時間を過ごすことができました。
とっても楽しく、また勉強になりました。ありがとうございました!
今日は雨だったので、今度発表する予定の書体の
アウトライン(輪郭)データの調整をしていました。
去年公開した部分についても見てみたのですが、
びっくりするほど荒のある線で、そちらも修正する羽目に……。
取り敢えず作業は終わったのですが、次は仮にフォント化してみたのち
実際に文字を組んでみてバランスをとる作業に入ります。
これからが一番辛くて面倒くさいですね、私にとって。
公開は今月なのか来月なのかいつになるかわかりませんが、
必ずお目にかけますのでもうしばらくのご辛抱を……。
(とはいえ、私が作る書体の公開を待っている人なんているのだろうか?)
これしかできない 05/04/01 Fri 23:38:53
作曲家の筒美京平氏。
特に昭和40〜60年代に腕を振るった大先生(と私は呼ぶ)なのですが、
時代を縦断して彼の作品を聴いてみると
その曲調のヴァリエイションにはただ驚くばかりです。
歌謡曲の真骨頂『ブルーライト・ヨコハマ』から
TOKIOの『AMBITIOUS JAPAN!』まで。(最近の作品はよく知らないけどι)
彼の沢山ある引き出しから歌手や時代に一番合った曲を紡ぎ出す才能は
誰にも真似できるものではないと思います。
「これしかできない」んじゃなくて、「これを選んでする」。
私も沢山の“引き出し”を身に着け、様々な作風や物事に挑戦したいと思ってますが
私には写植のファンサイトを作るのが精一杯ですし、
ましてや書体づくりに至っては全く才能がないのではないかと。
……ただ、嘆いているばかりでは仕方がないですので
まずは沢山本を読んで、沢山の人に会って、沢山のことを体感して、
世界を拡げることから始めてみようと思います。
これを新年度の抱負といたします。なんて。
あゝ、年度末 05/04/01 Fri 00:36:37
23時半まで仕事で職場にいました。とても疲れました。
こんなに遅いのは私の仕事では始まって以来です。
でも無事年度が越せそうでほっとしました。
明日から新しい気持ちで頑張ります。
よい新年度をお過ごしくださいね。
何だか気持ちが悪いので寝ます。
おやすみなさい……。
メッセージ 05/03/30 Wed 20:21:31
●今朝、職場近くのごみ集積場にて。
30年は経っただろうと思われる木製の家具が置いてありました。
私の住む街では、粗大ごみには出した人の名前を書いて貼っておくという
ことになっているのですが、そこに書かれているメッセージに目が留まりました。
「長い間お世話になりました。」
と。
きっと持ち主だった人は愛着を持って長い間大切に使ってきたのでしょう。
何か別れの言葉をかけたくなるぐらいに。
朝からちょっとあたたかくてせつない気持ちになりました。
●家に帰って真っ先に見るのは、ポストです。
友人知人からお手紙が届いていると、とてもうれしい。
この瞬間が訪れるときを毎日楽しみにしています。
一文字一文字手書きで綴られた文を読んでいると、姿や声が思い出され、
隣で話をしているような感じがするのです。そして何度も読み返してしまう。
それは文字や文章、便箋や切手選びなどに確かに心がこもっていると分かるからなのでしょうか。
時間と距離の隔たりがあるからこそ、伝わるものもありますよね。
はせフリーミン 05/03/29 Tue 23:57:36
27日に泊まった友人宅に置いてあった漫画の
『ミルモでポン!』7巻を読んでいたら、使われているのを初めて見た書体がありました。
「はせフリーミン」という写研の電算写植(組版システム)専用のものです。
最近の写研の書体見本帳でしかお目にかかれなかったので感動しました(大袈裟か)。
作中の物語の文章に使われていたと思うのですが、
その名の通り明朝体を丸文字っぽくフリーハンドで描いたような
ちょっとメルヘンチックで脱力感ある書体です。
写研の1990年代後半以降のほかの新書体では「イナピエロ」や「ゴカール(漢字)」なら
NHKやTBSの字幕等で割とよく見られますが、印刷物ではやはり漫画ぐらいでしょうか。
適材適所ではあると思いますが、ちょっと寂しいですね……。
なりきり 05/03/27 Sun 00:11:00
●昨夕は『3年B組金八先生』の最終回スペシャルを観てたからか、
夢では金八先生になって教壇に立って出席を取ってました(笑)。
多分、あまりの感動でだーだーに泣いたからだと思うな……。
夢だとしても、話し下手な自分の口から“金八節”が流れるように出てくるとびっくりしますね。
●今日の更新。
「イラスト制作部」に2001年の絵を掲載しました。
絵柄から何から恥ずかしい時代に突入しましたが、
この時代がなかったら今の自分(の絵)はなかったわけなんですよね。
当時は自分を見失って渾沌としていましたので
お見せして差し支えないものだけを載せさせて頂きました。
写植も使っていますので、よろしかったらご覧くださいね。
天気雪 05/03/25 Fri 12:35:40
こちら、天気雪が降っています。
別名「狸の嫁入り」(とは言わないか?)。外はとても寒いです。
おそらく今季最後の雪になることでしょう……
といって、4月に雪が降ったのを見たこともありますけどね。
BGMはもちろん、岡崎律子さんの『4月の雪』で(やっぱりか)。
うなされる 05/03/24 Thu 22:57:26
ゆうべのこと。
●今制作中の書体とは別の新書体の案が頭の中に浮かんできて
1時間ぐらい眠れませんでした。デザインはああしてこうしてと。
今のを早く完成させたいですが、微調整はなかなか根気と時間の要る作業なんですよね。
トレースは終わっているのでやろうと思えば明日でもフォントを発表できるのですが
自分が納得いかないので、もうちょっと煮詰めて(※)みたいと思います。
※煮詰める:問題点が限定されていき解決に近づくこと、ですよ。誤解なきよう……。
●そして変な夢を見ました。
最近は、かつて毎日会っていたけど今は滅多に会わない友人の夢ばかり見ます。
それも毎日日替わりで。
でも容姿と中身が別の友人だったり、態度がころころ変わったりでうなされるような感じなんですよ。
もうちょっと筋の通った夢が見たいなあ。(←それじゃあ夢じゃないか)
夢に現れた人が会いたがっているというのを読んだことがありますが、
こんな私ですから、それだけはないと思う……。
15秒待つ 05/03/22 Tue 21:24:42
行列で前方がなかなか動かない、ネットのアクセスがしづらい、
やかんのお湯がなかなか湧かない、などなど、
いらいらしそうになったら深呼吸して「15秒待つ」ことにしています。
待ってうまくいけば御の字ですし、駄目だったら諦めて他の事をするのです。
いらいらしてもいい事はひとつもないと思うんですよね。
だからいらいらの対象に15秒の時間を預けて出方を見てみる、ということです。
自分では全くどうしようもない事を怒っても仕方がないですからね。
ほんの15秒を待てない生き方って、なんだか勿体ない気がするんです。
負の感情に時間を費やすかわりに、その対象の立場を考えるための
ほんの少しの余裕が欲しいですね。
……あ、火にかけたやかんだけは、諦めてほったらかしにしてはいけませんよ。念のため。
ばんざい! 05/03/17 Thu 22:46:42
ごぶさたしておりました……。
最近帰宅後が妙に忙しくてへとへとなんですが、
わくわくするようなことがたくさんありました。
●品切れで再プレス中だった村上ユカさんの『アカリ』が速達で届きました♪
再プレス……着実にファンを増やしているって事でしょうかね〜。
村上ユカさんのCDは(友人の協力もあって)全部揃いました。ばんざい!
●14日、去年の夏からずっと気になっていた「Hi-MD」の
録再ウォークマン1号機であるMZ-NH1を購入しました。
実は2月に新型が発売され、本機が生産終了になったのですが
敢えて旧機種であるこちらを買いました。というのも、
MP3が再生できるようになった以外は退化してしまった気がしたからです。
電池の持ちが悪くなった、従来のMDモードで録音できなくなった、
機能が削られた……というのが気に入らなかったのです。
肝心の「リニアPCM録音」(圧縮しないのでCDと同じ音質で録音可)は
その場で本当に音が鳴っているかと思うぐらい生々しく、びっくりしました。
新機種のおかげで安く買えたので、とても満足しています。
しかし……ディスク1本700円ってιι なかなか使えんやんか−。
●と同時に、先日修理に出したカセットのウォークマンプロフェッショナル
「WM-D3」が見事修理に成功したらしく、お店の人によると「快調」とのこと。
よかった。本当によかったです。Hi-MDがあってもカセットだけは手放せないのです。
カセットで録った音は瑞々しく、迫力があって好きなんです。おまけにテープは安いし(笑)。
デジタルとアナログの両極端ですが、どちらも主に演奏の生録音で末永く活躍してもらうつもりです。
●今日、ZIP-FM(エフエム名古屋)を聴いていたら。
「みんなのうた」の『カゼノトオリミチ』で有名な
堀下さゆりさんが生出演されていました♪
しかも1曲ピアノの弾き語りもあり。
慌ててカセットデッキの録音ボタンを押したのは言うまでもありません。
歌声はもちろんですが、話す時もよい雰囲気なんですね〜。
彼女は就職活動の一環でデモテープを送ってみたら会社からオファーがあったそうで。
人生どうなるか分からないものですね。私も堀下さんと同年齢。
我々(って誰だ)も頑張らなきゃ、ですね。
10年たったら 05/03/13 Sun 11:36:41
●3月10日で、私が毎日書いている『日録』(日記のようなもの)が
10周年を迎えました。
将来の自分以外に読者はいないわけですが、感慨深いです。
第1回の文章から抜粋します。
「95.3.10(金)
卒業式であった。「皆泣くぞ」と予想していたが、
式では泣かず、教室での打ち上げ(?)で泣く。特に先生の言葉が泣けた。
やはり、3Bになって良かった。3年後を楽しみにしている。
最後の三本締めでクラスは解散したが、心はつながっている筈である。」
(以上、原文まま)
だそうです。素っ気ないですが、それなりに感慨深かったようですね。
その後『日録』は私と一心同体の文章が綴られていくわけですが、
好きな物事人のことばかり追っかけて肝心の自分について考えることがとても少なかった。
そんな時代が7年以上続きました。中学時代も考えてなかったかも知れない(記憶がない)。
だから今、ある意味空白だった過去のツケを精算し、整理しているわけなのですが。
人との関わりが増え、世界が広がれば、当然自分というものが問われます。
それに気付かなかった愚かな10代の自分を責めるのではなく、
これからどうありたいか、どうするか、どうしているかが大切であることは
ここをご覧になっている方はよく心得ていらっしゃるかと思います。
『日録』は「これから」を歩む自分の相棒でもあり、
「今」のありのままの自分を残しておくシビアな記録でもあります。
10年たったら「あの時ああしててよかった」と思える自分でありたいです。
蛇足ですが……
五十嵐夕紀さんという(元)歌手の『6年たったら』(1977年)という歌が思い出されます。
作詞が松任谷由実名義第1作で、筒美京平作曲でした。
期待感に溢れる爽やかな曲です。自分が生まれた頃の音楽はとても心地よいのです。
●昨夕はお世話になっているマッスグ氏のライヴを聴きに行ったのですが
飛び入りで弾くことになってしまいました。
相変わらず下手くそですが、アドリブのやり取りがうまくいってたまらない気持ちになりました。
ピアノの間近に年の近そうな女の子達が座っていて熱心にこちらを見ていたのですが
「ジャズっていいな〜、やってみたいね〜」という声が聞こえてきて
感激してしまいました。……いや、私得意のソラミミか?(笑)
発掘先で見たものは 05/03/09 Wed 22:58:39
●昨日届いた、『大地のla-li-la』(2003年)。
カラオケで聴いてもとてもよかったですが、原曲はサウンドもさることながら
ヴォーカルもたいへん素敵です。カップリング曲も民族音楽みたいでよいです。
2曲とも上野洋子さんと伊藤真澄さんという方が歌っているのですが、その掛け合いがいいのです。
ただ残念ながら両人とも私は知りませんでしたし、どちらがどちらの声か分かりません。
落ち着いた雰囲気の声と、ホワ〜っとした矢野顕子さんみたいな声と。
もっと彼女らの歌や音楽を聴いてみたいのですが、
出会った先から行き詰まってしまいました……ιι
●書体制作がゆっくり進んでいます。
片仮名のトレースが半分終わりました。
最近だと「中村書体室」「あくび印」「よっさいと。」各御中などなど、
新書体を積極的に発表されていると自分も作りたくなってくるんですよね。
亮月製作所では時間の流れが他のサイト御中の5分の1になっていると思っているのですが(何故5分の1なのだ)、
遅いなりに頑張ってまいります。まずは片仮名の完成させたいです。
そしてゆくゆくは、漢字も少しずつ。
充実の土日 05/03/06 Sun 22:33:39
泊りがけで友人と過ごしておりました。
土曜日はカラオケや行きつけのインド料理屋(辛いもの好き!)へ。
カラオケで友人が歌っている歌がとても気に入って、CDを買うことがよくあります。
私にとって、自分の知らない歌を沢山聴けるカラオケは“名曲発掘”の貴重な源なのです。
1年前に友人の歌で聴いた『スクラップド・プリンセス』という
アニメの歌が素晴らしく心地よくて、でもタイトルがずっと分からなかったので
Amazonで検索して買うことにしました。『大地のla-li-la』。
この歌は風が草原を駆け抜けるようで非常によいです。来てます来てます(?)。
日曜日は「愛・地球博」の開催間近の会場まで行ってみました。
豊田市の片隅にあるひなびた小さな無人駅だった八草駅が
対面式ホームの大きな「万博八草駅」に変わり果てていて、
驚いた、というか笑ってしまいました。「八草のくせに〜っ!」と。
その万博八草が始発の「リニモ」という実用日本初の磁気浮上式リニアモーターカーが
たまたま今日開通で、勢いで万博会場まで乗ってしまったのでした。
軌道から常に8ミリ浮いていて、とても静かなのに力強くて速い。
これこそ21世紀の乗り物のあるべき姿ですね(と思う)。
会場の中には勿論入れませんでしたが、木材を主にしたパビリオンが
沢山建っていてとても感動しました。私達と同じように訪れた見物人も沢山いました。
これが開催すると大変なことになるんんだろうなあ。
と同時に、開催期間が終わったあとの駅とかの大袈裟な施設は
どうするんだろう、とちょっと心配でもありました。
でも名古屋圏が最近元気で嬉しいです。
ナカライン 05/02/28 Mon 22:22:55
「ゴナ」「ナール」などで有名な書体デザイナーの中村征宏さんが
「ナカライン」という新書体(という言い回しを最近あまり見ないなあ)を発売されましたね。
楷書系手書き風書体の真打ち登場、といった感じです。
私が漢字の手書き風フォントを完成させてたらこうなったんだろうな〜(半分は希望)。
昔から書体のデザインをやられている方の文字は見ていて心地いいです。
書道に通じるようなバランスの感覚に優れている気がします。
私もかつて書道をやっていましたが、書体の線のバランスは全然です。見習わなきゃ……。
「ナカライン」というネーミングがまた、写研っぽくて写植ファン心(?)をくすぐりますよね(笑)。
中村氏はまだ2書体を販売されているのみですが、これからの活躍がとても楽しみです。
「ナカライン」についてはこちら(「中村書体室」内)↓
http://www.n-font.com/new.html
プレッシャーと絵 05/02/27 Sun 22:30:58
友人のご両親に依頼されていたデザインの仕事がひと段落しそうです。
は、早くフォントを作りたい……。手紙やたまった日録(日記)も書きたい……。
数少ないイラスト仲間である、友人の弟クンと絵について語り合ったり
描いたりしていたのですが、今日は全く調子が出ませんでした。
描いては消しの繰り返しで、手が震える程緊張していました。顔さえきちんと描けない。
よくあることですが、頭がガチガチになっているようです。右脳が働いてないんじゃないかというぐらい。
絵に関してはとにかくプレッシャーに弱いんです。鉛筆を持って2時間描けなかったこともあります。
最近は特に、きちんと描き上げられるのが少なくなってきました。
落描きでもして、頭がほぐれるのを待とう……。
ウォークマンプロフェッショナル 05/02/26 Sat 00:05:48
カセットテープの方がMDよりも断然使用頻度が多い私は
ウォークマンプロフェッショナル「WM-D3」という録音機を愛用しています。
カセットと思えないほど鮮明に音の雰囲気を残してくれる名機で、
その名のとおり業務用としても使われていたようです。
ここ最近回転が不安定だったので先週修理を依頼していたのですが、
ソニーに部品が残っていないとのことで修理不能のまま返ってくることになりました……。
小型かつまともな生録音ができる(録音したものが音楽として聴くに堪える)のは
10年以上前に生産終了になったこの「WM-D3」しかなかったので、ものすごく残念です。
どなたか、メーカーで修理不能になったものでも修理してくれる会社を
ご存知でしたら教えてください。切実なんです。
「ウォークマン 修理」で検索したらHi-MD録再ウォークマンがヒットして
さらに凹みました。まあ、欲しいには欲しいですけど……。
樹木の吐息 05/02/22 Tue 20:33:52
寒い夜。
外に出ると、春が来る時の匂いがします。
例えるのが難しいですが、樹がはあっと息を吐いたような匂いです。
わけもなく心が震えます。寂しいわけじゃないのに寂しさのようなものを感じます。
何かを探しているような、懐かしいものを見ているような、せつなさ。
新しい季節への期待感も、日に日に高まっているのですが……。
嗅覚というのは、どうもくせものです。記憶や感情と直結しているようで。
今あるものとの調和 05/02/20 Sun 22:27:57
1週間前に注文した小さなオープンラックが届きました♪
焦茶色で角丸長方形の、シンプルなもの。
そこへ、座卓の上に置きっぱなしだったオーディオを収納。
すると何だか、私の部屋にはそぐわないくらいよい一角になり感動しました。
というのも、家自体が典型的な1980年代前半の様式で、
デザインや色のシンプルなものがなかなか似合わないのですι
将来を見越して白い壁+黒っぽいフローリングと合うようにと選んだのですが、
自分で見つけ、自力で買った家具や雑貨が今あるものとうまく調和するととても嬉しいものですね。
部屋の整理と模様替えがますます楽しみになってしまったのでした。 |